ホームワークコースについてご紹介します

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2013年 3月 28日 木曜日 晴れ

「今週から春休み!」というお子さんが多いのではないでしょうか。近所の公園にもたくさんの子ども達が元気に遊んでいる姿を目にします。低学年部では春休みを利用して、今週三篠校、広島校の2校舎で1年生の「入学準備講座」を実施しました。小学校入学に向けて、3日間玉井式の講座を受けていただきました。本日が最終日でしたが、お子さんが「勉強って楽しい!学校が楽しみ!」と感じ、やる気を持って小学校入学を迎えていただければと思います。2・3年生の「春期講座」は来週4/1(月)より3日間実施します。2・3年生の講座はまだ受付期間内です。ぜひ、ご参加ください。

また、己斐校、五日市校、呉校、東広島校の4校舎では、「春の1日授業体験」を実施します。こちらは、すでに開講しているクラスで1日授業を受けていただく講座です。実際の授業の雰囲気やこれから一緒に勉強していくお友達を知っていただける良い機会になると思います。1年生は今週から、2・3年生は、4月1日からそれぞれ2週間実施しています。玉井式気になるな~…という方、ぜひお気軽にご参加ください♪詳細は、当社ホームページでご覧いただけます。

さて、つれづれ日記では、玉井式、ジュニアスクール、パズル道場と低学年部の授業風景などをご紹介させていただいていますが、今回は、普段なかなかご紹介できていない、ジュニアスクールの「ホームワークコース」についてご紹介します。「ホームワークコース」は、月に1度、算数と国語の1ヶ月分の教材をご自宅へ送らせていただき、ご家庭で取り組んでいただきます。他の習い事の都合や遠方のため通塾することが困難な方、また、自分のペースで家庭学習の習慣を身につけたいという方にお勧めのコースです。

ホームワーク毎日各教科のプリントを1枚ずつ、週5日間の目安で取り組み(算国の副教材も同時に取り組みます)、月の終わりにはまとめの問題に取り組み、1ヶ月の力試しをします。このような流れで毎月取り組んでいただき、学習習慣をつけ、学力を伸ばしていきます。

また、ホームワークコース生も通学生と同じく、ジュニアスクールで定期的に実施している「チャレンジテスト」に挑戦していただけます。チャレンジテストは、通学生と一緒にテストを受けることができ、後日成績表をご自宅へお送りします。ぜひチャレンジテストで日頃の成果を発揮してください。

ホームワークコース生の様子は、なかなかご紹介する機会がありませんが、お家でコツコツ頑張って、確実に力をつけている子もいます。昨年チャレンジテストに毎回参加してくれたホームワークコースの子達は、毎回しっかりと成果を発揮してくれ、その度に驚かされました。中には、水泳をがんばりたいという理由で、通学コースからホームワークコースに変更した子もいました。コース変更後、チャレンジテストには毎回参加してくれ、採点をする度に勉強も自分のやりたいこともよくがんばっている様子がうかがえました。 

テストで顔を合わせた時には、いきいきと水泳の話をしてくれ、その姿を見てかっこいいな~と感心しました。   

ホームワークコース生の子達は、それぞれ自分の勉強スタイルや目標をしっかりと持ってがんばっているようです。今年度も、ぜひ自分の目標に向かって、自分に合った勉強方法でコツコツとがんばってほしいと思います。

(makino)

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3年生の授業を紹介します

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2013年 3月 21日 木曜日 晴れ

 ここ数日で通勤する道に桜が咲いてきました。いよいよ春ですね♪
新しいクラスで、子ども達も頑張って勉強しているようです。先週3年生のクラスを訪問してきましたので、ご紹介します。

