夏のおかあさんセミナーを開催しました(その1)

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2013年 6月 26日 水曜日 雨

 先週、「夏のおかあさんセミナー」を実施しました。当日は、大雨のため学校が急遽お休みになったり、交通機関に影響が出てしまったりと、会場へお越しいただきにくい日となってしまいました。お足元の悪い中、ご来場いただき、ありがとうございました。一方、敢え無く来場を断念された方も多くいらっしゃったようです。今回のセミナーにつきまして概要や玉井先生のお話、当日のアンケートなど、ジュニアブログでご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。次回のセミナーを楽しみにお待ちください。

 さて、セミナーでは、玉井先生の講演に続き、当社から「夏休みの親子の会話について」について3つのパートに分けてお話しさせていただきました。今回は、スタッフ総出で、会話の例を寸劇で紹介したり、進行を務めたりと、新たな体制で試みましたが、いかがでしたでしょうか?
夏休みは子どもと過ごす時間が増えるため、子ども達と会話をする場面も増えます。お越しいただけなかった方もいらっしゃるので、当日の内容を2回に分けてご紹介します。ぜひ、ご参考にしていただければと思います。

 まず、「親子の信頼を深める会話」についてお話ししました。会話をするにあたり、親も子どもも楽しくなるような会話をしたいものです。お互いが自分の思いを伝えるとともに、相手の思いも受け止められる会話ができれば、会話は楽しいものとなります。  
話題が発展していく会話を「開く会話」といい、逆に途切れてしまったり、収束してしまう会話を「閉じる会話」といいます。「開く会話」ができれば、会話を通して親子の絆も深まっていくでしょうが、現実は、親は忙しいのでなかなか子どもの話を聞く余裕がなく、「閉じる会話」になってしまいがちです。
そこで、「開く会話」をするために気を付ける点についてご紹介しました。まずは、“子どもの目を見て話をする”こと。私達は相手の目を見て話すことで互いの真意を確かめ合い、コミュニケーションをとります。親がそのようにしていない場合、子ども達もそれで良いと学んでしまいます。近年、成人の「コミュニケーション不全」が問題視されていますが、私生活から気をつけることが必要のようです。また、親が子どもの話を聞かないことは「人の話は聞かなくて良い」と子どもに教えていることと同じことだそうです。子ども達は、本当によく大人の姿をみているので、改めて気をつけなくてはいけませんね。その他にも、「子どもの気持ちに寄り添うこと」など気を付けていただきたい点があります。当たり前のことですが、意外と忙しい中ではできてなかったとアンケートでもご感想をいただきました。改めて普段の会話について見直す機会となれたのではないでしょうか。

 続いて、間もなくやってくる夏休みにむけ、「日々の会話を通して子どもの考える力を伸ばす方法」についてお話ししました。
会話の流れは、まず、親から子どもに「これどう思う?」と話題を持ちかけるところから始まります。続いて、子どもが出した意見を肯定的に受け止め、分からないことなどは親と一緒に図鑑やインターネットなどを活用して調べ、解決する楽しさを教えてあげます。
このような会話を通し、子どもの考える力や表現する力、理解する力が育ち、さらには会話を通じて学んだことがよく記憶されます。この時期の子ども達は、好奇心旺盛です。せっかく時間にもゆとりのある夏休み、このような会話を通してお子さんとご一緒に色々なことについて考えたり調べたりしてみてはいかがでしょうか。

 予想はしていましたが、長くなってしまいました。次回は、パート3「子どもに反省を促すときの会話のコツ」についてご紹介したいと思います。

(makino)

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夏のおかあさんセミナーを開催します!

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2013年 6月 20日 木曜日 雨

 明日はいよいよ、「夏のおかあさんセミナー」を開催します!明日もぐずついたお天気が続くようではありますが、昨晩から今日にかけたような大雨からは免れることができそうです。お足元悪い中お越しいただくことにはなりそうですが、せっかくの機会なので、皆様ぜひお越しください♪

 さて、先日、玉井式1年生の授業を見てきましたので、一部ご紹介します。今回1年生は、「カードゲーム」を通じて、数の足し引きの概念について学習しました。カードゲーム主人公達が、示されたカードと合わせて「10」になるように、手持ちのカードを出し合います。先に出した方が2点加点され、間違えた場合は1点減点され、合わせて5回戦行い合計点を競いました。

 子ども達は、主人公達のゲームの結果を食い入るようにみていますが、表の見方がよく分からないようです。主人公達の合計得点を求める問題では、カードを遅く出したことを示す「×」印を見て、「『×』だから1点減点!」と勝手に1点引いてしまう子がたくさんいました。

