夏期講座が開講しました!

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2014年 7月 26日 土曜日

 今週から、夏期講座が始まりました!初日の22日は、玉井式1年部の授業へ行ってきましたので、授業の様子を一部ご紹介します(^^)

 玉井式1年部の初日は、「繰り上がりのあるたし算」を学習しました。今回の夏期講座で、初めて玉井式に参加する子は、最近学校で足し算を習ったばかりという子がほとんどです。また、繰り上がりのあるたし算は、1年生で学習する内容で大きな山となる単元の一つです。その分、夏休みに時間をかけて、しっかりと習得してもらいたい単元でもあります。今回は、アニメや教具を用いて、丁寧に取り組みました。

 くりあがりのある足し算2まずは、「8+6」のたし算の考え方について、マスとタイルを使ってゆっくりと確認しました。繰り上がりのあるたし算では、「10のまとまり」をつくり、「10といくつ」と数の構成を考えながら計算します。黒板にマスの教具「10の部屋」と、8こと6このタイルをそれぞれ貼り、子ども達がタイルを操作しながら考えていきました。「まずは、10のお部屋にタイルでいっぱいにしましょう!」とナビゲーターが投げかけると、タイルを動かしたいと、たくさん手が挙がりました。まず、10の部屋に加えられる数の8このタイルをはめ、残りの2つ空いている部屋には、加える数の6このタイルから2こもらい、「10のまとまり」をつくります。「10と4になったから合わせて……?」とナビゲーターが尋ね、「14!」という具合に、たし算の手順を一つずつおさえていきました。

 一通り考え方を確認し、早速計算問題に取り組みました。問題に入る前に改めて、「繰り上がりのあるたし算は、まず何をすることが大切だった?」と、ナビゲーターが確認したのですが、子ども達は、「………。」あらら…?返事がありません。何となく解き方を理解できたようですが、まだ手順や重要なポイント「10のまとまりをつくる」ということは定着していないようです。再度「まずは、10のまとまりをつくる!」と確認し、全員でもう一問取り組みました。今度は、タイルを一つひとつ書いて考えるのではなく、さくらんぼを書いて考えていきます。先ほどと同じように、加えられる数を10にするために、加える数を分解します。「今度は、7+4なので、7といくつで10になるかな?」とナビゲーターが尋ねると、今度は勢いよく「3!」と返事が返ってきました。合わせて10になるたし算は、小学校でも学習しているので、みんな自信を持って答えることができます。加える数の「4」からさくらんぼの茎を左右に1本ずつ伸ばし、左の実の部分に「3」と書き、右の実に残りの「1」にと書き込みます。これで、加えられる数の「7」と「3」で「10」、「10」と残り「1」で「11」と解くことができます。

くりあがりのある足し算 ナビゲーターの説明に子ども達は、興味津々です。次の問題から、嬉しそうに自分でさくらんぼを書いて解いていました。しかし、ナビゲーターと一緒に取り組むと解くことができましたが、自分一人で取り組むとなると、左右のさくらんぼに何の数字を書けばよいかなど悩み、手が止まっている子もたくさんいます。各自で取り組む様子を見ながら、「10のまとまりを作るから?」「それをどこに書こうか?」など、一人ひとりに声をかけながら取り組んでいきました。「10のまとまり」になる数の組み合わせを頭や自分の指を使って考え、繰り返し手順を確認しながら各自自分のペースで取り組み、練習問題を終える頃には、自分で解くことができるようになりました!その後の「ものがたり算数」で上手に活用できていました。

 難しい内容でしたが、授業後に「楽しかった!」と言ってくれる子ども達の顔を見てほっとしました。1年生は、4日間の講座を通し、これまで学んだことを復習し、また繰り上がりや大きな数など、新しい単元の学習にも挑戦していきます。4日間の講座ということで、本当にあっという間に終わってしまいますが、毎回の授業でたくさんのことを吸収してもらいたいと思います★

(makino)

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