入試解禁日まで、あと40日あまり

2012 年 12 月 10 日


 師走を迎えると、受験を控えた6年生の周辺はにわかに慌ただしくなっていきます。受験校を最終的に決定するとともに、志望校に合格するための追い込み態勢を築き、ここから一気に学力を仕上げていく段階が訪れたのです。

 12月2日の日曜日には、弊社主催の「中学入試模擬試験」が開催されました。6月の第1回目から数えて5回目となりましたが、これが最終回でした。

 毎年、最終回の会場は修道と広島女学院となっています(快く会場を提供してくださった両校には、深く感謝申し上げる次第です)。修道、広島女学院は、広島でいちばん多くの受験生を集める私学男子校、女子校であり、この模擬試験を受ける受験生のほぼ全員が実際の入試でも受験します。

 本番と同じ場所で模擬試験が受けられるということは、受験生にとっては貴重な経験になります。人生経験の浅い小学生のことですから、一度本番と同じ場所でテストを受けておくということは、メンタル面ではかりしれないメリットがあります。そのため、毎年参加者が一番多いのがこの回となっています。今年は、男子受験生約630名、女子受験生約580名の参加がありました。

 この参加人数は、おそらく本番での両校の受験生の半分を超えるものと推定されます。ですから、本番と同じ会場で試験を受けられるだけでなく、模擬試験で得られるデータも合格に見通しをつけるうえで大いに役立つことでしょう。試験の結果を親子でよく分析し、最終的な学力の補強や調整に役立てていただきたいと思います。

 なかには、緊張して平常心を失ったり、時間配分がうまくいかなかったりするなど、失敗してショックを受けているお子さんもおられるかもしれません。しかし、模擬試験はあくまで「予行演習」です。失敗を体験しておくための試験でもあるのです。どこがいけなかったのかを点検し、本番での失敗を未然に防げればよいのです。毎年のことですが、入試直前の模試で失敗したものの、本番では見事に第一志望校に合格したお子さんも少なくありません。

 入試解禁日は1月22日ですから、本番開始まであと40日あまりあります。思わぬ弱点が見つかった場合にも、焦らず上手に残された期間を使って対策をすれば、かなりの改善が可能です。やるべきことを見定めたら腰を据えて取り組み、勉強が上滑りしないようにしたいものです。

 模擬試験最終回の終了と相まって、保護者の方々には「第4回保護者説明会」を開催します。先週から今週にかけて、全ての校舎で実施することになっています。

 「保護者説明会」は、保護者の方々にとって有用な情報や親に求められるフォローなどについてお伝えするための催しです。入試直前となった今回は最終回となり、重要なテーマが目白押しです。

 入試の全日程終了までのスケジュールの確認、大詰めを迎えてからの受験対策の留意事項、入試直前の受験生活の心構え、受験手続きを怠らぬための点検事項、入試直前になってからの親の配慮事項などが、主要な内容となります。

 受験を控えた6年生の顔はまさに受験生らしくなります。ようやく自覚が定まってくるのでしょう。今から冬期講習の終了までの学習は、量においても、密度においても、かつてなかったものになるでしょう。ここで一気に学力を伸ばしていくことも、不可能ではありません。

 やっとその気になったわが子を見て、「どうしてもっと早く本気になってくれなかったのか」と、嘆きたくなる保護者もおられるかもしれません。しかし、お子さんはお子さんなりに勉強してきているのですから、今までやってきたことも決して無駄にはなっていません。これまでの蓄積に、いかに上乗せするかで入試の結果も違ってきます。今からお子さんが最善を尽くせるよう応援してあげてください。

 なお、子どもがやる気になったとは言え、あまり無理をさせるのは禁物です。毎年のことですが、風邪を引くお子さんがいます。無理をしてこじらせたりすると、今までの努力が台無しになりかねません。夜更かしなども厳禁です。

 よく「勉強は集中力だ」と言われますが、これからの時期のお子さんは、まさにその言葉を体現するような勉強をするものです。心身のコンディションがよければ、すばらしい成果を収めることが可能です。だからこそ、体にダメージを与えるような無理なスケジュールの勉強を課さないことが大切です。今こそ、「量より質」の勉強が成果をあげるときなのです。

 この時期を迎えてからの親の役割。それは、健康管理に他なりません。無理のない生活で体調と心のコンディションの管理に気をつけてあげてください。

 お子さんが、最後まで悔いの残らぬ受験生活を送れるよう、しっかりサポートしてあげてください。
 


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