前期講座が終了しました

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2014年 7月 19日 土曜日 晴れ

 暑い日が続いています。梅雨ももうすぐ明け、いよいよ本格的な夏が到来します。相変わらず低学年部の子ども達は、毎週元気に授業に参加し、先週無事に前期講座を終えました。来週から始まる夏期講座では、いつも通っている子ども達だけでなく、初めて講座に参加する子なども一緒に授業をします。いつもとは、また少し違う雰囲気の中で楽しく勉強できることと思います。

 今回は、前期講座最後の授業で取り扱った2年部の授業内容についてご紹介します。2年部では、6月からかけ算の学習を進めてきました。6月の間は、かけ算の意味を理解することに焦点を当てて取り組み、基本的な考え方を押さえました。すぐにかけ算の九九を暗記していくのではなく、「5+5+5+5」は「5が4つあるので5×4と表せる」、「11×4+11」は「11が5つあるので11×5と同じ」という具合に、まずはかけ算の考え方を丁寧に押さえていきました。これから先、かけ算の応用問題に取り組む際にもしっかりと対応できるためにもこの学習はとても重要な部分です。そして、今回からいよいよ「九九」の学習に入りました。カラフルな九九表を配ると、子ども達の目は表にくぎ付けです(教材が華やかだと、モチベーションがより上がるようです)。早速アニメのキャラクターと一緒に「2の段」と「3の段」の九九を手拍子しながら元気に唱和しました。初めは軽快なリズムに合わせて~♪最後は早いリズムにも一生懸命ついていきながら!!「言えた~!!」と、楽しく覚えることができました。

 「ものがたり算数」では、夕食の支度をする場面のお話でした。料理のお手伝いをしていない弟達は、代わりに5匹の金魚に3粒ずつえさをあげています。何匹にいくつあげたのか、お話の内容をしっかりと覚えていないと解けない問題ですが、どの子も集中してアニメをみていたようです。また、これまでの学習を活かし、かけ算の意味もきちんと考えて「5×3」ではなく「3×5」と正しく立式できました。

 また、応用問題では、「7人分のお皿に4個ずつ人参のグラッセを乗せると、2つ足りなくなります。人参はいくつあるでしょうか。」という難しい問題にも挑戦しました。この問題は、黒板に家族7人のキャラクターを貼り、全員で考えていきました。まず、一人が前に出て、問題文の状況に合うように、人参を棒線で表してもらいました。4本ずつ棒線を1人、2人、3人…と均等に書いていきます。最後の7人目に4本書き終えた時、「違うよ!多いよ!」と声があがりました。発表を見ていた他の子が、黒板のイラストだと問題文の「2つ足りない」という部分が表されていないことに気付きました。そこで、ナビゲーターが「2こ足りないということは、今お皿の上に乗っている人参の数より2こ多い??それとも、少ない???」と投げかけると、発表した子も他の子も気づき、「2こ少ない!」と全員の意見が一致しました。かけ算

イラストを使い、考え方を確認したところで、最後に黒板のイラストを見ながら、一人一人式を立てて答えを求めました。足し算で「4+4+4+4+4+4+4―2」とした子やかけ算を利用して「4×7-2」として九九表の4の段を見ながら答えを求めた子、「4×6+2」とした子など、色々な式が発表されました。「かけ算を使えばよかったんじゃ~」と、長い式を書いた子はかけ算の利点を改めて感じたようでした。

 2年生の夏期講座では、今回の単元をはじめ、かけ算を中心に取り組んでいきます。初めてかけ算を学習する子も、前期講座で少し勉強した子も、6日間の講座を通して、かけ算の面白さや便利さを感じ、かけ算のことが大好きになってもらえればと思います。

 次回から、夏期講座の様子をご紹介します。

(makino)

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