2019 年 2 月 4 日 のアーカイブ

2019中学入試が終わりました ~保護者のみなさまへ~

2019 年 2 月 4 日 月曜日

 広島県西部地区の中学入試が終わりました。また、ほとんどの中学校の合格発表も終了しています(弊社の会員受験生の合格状況は、当HPに本日午後掲示する予定です)。受験生の子どもたちにとっても、受験生を見守り応援して来られた保護者にとっても、受験生活は長く苦しい道のりだったのではないかと思います。ほんとうにお疲れさまでした。

 言うまでもありませんが、入学試験は入学者を選別するために行われます。つまり、受験生を“ふるい”にかけるための試験です。しかしながら、当の受験生は世間を知らない小学生の子どもたちです。受験生活が始まったばかりの頃は、受験の意味もろくにわからず、ただのんびりと塾通いをしていたり、塾での勉強を楽しんでいたりしたお子さんが大半だったことでしょう。

 そんな子どもたちも、いよいよ入試が近づいてくるとさすがに受験がどういうものかを自覚し、「この中学校に受かりたい!」という願望を募らせるようになります。それは、生まれて初めて味わう緊張や重圧との闘いの始まりに他なりません。「もしもダメだったらどうしよう」―――このような気持ちを味わわせるのは、12歳の子どもたちにはいささか酷なことです。

 しかしながら、子どもたちはこの試練に臆することなく立ち向かいました。前述のように、入学者を選別するのが入学試験ですから、なかには夢の叶わなかったお子さんもおられることでしょう。しかし、結果はどうあれ未だ幼さの残る子どもたちが受験生活を最後まで乗り切ったこと自体が賞賛に値することです。保護者のみなさまにおかれては、12歳の大きな挑戦を終えたお子さんをどうぞ褒め称えてあげてください。

 すでに何度も書いてきたことですが、中学受験の厳しさ辛さを肌で感じてきたのは、受験生本人よりもご家庭で寝食を共にしながら見守って来られた保護者の方々であろうと思います。わが子の取り組みの様子を見ていると、「黙っていられない!」とばかりに手を差し伸べたくなるものです。しかしながら、いざ具体的に行動に移すとなるとそのことの難しさに直面されたことでしょう。まだ12歳、でももう12歳ですから、わが子が親の言うことを受け入れてくれるとは限りません。「親の思いをどう伝えてやったらよいか」「どうすればもっと頑張れるようになるか」と様々に悩まれたと思います。自分のことではない。しかし、誰よりも大切なわが子のこと。これほどの悩ましい思いはほかにないほどだったのではないでしょうか。しかし、今や中学受験における親としての務めも終わりました。

 そんな保護者の方々にお願いしたいのは、「どんなことがあろうと、これからも変わることなくわが子にとっていちばんの味方、応援者であり続けよう!」という決意をしていただくことです。入試の結果はよくても悪くても、長い人生のスパンで捉えたならさほど重大なことではありません。重要なのは、中学受験の体験を通して何が培われたかではないでしょうか。もしも結果が希望に叶うものでなかったとしても、受験までのプロセスで身につけたことの価値は何ら損なわれるものではありません。受験生活でわが子がいかに成長したかをもう一度振り返り、まずはわが子の成長した点をしっかりと受け止め認めてあげてください。そして、親としての反省点もあれば、ぜひこれからの親子関係に生かしていただきたいと存じます。

 そして、折を見て親子でこの度の中学受験を振り返ってみましょう。そのうえで、わが子が希望と夢を抱いて新たな中学校生活に踏み出せるよう、大いに励ましてやりましょう。12歳の子どもにとって、親がどれだけ自分を愛し、期待の気持ちをもってくれているかを感じ取れることは、何よりも幸せなことであり、やる気を奮い立たせるためのエネルギーになるものです。お子さんの行く手には多くの困難が待っていると思います。それを乗り越えるためには、まだまだ愛情深い親の存在が不可欠です。

 私たち家庭学習研究社の学習指導は、ただ受験突破をめざすだけでなく、中学・高校・大学へと発展しレベルアップする学習において、自らの能力を一層高めていくための基盤を築くことを念頭に置いています。お子さんは、毎日やると決めた勉強にしっかりと取り組めるようになったでしょうか。塾の授業を終えたら、家で復習をすることが当たり前のようになっているでしょうか。宿題ややるべき課題をいつまでに終わらせるかを算段し、見通しを立てながらやり遂げる力がある程度身についているでしょうか。そして、何よりも受験生活を通じて真摯に学ぶ姿勢が身についてきたでしょうか。

 計画的に学ぶ姿勢、家庭学習の習慣、自己管理に基づく学び、積極的に学ぶ姿勢…。これらは、中学進学後の学習生活で成果をあげるための切り札となるものです。前述のようにまだ12歳にすぎない年齢ですから、高いレベルで身につけてはおられないと思いますが、もしも受験生活の過程である程度進歩が感じられたなら、今の流れを中学進学後も大切にしていただきたいと存じます。そうすれば、必ずお子さんは何事があってもうまくやっていけるでしょう。受験の結果に対する満足度はどうであれ、「さあ、大切なのはこれからだね!」と親子で共通の認識を携え、この春から始まる中学校生活に臨んでいただきたいですね。

 ともあれ、長い受験生活はとりあえず終わりました。保護者のみなさま、本当にお疲れさまでした。お子さんと、貴家のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

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カテゴリー: がんばる子どもたち, ごあいさつ, 中学受験