2015 年 7 月 9 日 のアーカイブ

2015「私学がきみを呼んでいる!」 その2

2015 年 7 月 9 日 木曜日

 前回に引き続き、6月21日(日)に実施した私学紹介イベント、「私学がきみを呼んでいる!」のプログラム内容と会場の様子をご紹介します。このイベントは、弊社の6年部会員親子が対象で、一般には公開していません。

 このイベントは、入試を約7か月後に控えた受験生の子どもたちに、「私学ってこんなところなんだよ!」ということをお伝えしたり、私学それぞれのよさを感じ取ってもらったりすることで、入試に向かうモチベーションを高めようという趣旨で実施しています。

 さて、今回は第2部(催しの後半)の様子を順次ご紹介していきましょう。

第2部:私学で夢を叶えよう、がんばれ中学受験生!

 第2部は、「制服紹介」から始まりました。抽選で決定した学校の順番に従って、生徒さん3名と先生に順次ステージに登場していただくのですが、その際に「冬服」「夏服」「合服」「部活のユニフォーム」など、学校で定められた服装を身にまとい、ステージ中央でポーズを決めてもらいます。その際、一緒に登場していただいた先生に制服の解説をしてもらいます。

 この制服紹介は、女子受験生には大変人気があります。やはり、女の子は制服に関心が高いのでしょう。一方の男の子は、あまり制服には関心がないようです。女子は制服のよさがちゃんと伝わるような歩き方をしたり、決めポーズをとったりしてくださいますが、男子の生徒さんはやや恥ずかしそうです。それでも、学校によっては打ち合わせをしっかりしてこられたのか、なかなか凛々しい立ち姿でポーズを決めてくださいます。保護者のなかには、大人に近い背格好になった中学生の制服姿を見て、数年後のわが子を想像されたかたも少なくなかったことでしょう。

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 各校の制服紹介の様子を簡単にご紹介しましょう。女子の部の最初はなぎさから。なぎさの生徒さんは、三人で打ち合わせをしっかりとされてきたのか、上手な決めポーズで制服をよりかわいらしく見せることに成功しておられました。次のノートルダム清心の制服紹介では、コートを羽織っていた生徒さんが、途中で突然コートを外して部活のユニフォーム姿に変わるというサプライズを演出されていたのが印象的でした。三番目の安田は、最後に同校特有の深々とお辞儀をする挨拶で「安田らしさ」を演出しておられました。最後に登場された広島女学院は、かわいらしい今の制服が、東京で活躍されている卒業生のデザイナーによるものであることを披露されていました。

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 男子の部は、前述のように女子の制服のような華はなく、いたって地味ではありましたが、各校とも先生と生徒さんがきっちり制服の特徴を説明してくださいました。広島学院は、学校内では写真の左の生徒さんの服装(トレパン)姿に着替えること、そして、その恰好がいちばん過ごしやすいことを説明しておられました。広島城北で目を引いたのは、吹奏楽部に所属する生徒さんの衣装でした。その生徒さんが、ほんの一瞬でしたが腕前を披露してくださいました。修道は、学年によってバッジが変わること、制服の袖に入れられるラインの数が変わることが知られていますが、現在の制服がとても有名なデザイナーによるものだと説明されていました。最後のなぎさですが、さっぱりとした垢ぬけた夏服がとても印象的でした。

 制服紹介によって、当日私学からお招きした先生と生徒さん全員がステージ上に揃っていただいたところで、後半の主要なプログラムの始まりとなりました。

 まずは「受験勉強あるある」から。内容は、お越しいただいた私学の生徒さんに、受験生時代のことに関して質問をし、全員に○か×のプラカードで一斉に答えていただくもので、受験生家庭で生じがちな問題や悩みが、かつて受験生だった先輩たちにあったのかどうかを教えていただくという趣向となっています。

 たとえば、司会者が「受験勉強中に、スランプや勉強嫌いになったことがある」「受験生活が始まってから親子喧嘩が増えた」などと読み上げたら、会場の受験生たちに、当てはまれば挙手をしてもらいます。次に、ステージの私学の生徒さんたちはどうだったのか、一斉に○か×のプラカードを掲げてもらいます。こうした形式で次々に質問をしていきます。質問によっては、ステージの生徒さんのほぼ全員が○だったり、×だったりすることもあり、会場がどよめく場面もありました。

 一つ質問を終えるごとに、ステージの生徒さんのなかから任意に指名し、質問に関わる受験生の頃のエピソードを語ってもらいます。子どもたちは先輩たちの話を聞き、「先輩たちもそうだったのか」と、安堵の表情を浮かべたり、「すごい!」と感心したり。受験生にとって、励まされるし、元気の出るコーナーとなったようでした。

 このコーナーで発言された私学の生徒さんのなかには、理路整然としたよどみのない話しぶりで、的確なアドバイスや激励をしてくださるかたがおられ、保護者がしきりに感心されていました。おそらく、「わが子もあんな聡明な生徒に成長してくれたら」と思われたことでしょう。受験生のみなさんも、私学への憧れが一段と高まったのではないかと思います。

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 「受験勉強あるある」の最後に、各私学の先生方から来春の受験に関わる情報をご提供いただきました。話題は、入試での出題の傾向を丁寧にご説明くださるケース、保護者に熱いメッセージを送ってくださるケース、入試に関わる最新の情報をご提供くださるケースなどいろいろでした。いずれにしても、どの学校も情熱をもって子どもたちの教育にあたっておられることが伺える話を熱心にしていただきました。先生がたにはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 さて、いよいよフィナーレです。ステージに立っておられる先生と生徒さんがたが、学校順に受験生に励ましのメッセージを送ってくださいました。また、学校によってはちょっとしたビジュアルな仕掛けで受験生への励ましの気持ちを伝えてくださいました。

 フィナーレの様子は、午前の女子部、午後の男子部、全ての私学の様子を写真にてご紹介して終わりとさせていただきます。
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カテゴリー: アドバイス, 中学受験, 私学について, 行事レポート