 今回3年生は、分数と小数について学習しました。
玉井式では、分数と小数の単元を分けず、同時に学習します。早い段階から、分数と小数の表し方のイメージを合致できるようにすることがねらいだそうです。
 子ども達は、2年生の終わりと前回の授業で分数と小数を習ったばかりです。分数同士や小数同士の計算はできるようになりましたが、今回出題された分数と小数が混ざった計算問題は、少し難しいようでした。つまずきながら一生懸命問題に取り組んでいました。
 たとえば、「4/10+0.3=」というような問題です。子どもたちは、「う~ん…」と、考えていました。そこで、丸い図を描き、全体を「1」として、それぞれ分数と小数の意味を確認しながら取り組みました。「4/10は、1を10個に分けた4個分、0.3は1を10個に分けた3個分だから、分数では3/10ともいえるね…」と図に色を塗りながら考える次々と、「わかった!」とプリントに答えを書きこみ、答えの「7/10」にたどりつけました。考え方がわかると、その後は自分で図を描きながら1問1問じっくり解いていました。
 「きほんのおはなし」を通し、徐々に考え方が定着してきたようで、続く「ものがたり算数」でも、文章を読みながら自力で問題を解いていました。今回の物語は、主人公がお母さんからリボンをもらい、使い道を考えている場面です。リボン全体のうち「3/5」をキーホルダーに付けることになりました。
 順調に問題を解いていましたが、最後の問題で子ども達の手が止まっていました。「3/5」を問題のイラストの円の部分を塗り、さらに「3/5」を小数に直すという問題です。5等分に分けられた円に色を塗る問題はできたようですが、「3/5」を小数にどのように直せるか頭を抱えていました。図を見て「0.3…?」「0.5??」など「3/5」という数字を中心に考えてしまいがちで、自分でも「何かが違う気がする…」と腑に落ちていないようでした。そこで、一緒に図を見て考えました。分数「「3/5」は「全体を5個に分けた3個分だよね。じゃあ、まず、小数は1を何個に分けたっけ?」と尋ねながら図の円に注目させると、円を10個に分けることに気付け、5等分してある図に線を加え、10等分にしました。これでかなり答えに近づいたことになります。「今、10個に分けたよね。10個のうち何個分色が塗ってあるかな…??」と色を数えてもらうと、「3/5=6/10」ということに気がつけました。そして、「6/10」という数字を見ると、すぐにピンときたようで「そういうことか!」とようやく答え「3/5は小数では0.6」という答えで納得。大満足の様子でした。「やっとできたよ~、めっちゃ考えたから、脳みそが酔っちゃった!」と名言を残してくれました。そうか~考えすぎると脳みそは酔うんだね…と豊かな表現力に笑ってしまいました。
 その後の答え合わせでは、たまたまその子がその問題を発表することになりました。「よし!さっき頑張った問題だ!がんばれ!」とみていると、自信満々に「0.3です!!」と答えました。
「え!!なんで!?さっき0.6って答えが出たのに!?」と驚きました。もちろん不正解…。他の子が正解を発表してくれました。本当に頭が酔ってしまったのでしょうか…。授業後「せっかく、さっき頑張ってできたのに、どうしたの??」と尋ねると、勢いあまりすぎて答えを言い間違えてしまったそうです。「間違えちゃった」と照れながら笑っていました。

 今回、難しい問題に直面しても、投げ出す子が一人もいなかったことに感心しました。中には3年生から入塾した子もいましたが、1年間この調子でがんばれたら、どんどん力がついていくでしょう。授業を見て、とても楽しみになりました。

(makino)
 

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パズル道場をご紹介します

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2013年 3月 13日 水曜日 雨

 低学年の講座には、玉井式、ジュニアスクール(通学コース・ホームワークコース)の2種類の講座があります。また、これらのオプション講座として「パズル道場」を受講することができます。今回は、「パズル道場」についてご紹介します。
 パズル道場は、プリント(ペーパーパズル)や教具を使った各パズルに取り組み、「空間把握能力」「仮説思考力」などの「算数センス」を磨く講座です。初めは、20級からスタートし、20級から11級までは、各級で課されている課題を全て合格すれば昇級します。さらに、10級からは各パズルの項目の検定(テスト)に取り組んでもらい、検定に合格すると、昇級するという仕組みになっています。周りの子と競って早く昇級することを目的とするのではなく、自分のペースで1つ1つの検定に取り組みながら力をつけていきます。
パズル道場 では、たとえばどのような教具があるのか…。プリント(ペーパーパズル)には、点描写、サイコロの問題、積み木、紙おり、などがあり、教具には、ビルディング、立体四目、キューブパズルなどがあります(http://www.p-dojo.com/←こちらの公式ページをご覧いただくと詳しい情報が掲載されておりますので、実際に使用する教具を見ることができます)。
 子ども達から大人気の教具は「立体四目」です。子どもの頃に遊んでいた「五目並べ」が、いつの間にか立体になっているなんて、とても驚きました。ルールは五目並べと同様に、先に自分の持ち玉を4つ、「縦」、「横」または「斜め」に並べた方が勝ちです。とても単純なルールなのですが、この対戦ゲームはとても奥が深いのです…。
 まず、自分で「縦」、「横」、「斜め」のどの方向に並べていくか、また何段目に並べていくか、相手の様子をうかがいながら玉を置いていかなくてはなりません。単純に並べて置いてしまうと、相手にすぐにどの列を揃えようとしているのかばれてしまい、簡単に阻止されてしまいます。また、相手がどのように仕掛けているのか慎重に見ていないといけません。油断をしたり自分がそろえることばかりに注意をとられると、いつの間にか玉を並べられてしまいます。上からや横から、様々な方向から相手の手と自分の手を観察しなければなりません。このように、一つの対戦の中でも、子ども達は知らず知らずのうちに「空間把握能力」を鍛えたり、頭の中でしっかりと「仮説思考力」を養いながら対戦ゲームに取り組んでいるのです。
立体四目対戦風景 私も時々、子ども達と対戦するのですが、大人気ないと思いつつも、全力で挑んでいます。以前、授業で子どもと対戦していた際「よし、おれはあそこに仕掛けたんだ…フフフ…」と不気味につぶやく子がいました。そして、次々と持ち玉を置いていきます。一見バラバラに置いていたので、どの列を狙っているのか分かりませんでした。こちらは平常心を装いながら内心「え!?どこ!?いつの間に!?」と必死に相手の仕掛けを探してしまいました(心理戦に弱いです…)。ようやく仕掛けを見つけることができ、こちらがニヤニヤしながら「そうはさせません♪」と、もう少しで四目揃う部分を阻止すると、「あー!」ととても残念がっていました。お互いが必死になりながらも、楽しく取り組めました。
 他にも、たくさんの楽しい教具やなかなか合格できない難しい教具もありますので、また機会を持ってご紹介していければと思います。また、パズル道場にご興味のある方は見学などもできますので、ぜひお気軽にお問いあわせください(講座は、三篠校、己斐校、広島校、五日市校に設置しています)。


