あなたは子育てに「向いている」?   ~その3~

2011 年 5 月 16 日

 今回は、「あなたは子育てに向いている?」のまとめをしてみたいと思います。その前に、あなた自身の傾向はどうか、前々回でご紹介した質問に答えてみてください。そのうえで、今回の記事をお読みいただいた方が、参考にできる点が多いのではないかと思います。

 さて、ここまでのデータからわかってきたことがあります。自分を「子育てに向いている」と思うおかあさんは、「人の面倒を見るのが好き」で、「のんき」なタイプが多いようです。一方、「自分は子育てには向かない」と思うおかあさんは、「面倒なことはダメ」「なかなかふんぎりがつかない」「言いたいことが言えない」「他人に対して批判的」であると自己認識しておられる人が多いようです。あなたの結果と一致しているでしょうか。

 子育ては、一日として休むことのできないうえ負担の多い仕事です。そうした仕事に「向いている」と答えるおかあさんは、自分のことを「人の面倒を見るのが好き」とか、「私はのんきなタイプ」と思う傾向があるのは頷けるような気がしますね。

 逆に、「面倒なことは苦手」で、「なかなかふんぎりがつかない」「心配性だ」「どちらかというと批判的なタイプだ」と、自分のことを思っている人は、常にイライラしたり悩んだりする傾向があり、忍耐強さ、我慢強さ、楽天性が求められる子育てには「向かない」と考えてしまうのでしょう。

 このアンケートを企画し、実施された田中喜美子さんは、次のように述べておられます。

 以上の結果を読んで、「わぁ、私は断然、子育てに向いていないや!」とがっかりなさらないでくださいね。だいたい「人の面倒を見るのが好き」でしかも「のんき」などという人は、そんなにいるものではありません。たいていの人は、面倒くさいことは嫌いですし、スピードと刺激にあふれている現代社会のなかで「のんき」でいることは難しいのですから。

 そのうえ、「これが自分の性格」と思い込んでいるものも、実は状況によってかなりつくられた部分があり、状況が変われば変わることも多いのです。

 どうでしょう。田中さんのおっしゃる通りだと思います。たとえば、子育てについて相談できる友人がいるかいないか、夫が子育てに積極的に協力してくれるかどうか、おじいさんおばあさんがときどき子どもの面倒を見てくれるかどうか、などによって、おかあさんの心の状態は随分違ってくるに相違ありません。

 そういう環境に恵まれていれば、どなたも子育てに対する受け止め方がかなり変わってくるのではないでしょうか。子育ては1日たりとも休みのとれない仕事ですから、自分の子育て環境によって負担が随分違ってきます。

 また、子育ての最中にあるおかあさんがたが集まり、子育てについて話し合ったり、ともに勉強したりできる場があったならどうでしょう。それによって勇気づけられることや、子育ての意欲や指針を得ることもできるのではないでしょうか。弊社は昨年から「おかあさん塾」(おかあさんの勉強会)という催しを実施していますが、こうした発想から企画したという経緯があります。これをお読みいただいているおかあさんが、弊社の会員家庭のおかあさんなら、ぜひこの催しに参加してみてください。子育てや受験生活のフォローの負担が軽減されることでしょう。

 ともかく、わが子の中学受験を視野に入れておられるご家庭の場合、子育てに加えて、受験勉強のサポートも加わります。子どもの勉強がうまく行かないときなど、親は気を揉むものです。それがそのままストレスにつながってしまわないよう、上手に心のケアをしていただきたいと思います。自分の性格を変えることはできないものですが、ストレスを溜めないような気持ちのもちかたはある程度できるでしょう。また、ご主人との連携体制でわが子の受験生活の応援をしていくことも必要でしょう。

 おかあさん自身の気持ちがしっかりとしていることは、とりもなおさずお子さんの受験生活の充実にも直結することです。自分の性格と向き合い、少しでも気持ちのよい子育て生活を送っていただきたいと存じます。


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