県西部地区の中学入試が始まりました。

2013 年 1 月 21 日

 広島県西部地区の私立中学校入試の解禁日が訪れ、今日は早速数校の入試が行われました。いよいよ入試シーズンに突入です。

 ただし、一昨日は私学に先駆けて国立の広島大学附属中学校の入試が行われました。広島大学附属中学校は、県内屈指の人気校です。特に女子の場合、第一志望校にする受験生が多く最難関の学校です。いきなり本命の受験から始まる受験生が少なくなかったことでしょう。大変な緊張に耐えながらの本番突入だったかもしれませんね。

 先の見えない不況、少子化の留まることのない進行などの影響で、このところ私学を受験する児童の数は微減を続けています。今年もその傾向に変化は見られず、私立男子校でいちばん受験生を集める修道が約千名、女子私学でいちばん受験生の多い広島女学院が900名弱と、昨年よりも若干受験生は減っています。

 かつて、修道の受験生が千八百名を超え、広島女学院が千五百名近くに達したころがありますが、そのころと比較すると随分合格への門は広くなりました。とは言え、受験する児童にとっては人生初めての経験であり、合格の夢の叶わない受験生がたくさんいることには変わりありません。「ダメだったらどうしよう」という、不安と闘いながらの受験であることは昔も今も変わりません。

多くの受験生は複数の中学校を受験します。ただし、以前は4校受験や5校受験なども珍しくありませんでしたが、近年は3校受験が多いようです。これも、合格をめぐる競争の緩和によるものと思われます。無理してたくさんの学校を受験しなくなったということなのでしょう。

ともあれ、これからしばらく受験生は緊張を強いられますし、親には気のもめる毎日が続きます。受験生の子どもたちには、コンディションの調整をしっかりと行い、自分の力を出し切って受験を終えていただきたいですね。

 入試が始まると、学習塾の指導担当者は入試会場に朝早くから出向き、自分達が指導してきた受験生に激励の声をかけます。弊社の指導担当者も、無論ほとんどの中学校の入試会場に出向いています。

 明日の解禁日には、いくつもの中学校の入試が行われます。こうなると、一人ではとても応援に行くことはできませんから、それぞれに分担して全ての中学校に応援に出かけるようにしています。それにしても、今年は解禁日に入試を行う中学校が多くて、どの学習塾も大変であろうと思います。

 入試会場で出会う子どもたちの雰囲気は様々です。いつもと何も変わりなく、ニコニコしながら仲間や指導担当者と話をし、余裕綽々に見える子どももいます(実際のところはどうなのでしょうか)。逆に、顔が青ざめ、周囲が全く見えない様子で歩いている子どももいます。こういう様子の子どもには、真っ先に走っていって明るく声をかけるようにしています。

 筆者もかつて指導現場にいた頃には、可能な限り入試会場での応援に出向いたものでした。若い頃には、ひたすら声を出して激励していましたが、子どもそれぞれに適した激励のしかたがあることを段々と知り、優しくそっと声をかけたり、どんと背中を叩いて力強く声をかけたりと、いろいろ工夫するようになりました。

 なお、受験会場にはできるだけ早めに出かけたほうがよいと思います。落ち着いて試験会場を確認・点検できますし、あがり性のお子さんには高ぶった気持ちを落ち着かせる時間が必要です。実際、試験会場に着いたばかりのときには顔面蒼白だったお子さんが、友だちに声をかけられて話をしているうちに、すっかりいつもの様子を取り戻していく光景を数え切れないほど見てきました。

 平常心を取り戻す最大の秘訣は、親しい友だちといつも通りの話をすることなんですね。受験に付き添われる保護者のかたには、早めに入試会場に出かけ、お子さんに友だちを見つけさせるとよいでしょう。無論、指導担当者も子どもたちをもつけ次第仲間のところへ誘導し、平常心で受験できるようサポートいたします。

 運悪く風邪を引いて熱を出すお子さんもおられるかもしれません。すでに心得ておられることと思いますが、その場合はあわてずに学校に相談してください。保健室受験をすることになるでしょうが、そうなったお子さんが無事合格するケースはたくさんあります。「もうがんばるしかない」という状況に至ると、意外なほど集中力を維持できるものです。以前も書きましたが、40度の熱を乗り越えて第一志望校に合格したお子さんもいました。

 中学受験は、ものごとをある程度わきまえた年齢になってから初めてぶつかる大きな試練です。しかしながら、この試練は中学受験を志した誰もが乗り越えてきた道です。保護者におかれては、「精一杯やってきなさい!」とあたたかく、力強く入試に臨ませていただくようお願いいたします。



 


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