2014「私学がきみを呼んでいる!」女子編

2014 年 6 月 20 日

 前回、6月15日(日)に実施した6年部会員親子対象イベント、「私学がきみを呼んでいる!」の「男子の部」の様子をご紹介しました。今回は、引き続き「女子の部」の様子をご紹介しようと思います。

 とは言え、プログラム自体は男女共通です。内容面はほとんど変わらないので面白くないかもしれません。ただ、ステージに立っているのが男子か女子かで雰囲気はずいぶん違うものです。また、アトラクションの出し物が女子の場合は大編成の管弦楽なので、そういった違いを踏まえてご紹介してみようと思います。

 今年の6年生女子はここ数年で一番多く、五百数十名収容の会場の席があらかた埋まって見えるほどたくさんの親子に参加いただきました。おとうさんも付き添っておられる家庭がかなりあり、とてもうれしく思いました。また、男子の場合、親とは別々に友達同士で固まって座席に座るお子さんが多くみられましたが、女子の場合は親子一緒のケースがほとんどでした。このあたりも、男の子と女の子の違いなんですね。

 では、さっそく最初のプログラムから。男子と同じく、まずは各校舎の責任者がステージに立ち、6人のリレーで受験生に挨拶と応援のメッセージをお伝えしました。男子の場合と異なり、ステージ上の校舎責任者に声をかけたり歓声を上げたりするお子さんがいないため、静かな出だしとなりました。

 最初の出し物は「映像による学校紹介」です。女子の生徒さんも中3ともなると落ち着きが増し、どの生徒さんも堂々と上手に学校のプレゼンをしてくださいました。紹介順ですが、女子の部は「なぎさ」→「広島女学院」→「安田」→「清心」です。

 以下の写真は、5月に行われた「体育祭」での男女一緒の縄跳びのパフォーマンスの様子(なぎさ)、活発なクラブ活動の説明(安田)です。
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  「映像による学校紹介」の後は、各私学にまつわるクイズを楽しみながら、学校に対する関心を高めてもらおうという趣向のコーナー。勿論、男子とはクイズの内容が違い、制服や学食の人気メニューなどについての問題があり、女子受験生の関心を集めていました。クイズの後は、先生がたに解説をお願いしました。クイズは三択式で出題し、会場のお子さんがたには「グー」「チョキ」「パー」で答えてもらいました。

 写真は、広島女学院に関するクイズが提示された場面を映したものです。「学食で一番の人気メニューは何?」という問題ですが、選択肢は「スープスパ」「五目中華」「親子丼」です。さて、正解はどれでしょう。考えてみてください。正解は、写真の通りです。
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  以上のように、クイズのコーナーは男子の部と同じように大変盛り上がりました。意外な正解に「え~!!」という驚きの声がしばしばあがっていました。

 クイズが終わると、それぞれのクイズに出題の内容に関する解説を私学の先生方にお願いしました。御覧のように、女子の部では4校中女性の先生が3名となり、ステージはより華やかな雰囲気になりました。唯一の男性の先生となったなぎさの諸富先生は、午前の男子の部にも出演してくださり、大変だったことと思います。陸上部顧問で長身のイケメン先生です。本当にありがとうございました。
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 前半の最後の出し物はアトラクション。今年は、広島なぎさ中学・高等学校から「管弦楽クラブ」のみなさん60名が出演くださいました。曲目は、おなじみの「情熱大陸」など3曲でしたが、素晴らしい演奏を披露してくださいました。終了後のアンケートには、同クラブのみなさんの演奏に対する称賛の言葉が多数寄せられていました。

 部員のみなさんの多くは、中学校への入学後に楽器演奏を始められるとか。わずか数年うちにここまでうまくなれるのかと、驚いてしまいます。「情熱大陸」では、一部のメンバーが楽器をステージに置き、客席の間に並んで踊るなど楽しいパフォーマンスで盛り上げてくださいました。それに呼応し、自然と客席から手拍子が起こり、雰囲気はますます熱気に包まれていきました。

 楽器演奏では、ソロのパートも織り込まれていましたが、いずれも素晴らしい技量の持ち主で、みなさん聞き惚れておられるようでした。

 以下の写真をご覧になれば、会場の雰囲気もおわかりいただけるでしょう。
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 アトラクション終了後の休憩を挟み、後半は制服ファッションショーから始まりました。制服に対する関心は男子よりも圧倒的に女子のほうが高く、各校の制服や部活のユニフォームを身にまとった生徒さんが登場するたびに、子どもたちの視線は釘づけになっていました。
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写真は、上左が広島なぎさ、上右が広島女学院、下左が安田、下右が清心の制服紹介の一コマです。女子は、制服の使い勝手や特徴などに関する関心が強いことを踏まえ、男子よりも丁寧に説明されていたように思います。

 制服紹介が終わり、先生とともに各校4名ずつステージ上の席についていただいたところで、いよいよ後半の中心的なプログラムの始まりです。男子の部と同様、「受験生活でこんなことがあった?」という質問に対して、各校3名の中3生のみなさんに、○×いずれかのパネルを掲げて答えてもらう趣向です。

 写真は、見ての通り「受験生活でスランプに陥ったり、勉強嫌いになったりしたことは?」という質問が掲げられている様子です。さて、何人ぐらいが「○マル」と答えたと思いますか?

 質問の後は、各学校の生徒さんに、お勧め勉強法などのアドバイスをしていただきました。先輩たちの経験談やアドバイスを聞いている受験生の多くが熱心にメモを取っていました。このあたりは、男子との大きな違いですね。やはり、女子のほうがこまめであるだけでなく、精神年齢も高いことと関係があるのでしょうか。

 このあと、先生がたに受験情報の提供や受験勉強のアドバイスをお願いしました。写真は、清心の神垣先生がお話しくださっている様子です。

  受験情報に関しては、広島女学院の入試形態が大幅に変わることがすでに発表されていますが、この催しにおいても大きな関心を集めているようでした。入試の変更とともに注目されるのが、文部科学省からSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定を受けられたことです。今後、世界で活躍できる人材の育成という点から、同校への関心が高まるのではないかと思われます。
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 さて、いよいよフィナーレです。各学校の生徒さんと先生とで、受験生に激励のメッセージを投げかけていただきました。憧れの私学に通う先輩たちや先生からの心を込めた激励の言葉をいただき、受験生の意識は確実に高まったことでしょう。

 写真上左は「広島なぎさ」、上右は「広島女学院」、下左は「安田」、下右は「清心」のみなさんによる激励パフォーマンスの様子です。清心さんは、写真ではわかりにくいかもしれませんが、バレーボール部所属の生徒さんが、「入試に向けて、アタック!!」と、ボールを空中でスパイクしてくださったシーンです。どうもありがとうございました。
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 以上が、今年の私学紹介イベント「私学がきみを呼んでいる!」のおおよその内容です。毎日を忙しく働く大人と違って、子どものカレンダーは進行が遅いものです。しかし、受験生にとって、これから入試までの半年は、決して長くはなく、むしろあっという間に過ぎ去るように思えるかもしれません。この催しをきっかけに、今まで以上に入試に気持ちを定め、実のある学習生活を実現していただきたいと切に願う次第です。

 この催しは、たくさんの方々の協力があって実現できるものです。ステージに上がっていただけない協力者が数えきれないほどいらっしゃいました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

 

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カテゴリー: 行事レポート

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