夏休みの講座について

2010 年 5 月 24 日

 早いもので、2010年度の前期講座も半分以上の日程を消化しました。もうしばらくすると、夏の講座から新規に入会していただく会員の募集活動が始まります。

 今年の夏休みの講座の日程は、次のようになっています。

  1. 1)4・5年部「夏期講座」
       7月24日(土)~8月11日(水)  14日間
  2. 2)4・5年部「夏期集中特訓」
       8月18日(水)~26日(木)    8日間
  3. 3)6年部「中学受験夏期講習」
       7月22日(木)~8月12日(木)  19日間
  4. 4)6年部「夏期集中特訓」
       8月18日(水)~26日(木)    8日間

 このように、各学年とも夏休みの講座は二種類あります。「同一学年にどうして二種類の講座があるのか」といぶかしく思われたでしょうか。そこで、少し講座の意図や内容の違いについてご説明しておきましょう。これから中学受験対策を始めるご家庭には、どの講座から受講すればよいのかを考えるうえで参考になると思います。また、会員のご家庭におかれても、それぞれの講座の主旨の違いが明確になり、お子さんの受験準備に向けた学力形成の流れがよりわかりやすくなることでしょう。

 4・5年部の「夏期講座」は、この春からの通常講座(前期講座)の学習を引き継いで進めていきます。つまり、この講座が弊社の学習指導の中心的役割を担っています。秋には後期講座が始まりますが、夏期講座で学習した範囲からバトンタッチし、さらに先へと進めていきます。

 下表をごらんください。4年部開講から6年部の4月末までが「基礎力養成期」にあたります。ここまでで小学校の全履修課程を学び終えるとともに、中学入試に向けた基礎学力の育成指導を完成させます。夏期講座はこの流れに沿った指導をしています。なお、4年生いっぱいまでは算数と国語の二教科を指導(夏期講座では、理科・社会の基本事項を押さえた指導も行います)し、5年部開始時から理科と社会が加わります。

 下表である程度おわかりいただけると思いますが、4年部では算数が学校の教科書の進度よりもかなり進んでいます。5年部ではさらに大幅に進み、6年生の教科書範囲を学習しています。

 6年部における夏休みのメイン講座は、「中学受験夏期講習」です。4・5年部の講座と呼称が違うのは、すでに教科書の全範囲を学び終えた段階にあり、夏休みのこの講座は、入試全範囲を一通り学ぶ独立した講座だからです。

家庭学習研究社の学習ステップ

  「夏期集中特訓」は、いずれの学年も講義形式ではなく、演習形式の指導形態を採ります。4・5年部の「夏期集中特訓」は、前期講座と夏期講座で学んだ範囲のうち、特に重要な事項の理解を深め、定着させるための講座です。演習形式ですから、重要問題をテスト形式で解き、それをもとに解説講義をしていきます。6年部の「夏期集中特訓」では、広島の中学入試で出題された問題も含め、いよいよ入試問題への取り組みを開始します。

 これから入会をされる場合、どなたにも「夏期講座」「中学受験夏期講習」の受講から始めることをお薦めしています。特に4・5年生の「夏期講座」の場合、すでに会員として通学しているお子さんも、これから入会されるお子さんも、新規に登場する単元を一から学んでいきます。入会したてのお子さんも、授業をしっかりと聴き、復習をまじめにやっていけば、ついていくことができるでしょう。

 一方の「夏期集中特訓」は、既習の広い範囲から出題される問題に取り組んでいくことになります。また、内容もかなり高度で、これから受験勉強を始めるお子さんには負担が大きいと言えます。ですから、4・5年生の場合、まずは「夏期講座」を受講してみることをお薦めします。

 いずれにせよ、夏休みから受験勉強を始めるお子さんにとって、進んでいる進度をどう取り戻すかが問題となります。そのための勉強は楽とは言えませんが、受験勉強をある程度やってから、対策を考えていけば大丈夫です。例年多くの子どもたちが夏休みから受験勉強を始め、成果をあげています。指導担当者も、お子さんの状況を見てアドバイスしていきますから、心配はいりません。

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カテゴリー: 中学受験, 家庭学習研究社の特徴, 行事のお知らせ

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