2015 年 6 月 22 日 のアーカイブ

2015「夏のおかあさんセミナー」のご報告

2015 年 6 月 22 日 月曜日

 去る6月19日(金)午前、1~3年生の保護者の方を対象とした行事「2015夏のおかあさんセミナー」を開催いたしました。また、同日午後からは4~6年生の保護者の方を対象とした行事「学びの飛躍をこの夏に!」を開催いたしました。
 「夏のおかあさんセミナー」は、低学年部門の恒例行事として、毎年夏休み前の時期に実施している催しです。梅雨時期のぐずついた天候のなかで、どれだけの方々にお集まりいただけるだろうかという心配をよそに、今年も多くのお母さん・お父さん方にご参加いただきました。おかげさまで活気のある催しとなり、スタッフ一同、ご来場いただいた皆様に感謝するとともに会の盛況を喜んでおります。お越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。

 さて、当日の内容ですが、当社の低学年部門の責任者および担当者から、「① 夏休みを“自立”に向けた契機にしよう」「② 夏休みの課題に積極的に取り組もう!」「③ 夏休みには戸外に足を運んで実物体験を!」という夏休みにまつわる3つのテーマでお話しさせていただきました。
 内容の一部を簡単にお伝えすると、①では、夏休み期間を活用して、子どもの基本的な生活習慣の自立や、子どもが主体的な姿勢を築くための親からの働きかけなどについて、各種データを交えながらお伝えいたしました。
 学校が長い休みに入る夏休みは、それまで通学を核として保たれていた規則正しい生活リズムが崩れてしまうことの多い期間でもあります。反対に、この長い休み期間をうまく活用すれば、基本的な生活習慣を身につけ、これまでより規則正しい生活リズムを獲得することも可能です。また、一緒に過ごす時間の長い夏休みに、親子の関わりの中で子どもの意志や決定を尊重する姿勢を親が示すことによって、子どもの自立を促すこともできるのです。こうした働きかけにより、自らの考えで責任を持って行動できる人間に成長できるよう、この夏休みを上手に活用していただきたいというお話をさせていただきました。
 ②では、夏休みの課題(宿題)を子どもの成長にいかに活用するか、親としてどのように働きかけるべきかといった点などに関して、いくつかのご提案をいたしました。
 夏休みの宿題は、取り組む子どもだけでなく、それを見守る親にとっても、大きな負担に感じられることが多いものです。しかし、お母さんお父さんがうまく働きかけて、宿題への取り組みを上手に活用することで、子どもが大きく成長するきっかけにすることも可能です。当日は、こうした点を踏まえ、夏休みの宿題への取り組みを経て子どもが大きく成長した例や、そこに親がどのように関わるべきなのか、家族の話し合いの場など宿題に取り組む環境をどのように整えていけばよいのかといった点についてお話しし、あわせて、夏休みの宿題のハイライトとなるべき「自由研究」の取り組み方などをお伝えいたしました。
 ③では、夏休みだからこそできる、自然体験や芸術作品に触れる体験などの「実物体験」をおすすめさせていただきました。この夏に体験させたいこととしては、「上質で文化的なものに触れる体験」「自然の中にあるものを実際に見たり触ったりする体験」「詳しく知りたい課題を一つ決め、夏休み中に調べる経験」などがあります。
 様々なものを素直に吸収することのできる今の時期だからこそ、子どもには本物に触れる経験を数多くさせたいものです。きっとその中で何かを感じ取って吸収することができますから、それが子どもの成長に大きな影響を与えることになります。こうした数多くの体験の中の要素がいくらか作用して、子どもの将来を方向づけてくれることになるのです。おかあさんセミナー

 子どもが家庭で過ごす時間が増える夏休みにおいては、「昼食の準備が大変になる」「叱る場面が増える」など、負担に感じられるお母さん方もいらっしゃるかもしれません。しかし、だからこそ、家庭での時間の使い方やお母さん・お父さんからの働きかけが、普段にも増して重要になります。
 今回の催しでは、この夏休みを子どもが成長するきっかけにしていただけるよう、家庭学習研究社なりのご提案をする機会にさせていただきました。ご参加いただいた保護者の皆様に満足していただけるような内容をご提供できたどうかはわかりませんが、夏休みを迎えるにあたって少しでもご参考にしていただけたなら幸いです。

(butsuen)

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カテゴリー: ジュニアスクール, 小学1~3年生向け, 行事レポート