夏期講座の受付を開始します

2013 年 6 月 10 日

 本日(6月10日)より、夏期講座の受け付けを開始します。例年6月第1週の月曜日に受け付けを始めていますが、今年は第1月曜日が3日でした。時期的に少し早いと判断し、第2週の月曜からにしました。

 現会員のご家庭には、夏の講座の案内や資料等をお届けしています。日程等を御確認のうえ、期限内に手続きをしていただきますようお願いいたします。この手続き期限は、夏の講座のクラス編成や指導体制の準備などの必要性から設けたものです。もし、ご都合等で期限内の手続きが困難なご家庭がおありでしたら、お手数ですがその旨を通学校にご連絡いただきますようお願いいたします。

 4・5年生の「夏期講座」は、前期の学習に引き続いてカリキュラムを進行させていきます。ただし、平日はほぼ毎日通学しますので、通常よりも学ぶ内容は豊富です。また、毎日授業と家庭学習を反復させていくことにより、勉強の習慣やリズムを築いたりするうえで非常に有効な講座です。夏の講座でグンと学習状況が好転するお子さんがおられるのはそのためです。

 6年生の夏休み中の講座については、このブログで「第2回保護者説明会」のご紹介をした際にかなり詳しくお伝えしました。夏休みから、いよいよ実際の入試問題への挑戦が始まります。

 この夏休みからの通学を検討されているかたは、まずは校舎か本部事務局に資料をご請求ください。夏の講座の参加に必要な「案内」や「申込書」などの資料一式をお送りします。もし、通常講座の内容など、より詳しい情報をお求めの場合、お申し付けいただいたら「年間総合案内書」などの資料も合わせてお送りいたします。

 なお、チラシなどでもお伝えしていますが、塾通いを検討中の家庭が多い4年生に限り、「会員選抜試験」を受けなくても、お申し込みになればどなたにも夏の講座に参加いただける制度を設けています。親も子どもも決心がつかないご家庭は、「塾がどんなところか、わが子に体験させてみよう」「受験勉強になじめるかどうか、ついていけるかどうか試しに通ってみよう」といったように、“お試し”的に参加してみてはいかがでしょうか。もしもお子さんの反応がよいようなら、引き続き秋からも通っていただければと思います。夏期講座では、「実力判定テスト」を行いますが、一定の成績をあげられた場合、秋の講座からの会員資格を提供する制度もあります。

 塾選びにあたっては、ウェブや資料などで情報を入手するだけでなく、塾の指導担当者から直接話を聞くのも有効です。弊社では夏の講座の募集にあたり、各校舎とも「入会ガイダンス」という呼称の説明会を実施しています(呉校のみ、申込制で個別対応の催しを実施)。この催しは各校舎長が担当します。ご質問も遠慮なく。今夏の実施日程は以下の通りです。

2013夏期「入会ガイダンス」実施日程

校舎

1回実施日時

第2回実施日時

三篠校

6月22日(土)15:00~16:10

6月28日(金)14:00~15:10

※日時を変更しました。

己斐校

6月14日(金)10:30~11:40

6月26日(水)10:30~11:40

広島校

6月14日(金)14:00~15:10

6月29日(土)14:00~15:10

五日市校

6月18日(火)14:00~15:10

6月27日(木)14:00~15:10

東広島校

6月15日(土)13:30~14:40

6月29日(土)13:30~14:40

 

 前述のように、呉校のみ個別対応型の催しをしています。「中学受験ガイダンス」という呼称の催しで、呉校の校舎長が個別でご質問やご相談に対応します。

 さて、今回の記事は事務的な内容に終始してしまいました。そこで、最後に夏の講座の重要性についてお伝えしておこうと思います。

 夏休みは、子どもが大きく変わる可能性をもった特別な休暇です。なぜ子どもが変わるのか。ここで言う「変わる」は、概ね「成長を遂げる」という意味ですが、逆の可能性もあります。約40日間にも及ぶ長い休暇ですから、よきに悪しきにその過ごしかた一つで子どもの生活スタイルやものごとへの取り組みが一変してしまうのです。

 ある年、後期講座の開始直前に筆者のところへ親子で訪ねてこられた家庭がありました。応対に出てみると、お子さんが泣いています。どうしたのかと思ったら、夏休みに友だちと遊んでいるうちに、勉強をするのがイヤになったようでした。おかあさんに、「先生、『もう塾へ行かない』と息子が言いだしたんです。何とか説得してください」と懇願されました。

 このお子さんは、夏期講座に参加している期間はソコソコがんばっていたのですが、講座のない時期にすっかり勉強を投げ出してしまい、友だちとの遊びに毎日時間を費やしたのがまずかったようです。

 夏休みに入る前に、必ず親子で40日間の行動計画を立てましょう。夏休みの講習期間は、「授業」と「家庭学習」をリズムよく連動させていけば、必ずどのお子さんにも一定の収穫があります。問題は講座のない日、講座のない期間の過ごしかたです。朝の早起き→ラジオ体操→涼しい時間帯の自習といったように、学習成果のあがるよい流れをぜひ頭に置いて計画を立ててください。ここが大変大切なポイントです。

 受験する意志のしっかりとしたお子さんの場合、先ほどのお子さんとは逆に、学力面で進境を見せる例がたくさんあります。以前このブログに書いたことがありますが、6年生から受験勉強を始めたお子さんが、「遅れを取り戻さなきゃ」と、常に自分を励ましながらがんばり続け、夏休みを境に一気に頭角を現してきたことがあります。最終的には、全体のトップに近いところにまで漕ぎつけました。そして、入試では受験校の全てに受かりました。

 学習のメニューや難度のステップアップ戦略についてはお任せください。進学塾としての40数年のノウハウがあります。勉強時間はそれほど変わりがないのに、成果に雲泥の差が生じることがあります。その理由の多くは、子どもの勉強への向き合いかたです。それをよくする可能性も悪くする可能性も一番高いのが、この長い夏休みなのです。

 とは言え、遊びたい盛りの年齢で、身体の発達の著しい時期の子どもたちですから、体を動かすスポーツや遊びの時間も重要です。1日のスケジュールをメリハリのあるものにし、うまく気持ちを切り替えながら勉強できるよう配慮してあげてください。バランスのとれた行動計画は、やはり親のアドバイスがあってこそできあがるものです。お子さんの言葉にも耳を傾けながら、一緒に考えてあげてください。

 小学校の4~6年生の子どもは、生意気を言ったり反抗したりすることもありますが、基本的に親を信頼し親を頼って生きています。まだまだ親の影響力が絶大な時期なのです。お子さんの言い分をよく受け止めながらアドバイスをすれば、大概は親の考えに沿った行動をしてくれるものです。頭ごなしに命令せず、「一緒に考えよう!」を合い言葉にしましょう。そうやって行動の計画を立てたなら、お子さんにとっては押しつけられた計画ではなく、自分で立てた計画です。実行に移そうとがんばるに相違ありません。

 夏休みが始まったら、毎日さりげなく見守り、タイミングよくほめたり励ましたりを継続しましょう。お子さんが、この夏をがんばり通したなら、素晴らしい収穫を手にすることができます。

 今年の夏が、お子さんにとって素晴らしい“成長の夏”になりますように!

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