おかあさんに求められる“リーダーシップ”って!?

2017 年 10 月 30 日

 弊社が毎年春と秋に開催している催しに、「おかあさんの勉強会」というのがあることをご存知でしょうか。

 学習塾の催しというと、多人数の保護者相手に学習塾関係者が説明する「1対多数」の形式と、一人の保護者に学習塾関係者が個別に対応する「1対1」の形式の催しがほとんどであろうと思います。

 「おかあさんの勉強会」は、そのいずれの形式でもなく、「おかあさん同士がテーマに基づいてそれぞれの現状や悩みを話し合い、会の進行とアドバイスやまとめ役を学習塾関係者がするという、少し変わった形式をとっています。言わば、おかあさん同士が直接に交流することのできる、「双方向」の催しです。一般に「ワークショップ形式」と呼ばれるスタイルをとっているのが特色です。

 今回の勉強会は、「おかあさんに求められるリーダーシップとは?」というテーマを掲げて実施することになっています。リーダーシップというと、何だか大仰なニュアンスで受け止められるかもしれません。しかしながら、リーダーシップは企業や組織に所属する人たちにとって必須のものであり、子育ての最中にある親にも欠かせないないものです。さらには、家庭内においておとうさんだけに求められるものではなく、おかあさんにも当然求められるものです。実際、どなたも形こそ違うもののわが子に対して適用されています。

 たとえば、中学受験を控えた子どもをもつおかあさんは、例外なく「わが子には熱心に勉強に取り組み、十分な成果をあげてほしい」と強く願っておられると思います。また、できるならいちいち注意したり叱ったりしなくても、率先してやるべきことに取り組む積極的な学習の実践を望んでおられることと思います。

 このような親の願いを子どもが受け止め、自らの意志で親の望んでいるような人間になりたいという気持ちを育んだり、実際の行動へと導いたりする力が、「リーダーシップ」もしくは「権威」と呼ばれているものです。ですから、おかあさんがたはご自身が意識されているか否かにかかわらず、どなたもそれぞれの性格に応じたリーダーシップをおもちであり、何らかの形でそれをわが子に伝えておられるはずです。

 そう、リーダーシップのスタイルは人によってそれぞれ異なります。どなたのリーダーシップも、子どもに対して同じような効力を発揮すればいいのですが、実際には子どもの自発的行動を上手に引き出すリーダーシップのスタイルもあれば、なかなか子どもに影響力を発揮できないリーダーシップのスタイルもあるのが現実です。

 今回実施する勉強会では、はじめに「リーダーシップには、どのような種類があるのか」をご紹介し、ご自身がどのタイプに近いかを考えていただきます。具体的なタイプを一つあげてみましょう。普段は、子どもにとって話せるよい親でありたいと願い、優しく寛容なふるまいをするよう努めているものの、ともすればそれが仇となって子どもが好き放題に野放図な行動をとり始めることが多く、それが我慢できなくなると、手のひらを返したように怒鳴ったり、命令したりすることを際限なく繰り返す。ーーこんなおかあさんはおられませんか。こういうタイプのリーダーシップは「横滑りタイプ」と呼ばれています。実は、このタイプのおかあさんがとても多いようです。

 このように、リーダーシップのスタイルをいくつかのタイプに類型化し、それぞれのリーダーシップのよい点や欠点を確認したうえで、自分がどれに近いか、理想のリーダーシップはどのようなタイプか、それはなぜかを一緒に考えていただきます。

 そのうえで、それぞれのおかあさんの現状を振り返っていただきながら、「理想のリーダーシップに近づけるうえで問題点はどこにあるのか、どこをどう改善したら子どもを望ましい方向へと向かわせることができるかを考えていきます。一人ひとりが個別に考えるだけではなく、他のおかあさんがどういうタイプのリーダーシップをとっているのか、それぞれにどんな問題意識をもっているのかを聞きながら、互いの気づきを交換し合ったり励まし合ったりできるところが、この催しの長所・魅力であろうと自負しています。

 みなさんのなかには、大勢のまえで自分の思いを話したりするのを苦手にしておられるかたは少なくないと思います。この催しは、多くても20数名程度のまとまりであるうえ、さらにいくつかのグループに分かれ、2名~数名単位で話を進めていきますから、緊張したり戸惑ったりすることはありません。まだ参加したことのないおかあさんは、ぜひ一度勇気を奮って参加してみてはいかがでしょうか。受験生を抱える親同士の会話は、意外と楽しいですよ。

 受験生活は、順風満帆とはいきません。素直で手がかからないと思っていたわが子が、受験生活で様々な困難に直面するうちにストレスを溜め、親に反抗して困らせることもあります。特に、親として黙っていられなくなる難しい場面では、子どもを説得するのが難しく、子どもの抵抗にあったり親子喧嘩に至ったりすることが避けられなくなりがちです。

 こういうとき、親に求められるのは、「ここからは譲れない!」という境界線をしっかりと携えることであり、反省を促すためにとるべき親の態度を間違えないことです。この勉強会では、そういうところまで踏み込んでまいります。

 終了時に、「よし、これからはわが子に対してこんなふうに振る舞おう!」と、元気になって帰っていただければ嬉しく思います。以下は、実施日程ですが、開催日が迫っている校舎もあります。当日まで申し込みは受け付けますので、どうぞ思いつかれたら一度試しに足を運んでみてください。みなさんの参加を心よりお待ちしています。


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