ブログ担当者からのメッセージ

2013 年 7 月 4 日

 「全国でも希な、小学生だけを指導する学習塾だからこそ発信できる情報を!」と思い立ち、2008年11月に始めたこのブログですが、気がつけばアクセス数45万件を超えていました。

 会員のご家庭であるなしに関わらず、小学生をおもちのご家庭に私たちの学習塾の経験がお役に立てばという気楽な気持ちで書いていますが、まさかこんなに長く続けるとは思っていませんでした。ましてや、こんなにもたくさんの方々にお読みいただくようになるとは想像もしていませんでした。

 このブログは会員のご家庭だけではなく、いろいろな人たちが読んでくださっているようです。この場を借りて、読者の方々に厚く御礼申し上げます。

 筆者は小学4~6年生の学習指導に16~17年ほど関わっていました。現場には、「広報発信のための勉強に」と経営者に言われて立ったのですが、そういう腰掛け的な気持ちでは到底通用しないことをすぐに実感し、それこそ無我夢中で現場と広報の仕事に取り組むことになりました。現在は広報や企画の仕事に専念していますが、現場での経験は筆者にとってかけがえのないものになっています。

 現場では千数百名の受験生の学習指導をしてきたのですが、当然ながらその子どもたちの背後にはおとうさんおかあさんがいらっしゃいます。数多くの保護者会や面談を通じて、あるいはお電話でのご相談に応じているうちに、親の切なる思いが鈍感な筆者にも痛いほど伝わってきました。

 一線を退いた後、「現場にいるときほど肉体的な負担はないのだから、今までに経験したことや勉強したことを活かし、保護者の方々のために何かお役に立てるような情報発信をしてみたい」と思うようになりました。そういう経緯で始めたのがこのブログです。

 中学受験の場合、受験生はまだ幼さの残る小学生です。親の年齢も30代が中心ですから、まだ人生の折り返し点にも達しておられない若い世代です。ですから、「受験は競争である」という一面にとらわれ、子どもの将来という視点を見失った受験対策に走ってしまわれないよう、何らかの働きかけを誰かがして差し上げなければなりません(これは、創設以来弊社の経営者が言っていることです)。

 このブログから発信する情報は、長年の経験に基づいた情報、専門的見地に立った情報、受験生の“その後”を数多く見届けているからこそ発信できる情報を軸としています。中学受験が子どもの成長につながるものになるよう配慮することは、親にとっても塾にとってもいちばん大切なことですが、具体的場面においてどうすればよいのかを知っている者はそう多くありません。このブログは、そういう意味で多少なりともお役に立っていればうれしいのですが。

 さて、筆者が着目したのは、上記のような筆者の考えに沿った記事がかなり読まれていることです。会員募集に関する記事、行事をご紹介する記事、入試に関する記事、弊社の方針説明の記事なども書いていますが、子どもの知的成長という視点に立った記事が好まれていることにやがて気づきました。筆者の思いが読者の方々に届いたのでしょうか。

 今回は、書いてから随分経っているのに、いまだに毎日かなりの数の方々が読んでくださっている記事をご紹介してみたいと思います。ただし、アクセス数のランキングではありません。掲載日の古い順になっています。

1.小学生に自学自習は無理? 2009.1.23

2.9歳の壁 2009.3.6

3."しつけ”という言葉の深い意味 2009.6.11

4.睡眠時間と成績には相関関係はあるの? 2010.1.22

5.子どもを取り巻く環境の変化と子育て 2010.2.4

6.“リビング学習”は日本家庭に向いている? 2010.3.15

7.子どものほめかたには原則やコツがある~その1~ 2010.6.10

8.なぜ日本の子どもの自己評価は低いの?~その1~ 2010.6.17

9.子どもに自信を植えつける方法~その1~ 2010.6.24

10.子どもが勉強を嫌がるのはなぜ? ~その1~ 2010.8.19

11.子どもの学習意欲は何によって高まるの? ~その1~ 2010.9.6

12.勉強のできる子にするための最も基本的なこと 2010.10.18

13.あなたは子育てに向いている? ~その2~ 2011.5.9

14.子どものやる気がないのは子どものせい? 2011.6.27

15.子どものやる気を引き出すためのヒント ~その1~ 2011.7.4

16.子どもを上手に自立させるおかあさん 2011.12.12

 

 御覧の通り、進学塾らしい勇ましい内容を連想するタイトルは一つもありません。また、すぐに実行して成果があがりそうなタイトルもさほどありません。しかし、子どもを真に優秀にするために必要な要素は本来当たり前のこと、地味な積み重ねを必要とすることであろうと思います。それを多くのかたがご存知だからこそ、上記のような記事がずっと読まれ続けているのではないかと思います。それは筆者にとっては大変うれしいことであり、また筆者の意図が伝わっているような気がしてありがたく思うことです。

 とはいえ、お読みくださったかたのお役に立っているかどうかについては自信がありません。少しでもお役に立っていればと願うばかりです。なお、本来は双方向性にし、ご質問やご相談、ご要望などを受け付けるとよいのでしょうが、筆者の能力の及ばないこともあるでしょうし、本業に打ち込む時間がなくなるおそれもあります。ご了承をお願いいたします。

 引き続きこのブログは続けて参るつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。

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カテゴリー: ごあいさつ, 家庭学習研究社の特徴, 家庭学習研究社の理念

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