2014後期「おかあさんの勉強会」のご案内

2014 年 10 月 6 日

 子どもはいつだって「がんばりたい!」と思っています。「えらくなりたい!」と願っています。しかし、思いを継続するのは容易いことではありません。中学受験準備のための学習にしても、はじめの頃の意欲に満ちた取り組みが、少ししぼみ気味のお子さんはおられませんか?

 親の期待が重荷になると子どもは元気を失います。やりかたがわからなければ勉強も空回り。成功体験の喜びを味わわないと自信も湧いてきません。子どもたちは今、人間としての器をつくる途上にあります。それだけに、あらゆる面でまだまだ不安定な状態にあります。実り多い受験生活のもと、大いに成長してもらいたいものです。

 ところで、小学生の子どもにとっての親は特別な存在です。特に、おかあさんの影響力は圧倒的なもので、「おかあさん次第で子どもはどのようにも変わる」と言えるほどです。

 毎年春と秋に実施している「おかあさんの勉強会」は、そんなおかあさんがたと学習指導を預かる塾の連携体制を強化するための催しです。「どうすればわが子が最善の受験生活を実現できるか」を、ともに考えてみませんか? おかあさんどうしで楽しく話し合える場面も設定しています。子育てに受験が加わって、ストレスが溜まりがちなおかあさんにとっては、活力を取り戻す場にもなることでしょう。

 今秋の「おかあさんの勉強会」も、通常通り2回予定しています。対象は、4・5年部「週3日コース」会員のおかあさんで、会場はお子さんの通っておられる校舎です。現在、参加申し込みを受け付けておりますが、いずれの校舎もまだ受付可能ですので、興味をもたれたかたは是非一度参加してみてください。

 では、今秋の勉強会のテーマとおおよその内容をご紹介してみましょう。

 1回目のテーマは、「親に求められる‷リーダーシップ”とは!?」(副題:子どもの自立を促進する子育て研究)となっています。

 ‟リーダーシップ”というとなんだか大層な響きがありますが、ここでは要するに「親の子どもに対する影響力」のようなものとお考えください。親にはわが子に対して、「こうあってほしい」という期待があると思います。こうした親の期待を子どもが受け止め、進んで「親の言うとおりの人間になろう」と思わせる力、それが親の子どもに対するリーダーシップと言ってもよいでしょう。

 ただし、現実にはリーダーシップにもいろいろあります。たとえば、「私って、どうしても子どもに甘くなってしまう」とか、「うちの子は自分でやろうとしないから、つい親が命令口調になってしまう」、「何でも子どもの意志を尊重しているけど、ときどき許せないことが生じると爆発してしまう」など、みなさんの個性でそれぞれに違いが生じます。

 そこで、まずはおかあさんがたに「親のリーダーシップの代表的モデル」を6つご紹介し、どれに近いかをチェックしていただきます。そして、子どもを自立した人間に育てる理想のリーダーシップとはどのようなものかを確認し、現状のどこをどう変えたら理想に近づけるかを共に考えていただきます。

 リーダーシップの発揮にあたって、親に求められる重要なものは「心の境界線(バウンドリー)」です。子どもに対して、「ここまではいいけれど、ここからは許されない」という行動の基準を示す必要があります。それを子どもにきちんと伝えるかどうかで、子どもの自立度は違ってくるからです。そこで、次のステップではバウンドリーについて共に学び、「親がリーダーシップを発揮するためには、子どもに行動の基準を示すことが重要である」ということを確認します。

 親が示すバウンドリーは、強すぎても弱すぎても望ましくありません。以後の時間は、弊社から望ましいバウンドリーを築くためのいくつかの提案をさせていただきます。

 親のリーダーシップが適切に発揮されれば、それに伴って子どもも変わっていきます。子どもがやるべきことを率先して取り組む、理想の受験生活を実現するため、まずは親から変わっていくための参考にしていただければ幸いです。

 2回目は、「叱り上手が子どもを伸ばす!」(副題:子どもの奮起を促す叱りかたの研究)というテーマで実施します。「子どもをいかに叱るか」は、子育ての最中にある親にとっての大きな課題であろうと思います。

 多くの親はわが子を叱るのを「難しいことだ」と考えています。なぜでしょうか。それは、子どもも一定年齢に達すると、自分の言動の正当性に関わらず親に口答えをしたり、反抗したりするようになるからではないでしょうか。
 子どもが思うとおりに反応してくれないと、親だって腹が立ちます。そうこうしているうちに、親まで感情的になり、場合によっては言ってはならないことまで言ってしまい、親子間の溝を深めたり子どもを傷つけたりする事態に至ることもあります。

 そこでこの回は、まずはそれぞれの家庭の現実を振り返ったうえで、叱ることの難しさについてみなさんで話し合っていただきます。叱るときに、みなさんはどのような問題を感じておられるでしょうか。

 ところで、叱るということは親にとっていけないことなのでしょうか。外国の書物にあった「親が叱らないのは相続権の喪失」などの金言をご紹介したり、日本の学校教育者の優れた言葉をご紹介したりしながら、叱るという行為が親にとって欠かせない重要な仕事の一つなのだということを、全員で確認していただきます。

 第1回でバウンドリーの重要性を学んでいただきましたが、叱る際にもこのバウンドリーが重要な働きをします。なにしろ、親のバウンドリーは家庭の文化であり、子どもに継承させるべきものです。子どもが親から見て「ここから逸脱したら看過できない」という行動に及んだら、ためらうことなく叱るべきなのです。そうして初めて、親のバウンドリーは子どもへと受け継がれるのではないでしょうか。

 このようにわが子を叱るということは、親にとって必須の仕事の一つです。ただし、親にも子どもにも嫌な後味の残らない叱りかたとはいったいどういうものなのでしょうか。いよいよここからが本題です。

 とまあ、こんなふうに勉強会を進行させていくわけですが、ただ弊社から一方的に話したり、提案したりするだけでは、「おかあさんがたに、確かな指針と元気を!」という会の趣旨を徹底させることはできません。案件ごとに実施するワーク、つまり「おかあさんがたの双方向の話し合い」を織り交ぜながら、他のおかあさんがたと苦労を分かち合い、互いに励まし合う時間を設けているのがこの催しのよいところであると自負しています。

 「興味はあるけど、まだ申し込んでいない」といった状態のおかあさんはおられませんか? そんなかたは、勇気を出して一度参加してみませんか? きっと何かが変わってくると思います。

 なお、勉強会の実施日程は以下の通りです。それではみなさんの参加をお待ちしています。

20141006


 


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