 机間巡視をしながら、先生が「あら~、ひっかかってるよ!みんなよ~く見てよ!」と呼びかけると、全問解き終えたと余裕の表情を見せていた子も「え~!?」とあわてて見直しを始めました。「先生、どこが違うん!?」と尋ねる子もいましたが、先生は「それは、自分で探しましょう♪」とニヤニヤしながら、見守っています。
しばらくの間、それぞれ間違い探しに必死でしたが、結局、今回は数人しか正しい答えに辿りつけず全体で答え合わせをしながら確認しました。
「×」の意味を確認すると、「あ~、そっか~~!!」とやっと納得した表情を見せてくれました。

 このような問題では、長い説明文の内容を理解し、さらに問題に必要な箇所の情報を拾い、整理する力を必要とされます。慣れない作業に苦戦する子も見られましたが、先生から一生懸命考え、答え合わせで理解できたことに、しっかり花丸をもらえました。満足顔で帰っていく姿がとてもかわいらしかったです。

 

(makino)
 

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ジュニアスクール2年部で保護者参観を実施しました。

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2013年 6月 5日 水曜日 晴れ

 先週は、ジュニアスクール2年生の保護者参観を実施しました。今回は、国語の授業の様子をご紹介します。
 このクラスでは毎回「ぼくは、今日○○をがんばります。」と授業初めに目標を発表し、授業終わりに達成できたかどうかもう一度発表するという取り組みをしています。この日も目標の発表から始まりました。「先生の話をしっかり聞く」、「手悪さをしないようにがんばる」など、各々目標を掲げていました。授業終わりになると「あれ?僕の目標何だったっけ?」と忘れることもあるようですが、最近、この取り組みを始めて、少しずつみんな目標を意識しながら授業に臨めるようになったそうです。今回は目標達成できるのでしょうか?

 国語の授業では、まず、シーソーに乗っている子どもたちのイラストを見ながら、みんなで「片方が上がると、片方が下がる」というシーソーの仕組みを確認しました。そして、「上がる」と「下がる」という言葉を先生が黒板に書くと、子ども達の方から「反対言葉だ!!」と元気よく答えが返ってきました。その通りです!今回は「“大きい”の反対の意味を表す言葉」について学習します。
子ども達からキーワードが出たので、早速「“大きい”の反対は?」「“長い”の反対は?」と、先生が色々な言葉を挙げ、反対の言葉を発表してもらいました。「反対を表す時、“大きくない”ではなく、反対の意味を表す言葉がそれぞれあるね。」と、確認できたところで、続いて反対言葉の神経衰弱ゲームに取り組みます。

 ゲームと聞いて子ども達は大喜びです。今回取り組むゲームは、通常の神経衰弱と同じですが、単語がそれぞれのカードに書かれています。1枚目のカードをめくり、反対の言葉を発表した後、さらにもう1枚めくります。1枚目のカードの意味と反対になる組み合わせを作れたら、そのカードを取れる!というルールです。

 みんなやる気満々でスタートしました。勢い余って、初め何度も反対言葉を発表せずに次のカードをめくりそうになり、その度に先生が必死に止めます。初めは、なかなか反対の組み合わせが出てきませんでしたが、次第に「この反対言葉のカードでた!」と懸命に記憶をたどります。見事同じカードを当てた子は「イェーイ!!」と大喜び。周りの子も次第にヒートアップしていきました。カードをめくる度に「それ見た!」「あーーー!!分かった!」と言っては、口をふさいだりして自分の順番が回ってくるまでカードの場所がばれないようにしています。また、他の子に取られないように一生懸命祈っている子もいました。最後の方になると、だれかがペアをゲットする度に、歓声をあげてピョンピョンはねていました反対の言葉。子ども達の激しいリアクションにお母さん達も大笑いでした。

 授業終わりに、先生が「今日の目標の達成度」と併せて「今日の勉強で楽しかったこと」について聞いてみました。やっぱり今日は、国語のゲームが一番人気でした。

「僕は、今日、すいけいしんじゃくが楽しかったです。」

おしいっ!!最後の最後で思わず教室中が笑いに。
先生が「神経衰弱ね。もう一度いってみましょうね。」と言い、再チャレンジします。

「僕は、今日…すいけいしんじゃくが楽しかったです。」
やっぱり言えず、「あれー?」と笑いながらお母さんの顔を見ました。お母さんも「もう!」と言いながらも爆笑で、楽しく授業を終えることができました。
 

(makino)

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