2013 年 6 月 19 日 のアーカイブ

私学紹介イベントを実施しました ~その1~

2013 年 6 月 19 日 水曜日

 6月16日(日)には、恒例の私学紹介イベント「私学がきみを呼んでいる!」を実施しました。この催しの対象者は、弊社の6年部会員親子です。

全体

▲各校舎責任者挨拶   

 6年生の6月は微妙な時期です。まだ入試への明確な目標意識は育っていないお子さんが多く、それでいて受験までの期間は半年ちょっとしか残されていません。6年生になったことで、しばらくはがんばっていたお子さんも、6月頃には中だるみに陥ることが多いものです。おりしも、梅雨の訪れとともに蒸し暑い日が多くなり、季節的にも勉強に好条件とは言い難い時期となっています。このように、6月は受験勉強を活性化するのを難しくする条件がいくつも重なってきます。

 そんなとき、「私学っていいな!」「この学校の、この先輩のようになれたら!」というふうに、私学や私学の先輩たちにあこがれの気持ちをもつ機会が得られたならどうでしょう。それをきっかけに、勉強の取り組みが引き締まったものになるかもしれません。

 私学紹介イベントは、こうした考えもあって6年生の親子を対象に、6月という時期を選んで実施しています。前述のような事情から、出し物は堅苦しさのないものをメインに据え、子ども目線で楽しめるような内容を工夫しています。

 私学を紹介する以上、私学の先生や生徒さんを招いたほうがより親しみも湧きますし、学校の雰囲気や特徴をより理解しやすくなるでしょう。そこで、ご紹介する私学から、それぞれ先生1名、中学3年生3名(基本的に弊社の卒業生)にお越しいただいています。なぜ中3かというと、高校生では年が離れすぎているし、中1・中2ではまだ受験生が憧れるようなプレゼンが期待できないからです。

 参加校は、男子が広島学院、修道、城北、なぎさの4校、女子が清心、広島女学院、安田、なぎさの4校です。今年は、女子の部を午前に、男子の部を午後にして実施しました。

 ここ2~3年は、基本的に同じプログラム編成で行い、前年度までの反省点を踏まえて受験生が飽きずに楽しめる催しになるよう工夫を加えています。そのせいでしょうか。終了後のアンケートにはネガティブな反応は殆どなく、多くの受験生や保護者に喜んでいただける催しになったと思います。

 私学の先生がたも、「学校説明会と違って受験生が相手であり、子どもに分かる話が必要なのだ」と心得ておられ、楽しい話をテンポよくしてくださったことも、好評の要因だったと思います。

 さて、当日のプログラムですが、以下の通りです。

第1部:これであなたも私学博士!?

 ●映像による学校紹介

 ●参加型クイズ&トーク

~アトラクション~

 ●午前安田女子中学校バトン部

 ●午後広島学院ジャグレンジャー

第2部:私学で夢を叶えよう、がんばれ受験生!!

 ●制服紹介

 ●先輩からの受験アドバイス

 ●先輩のおすすめ勉強法

 ●先生からの受験アドバイス

 ●受験生への応援メッセージ

 開始にあたっては、弊社の全ての校舎の責任者がステージに立ち、リレーで受験生へのメッセージをお伝えしました。そして、いよいよプログラムにしたがってイベントが動き始めます。

 第1部のスタートは、「映像による学校紹介」です。映像の内容は、学校のたたずまい、登下校の様子、授業の様子、昼食の様子、クラブ活動の様子、体育祭や学園祭の様子、先生紹介などですが、ただ映像を流すのではなく、映像の流れに沿って各学校の生徒さんがナレーションをしてくださいます。この生徒さんのナレーションは、単に役割を果たすのというのではなく、受験を経験した先輩として後輩を激励する気持ちとともに、「わが校へぜひ来てください」というメッセージが含まれており、受験生や保護者の気持ちを惹きつけるものでした。

▲広島女学院の映像紹介 ▲広島女学院の映像紹介

 

▲修道の学校紹介 ▲修道の映像紹介

 

 第1部の後半は、「参加型クイズ&トーク」です。各学校にまつわるクイズを出題し、会場の受験生にグー・チョキ・パーの三択で答えてもらう形式ですが、クイズの問題は各私学の先生と相談して決定したユニークもので、答えを発表すると同時に歓声やため息が漏れる楽しいコーナーとなりました。おとうさんやおかあさんにも参加を呼びかけたところ、かなり多数のかたが応じてくださいました。

▲問題を映像で出題 ▲問題を映像で出題

 

▲参加型クイズならではの盛り上がり ▲参加型ならではの盛り上がり

 

クイズが終わると、いくつかのクイズの内容について私学の先生方が説明を加えてくださいました。この説明も、おとうさんやおかあさんより受験生を意識したもので、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。なかには、このクイズを通して学校の特徴がよくわかるものもあり、おとうさんやおかあさんの反応も上々でした。

 これで前半のプログラムは終了ですが、休憩に入る前にアトラクションを楽しんでいただきました。アトラクションは、毎年各校のもち回りでクラブ活動の成果を披露してもらう内容となっています。今年は女子が安田女子中のバトン部のみなさんに、男子は広島学院のジャグレンジャーのみなさんにご協力をいただきました。

アトラクション1

▲いきいきとした演技で会場を魅了

アトラクション3 アトラクション2

▲素晴らしいジャグリングの腕前

 アトラクションは、一見イベントの内容とは無関係に見えるかもしれません。しかし、そうではありません。かつて受験を体験し、その学校へ入学した生徒さんたちがクラブ活動を通してすばらしい演技技術を身につけ、それを今から受験する後輩たちに見せることで、「あとに続いてきなさい!」と励ましているのです。

 また、ただ黙々と演技を見てもらうのではなく、部員がクラブを紹介したり、練習の様子を説明してくれたりします。そしてまた、受験を乗り越える元気を吹き込もうとしてくれます。それが子どもたちにとっては先輩へのあこがれの気持ちを引きだし、受験に向かうモチベーションを高めてくれるのです。

 アトラクションが終わると、会場に大きな拍手が響き渡りました。

 

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