2012 年 6 月 25 日 のアーカイブ

私学紹介イベントを実施しました ~その1~

2012 年 6 月 25 日 月曜日

 6月17日(日)、西区民文化センターホールで、広島の主要な私学を紹介するイベント、「私学がきみを呼んでいる」を実施しました。早いもので、今年で12回目を迎え、6年部会員家庭親子を対象とした催しとしてすっかり定着しました。

 6月というと、いくら来年入試を控えた6年生といえども、まだ本気で入試勉強に取り組むまでには至っていません。むしろ、中だるみになりやすい時期であり、親がイライラすることがよくあります。そこで、広島を代表する私学7校の協力を得て、受験生のモチベーションを高めるべく実施することになったのが本催しです。

 会場の収容力が約550名であること、また、男子校と女子校とが一緒では効率性を欠くことから、男子と女子を午前と午後に分けて実施しています。

 参加校は、男子が広島学院、修道、広島城北、広島なぎさ、女子が清心、広島女学院、安田女子、広島なぎさで、この10年間変わりません。

 前述のように受験生のモチベーションアップを主眼とする行事なので、学校の理念や建学の精神など、子どもにとってわかりづらく堅い内容は割愛しました。したがって、出し物はクイズあり、制服ファッションショーあり、アトラクションありと、お子さんの興味・関心を惹きやすい楽しいものを中心にしています。

 この方針に的を絞ってからかなり年数が経ちますが、はじめはどうしても保護者がいると先生がたはお子さんよりも親御さんを意識して話される傾向がありました。しかしながら、段々と趣旨も徹底するようになり、子どもにもわかる話を明確かつ手短にしてくださるようになりました。これは、出演くださるのが若い先生、広報担当の先生中心になったことも影響していると思います。

 そのせいでしょうか。約2時間に渡る行事ながら、多くの保護者が「あっという間に終わった」「内容が充実していた」「やる気が出てきた」「もう少し時間をかけてもよい」など、好意的に行事を受け止めてくださっています。また、子どもたちも退屈せずに楽しんでくれる行事になったように思います。

 さて、内容を簡単にご説明しましょう。第1部(前半)は「これであなたも私学博士!?」と題し、映像による学校紹介と、私学に関するクイズコーナーで楽しんでもらいました。

 映像による学校紹介では、私学各校の学校生活の様子、授業、クラブ活動、生徒、先生、施設、環境などを紹介しました。ただ映像を見るのではなく、私学の中3生(弊社卒業生)にナレーションをしてもらいます。ナレーションが巧みな先輩の様子を見ることも、子どもたちには「あんな先輩になりたい」というあこがれの気持ちを引き出しますし、保護者には「中3ぐらいになると、あんなふうに成長していくのだ」という期待の気持ちが湧いてきます。

 映像の時間は各校5~6分。「もっと長く」という要望もありますが、4校ありますので、子どもたちの集中が継続できる時間として、このぐらいが適当であろうと判断しました。中学生のみなさんは、今年も全員がハキハキとした立派なナレーションをしてくださり、子どもたちの私学への興味を十分に惹き出すことができたと思います。このコーナーの主役は、映像よりも、ナレーションの生徒さんかも知れません。そう思わせるぐらい、どの生徒さんも堂々と自校のよさをアピールしてくださいました。ありがとうございました。

 映像による学校紹介の後は、私学に関するクイズ。子どもたちの食いつきをよくするため、「参加型」の体裁を採っており、1問ずつ選択肢から答えを選んで手を挙げてもらいました。おとうさんおかあさんにも声をかけ、一緒に手を挙げていただきました。

 クイズの意図は、「学校に興味と親しみをもってもらうこと」を優先し、くだけた内容も盛り込みました。たとえば、「修道の校長先生の趣味は何?」とか、「この私学の昔の制服はどれ?」「OBが監督をした映画作品はどれ?」などというもので、学校の特色とは必ずしも関連していません。しかしながら、大半の親子が選んだ選択肢が答えでなかったときなどには「おー!」と驚きの声があがるなど、何度も盛り上がるシーンがありました。

 各校にまつわるクイズが一通り終わると、先生がたにクイズの問題と正解に関する解説をお願いしました。先生がたはユーモアに満ちた説明を簡潔にしてくださり、子どもたちも飽きることなく楽しめるコーナーになったと思います。

 前半の出し物はこれで終了ですが、休憩に入る前の約15分間、アトラクションを楽しんでもらいました。このコーナーでは、毎年私学各校のいずれかからクラブ活動の成果を披露してもらっています。 

 午前の男子の部では、なぎさの音楽部から総勢60名余りで出演くださいました。「オペラ座の怪人」と「情熱大陸」を演奏いただきましたが、圧倒的なスケール感と卓越した技量で、来場者を魅了する素晴らしい演奏を披露してくださいました。人数が人数ですから準備も大変だったのですが、日頃からきびきびと連携して練習されているのでしょう。流れるように準備を整え、間髪を入れる間もなく始まった本番においても、堂々たる演奏ぶりでした。終了後のアンケートには、このアトラクションに対する賞賛の言葉が多数ありました。

 午後の広島女学院の新体操部の演技も大変好評でした。音楽に合わせ、様々にチームと小道具を取り替えての演技ですが、呼吸のピッタリ合った繊細でダイナミックな動きは、女子受験生を釘付けにしていました。これを見て、「女学院に進学して、新体操をしたい!」と思った受験生がたくさんいたことでしょう。

 ※イベントの後半の出し物は、次回ご紹介します。

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カテゴリー: 行事レポート