前々回、前回と、モデリングの観点から親の影響力の強さについて考えてみました。親は誰でもわが子に善くなってほしいと願っています。なのに、結果として逆のことをしてしまうことがあります。
それは、おそらくわが子に対して感情抜きに接することができないからであろうと思います。理屈ではわかっていても、目の前に気になる点があると言わずにはいられなくなり、少しでも子どもが言い訳をしようものなら感情露わに叱ってしまうのです。
ともあれ多くの親は、わが子には「何にでも前向きに取り組む“がんばりやさん”になってほしい」と願っています。では、どうしたらその望みは叶うのでしょうか。どういう子育てをしたらよいのでしょうか。
特に、弊社のブログを読んでくださっているご家庭におかれては、「勉強に積極的に取り組む子ども」にする方法について興味がおありだと思います。自分から進んで勉強に取り組み、成果をあげられる子どもにするよい方法はあるのでしょうか。
そこで、筆者のこれまでの経験や専門家の知見などをもとに、重要な点をピックアップし、いくつかの項目にまとめてみました。
どうでしょう。考えてみると、当たり前のことばかりですね。さらに言うなら、いずれもモデリングの理屈に合います。
子どもは親に信頼されれば安心し、親を信頼する気持ちをもちます。それが心の安定につながり、周りへの興味・関心をもつ余裕をつくりだします。
「ちゃんとできるよ。やってみなさい」と励まされれば、「やれるかな」と思い、やってみるようになります。それが自信につながり、何でも自分でするようになります。
「やったよ!」と親に見てもらいたいときに、親がちゃんと見守ってほめてくれれば、子どもは次の行動に向けた意欲を湧かせます。
親がどんなときにも冷静に対応すれば、子どもも落ち着いて自分のしたことを振り返ったり、冷静に親に自分の考えを述べることができます。気持ちを揺らがして感情を露わにすることはなくなります。
これらの点について、多少なりとも改める点はありませんでしたか? もしもあったなら、ぜひ意識して修正を試みてみてください。お子さんの表情が明るくなり、親の期待に沿った行動をとるようになるかも知れません。



