中学受験生の保護者の皆様へ ~入試本番にあたって~

2012 年 1 月 16 日

 中学入試の本番が目前に迫ってまいりました。なにぶんにも、将来を見据えて行動できるまでに至っていない小学生の受験です。お子さんが受験に照準を合わせ、しっかりとした勉強の取り組みができるようになるまでが大変であったことと思います。

 大人は先を見通して行動しますが、子どもにはまだそれができません。受験勉強に本腰を入れて取り組む様子が見られないわが子を見て、イライラしない親などいません。おそらく殆どのおとうさんおかあさんは、こうした気持ちと闘いながらわが子を見守ってこられたことでしょう。

 とりわけ、わが子と接する時間の多いおかあさんがたにおかれては、受験勉強を始めてから今を迎えるまでにはたくさんの葛藤があったことでしょう。その一つひとつを思い出すと、万感の思いがこみあげてくるのではないかと拝察いたします。

 受験対策にはいろいろな方法があります。勉強をまるごと塾に預けて鍛えてもらうこともできます。そんななか、家庭学習研究社にわが子を通わせて受験をさせるのは、親にとって楽な選択ではなかったでしょう。なぜなら、子育てという大仕事のうえに、勉強の自立に向けたフォローをしなければなりません。これは、大変ストレスの伴うことです。

 しかしながら、「だからこそ、この方法がよいのです」と、改めてここで言わせていただきます。“産みの苦しみ”という言葉がありますが、親がもどかしく困難な思いをするのはわが子の自立のためです。そこに価値があるのではありませんか?

 子どもの自立と成長。親子の信頼関係。さらには、親として学んだことの数々・・・・・・。無論、「もっとああだったら、こうだったら」という悔いもあるでしょう。しかし、この方法だったからこそ得られたものの価値は決して小さなものではありません。

 たとえ親から見て満足レベルではなくても、自分で目標を定めて努力をしたり、いけないところや弱点の補強をしたり、勉強の自己管理をしたりする姿勢をお子さんは身につけています。これらは、中学生になってから築こうにも簡単にはいきません。思春期に入ると、既得の行動様式を変えることはますます困難になります。だからこそ、中学受験の助走で行動の自律性を備えておく必要があるのです。

 達成度に関しては、お子さんそれぞれに違うかも知れません。しかし程度の差はあれ、身につけたものには宝物と言える価値があります。その意味において、お子さんは受験で得たい成果の半分は既に手にされたと言っても過言ではありません。

 いよいよ受験に向けて大詰めの段階が訪れました。せっかくここまできたのですから、わが子に結果を残してやりたいのは誰しも同じでしょう。そのためには、お子さんが入試で全力を出し切れることが絶対条件になるでしょう。そこで、おとうさんおかあさんには、次のことにご留意いただきたいと存じます。

1.「どんな結果が待っていたとしても、子どもを丸ごと受け入れてやろう」と
  いう気持ちをもつ。
2.わが子に平常心を失わずに入試に臨めるよう配慮する。

 もはや、勉強の内容には立ち入らないほうが賢明です。新しいことを覚えさせたりするよりも、不安に立ち向かう勇気を吹き込んでやる段階に来ています。受験でベストを出し切れる状態にしてやることが親の役割であろうと思います。

 入試直前になると、子ども自身が誰よりも受かりたい気持ちになっています。「どうしたら受かるだろう」と必死で考えています。そして、それを考えれば考えるほど緊張や不安に襲われるものです。

 ともすればそうなりがちな入試直前の時期は、親が泰然自若として揺るがず、普段通りに接してやることに尽きるのではないでしょうか。お子さんも、ここまでがんばってきたのですから随分成長しています。親の様子を見て安心し、入試への覚悟を決めて徐々に集中力を高めていくものです。

 あとは健康管理のみ。土壇場で夜更かしをして猛勉強したところで、身につくものはわずかに過ぎません。夜更かしの結果風邪を引こうものなら、今までの苦労も台無しになりかねません。今からは早寝早起きを徹底させてください。そうして、心身ともに万全の状態で入試会場へ送りだしてあげてください。

 お子さんがベストを尽くされ、見事志望校に合格されますことをよりお祈り申し上げます。


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