(makino)

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玉井満代先生教育講演会を開催しました

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2013年 3月 7日 木曜日 晴れ

 今週から、低学年部前期講座を開講しました。進級した子はどのように今年成長していくのか、また、新しく入塾した子はどんな子達なのかなど、新年度はわくわくします。そして、先月までは3年生だった子達も4年生へとあがり、もうすぐ新学期がスタートします。特に、今年は玉井式受講生が初めて高学年へあがる年です。これまで玉井式で学んだことがどのように活かされていくのか、とても楽しみです。ぜひ頑張ってほしいです!tamaikouenkai

 さて、先日玉井式創設者の玉井満代先生による教育講演会を開催しました。玉井式の説明だけではなく、社会の現状、子育てや教育について、親に何が必要か、などなど、とても貴重なお話を聞かせていただきました。今回は、特に反響のあったお話に対するアンケートを一部ご紹介いたします。
 

**子育てに関して**
子育てについて、先生は、まず「子育ての最終目標は自分の子ども自立させること。ぶれずにその考えを貫くことが大切である。」と述べられ、今を生きる子どもに本当に必要なこと、親としての在り方などお話されました。
 

~保護者の方々のアンケートより~
*いつも子育てで悩んでいたこと(私は、何をすればうまくいくのかということばかり考えていました)をずばり言われたと思いました。目先の結果ばかりとらわれず、これから親子一緒に楽しんで小学校生活を送りたいと思います。

*子育ての目標がさらに!明確になりました。また講演会を聞きたいです。子どもが生きる力を身につける為に、親に何ができるか考えさせられました。

*勉強はできるけど実際に何にも繋がらない、そうならない為に低学年からやるべきこと、親の関わり方などとても参考になりました。

*先生のお話を聞き、ドキっとしました。子どもを目先のことばかりに意識して叱っていたということ。周りがしているからうちの子もこうするではなく、子どもがどういう社会に出ていけるか、改めて教育について考えるべきだと思いました。

tamai**文章表現力について**
また、文章の表現力についてのお話も大変好評でした。子どもの作文の内容について表現力が乏しいことを懸念される方が多い中、先生は「覚えたての字を使い、つたない言葉でも、一生懸命表現しようとしている、それだけで花丸なんですよ!」と述べられました。内容ばかり気にするのではなく、低学年の段階では、書くということが大切であるということに気付かされたという方が多くいらっしゃいました。

~保護者の方のアンケートより~
*文章が書けない子どもが多いというお話が大変参考になりました。わが子も1年生で文章を書くことがあまり上手でないと思っていましたが、それが当たり前だという先生の言葉に納得しました。温かい目で見守りたいと思います。ありがとうございました。

*子どもの書いたことに、いつも手を加えてしまってばかりでした。もっと子どもの成果を褒めてあげる必要があると思いました。

*作文のお話は、私のダメなところを直していただける良い機会でした。最近、作文を沢山書いて持ち帰ります。内容ばかり読んで注意することもありましたが、これからは花丸を付けます。

*最近、字が書けるようになり、自分で作ったお話を書いたり、紙芝居を作ったり、親は文の書き方が気になり、つい直してしまいそうになります。これからは何でも褒めていこうと思いました。

その他たくさんのご意見・ご感想をいただきました。お越しいただきました皆様、ありがとうございました。今回の会が、皆様の子育ての活力へと繋がれば幸いです。

(makino)
 

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