2019 年 3 月 6 日 のアーカイブ

2019年度中学入試 弊社会員合格・進学状況

2019 年 3 月 6 日 水曜日

 中学入試を終えて一息ついたのも束の間、3月2日には早くも2019年度の前期講座がスタートしました。次年度に入試本番を迎えるのは、新6年部生のみなさんです。私たち指導担当者も、受験生のみなさんの夢が叶うよう、この1年学習指導に精一杯当たらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 ところで、今年度の中学入試における弊社会員受験生の入試結果と、進路選択の様子がおおよそ掌握できましたので、今回はそれをお伝えしようと思います。

 弊社は、50余年に及ぶ中学受験塾としての歴史がありますが、一貫して広島の主要私立一貫校への進学をターゲットにして活動してまいりました。しかしながら、近年は広島県内に公立一貫校が次々と開校し、しかも着実に実績を積み重ねて受験生の人気を高めています。今年は、これらの公立一貫校に加え、県立叡智学園中学校、県立三次中学校も開校され、公立一貫校の受け皿がさらに充実しています。こうしたなか、弊社会員にも公立一貫校志向をもったご家庭が増えており、公立型の入試選抜(適性検査)に対応する指導にも力を入れています。

 とは言え、新設の叡智学園中学校は前例のない全寮制一貫校であり、まだこの学校に対する会員家庭の関心の度合いがわからず、正直申し上げて会員のうち何名が受検したのかも掌握しておりませんでした。しかしながら、蓋を開けてみると8名の会員が二次選抜を通過し、入学資格を得ておられました。しかも、全員が入学予定であるという報告をいただいています。この叡智学園も含め、今年の中学入試では公立一貫校への受検が以前よりも活発であったことが印象に残ります。

 では、今年の弊社の会員合格実績と、進路選択の様子をご紹介してみましょう。 

 前述したように、弊社会員の進学先は、昔も今も広島学院、修道、ノートルダム清心、広島女学院など、歴史と伝統を有する私立一貫校が中心となっています。今年も基本的にそれは変わりません。ですが、国立や公立の学校との重複合格者が、若干そちらのほうに流れる傾向がありました。

 男子私学最難関の広島学院合格者は58名でしたが、そのうちの44名が同校へ進学するもようです。同校合格者のうち、他校への進学を選択したのは14名と、例年より歩留まりが低くなっていますが、これは広島大学附属との重複合格者23名のうち10名が附属に流れた結果であろうと思います。ただし、理由を調べてみるともともと附属第一志望だった受験生が多かったためであり、あくまで今年に限っての傾向だと思われます。附属以外では、2名が修道への進学を選択していました。

 女子私学最難関のノートルダム清心合格者は82名でした。そのうち56名が同校へ進学するもようです。同校合格者で他校への進学者の主なものは、8名が広島大学附属、7名が広島女学院、4名が県立広島、4名が市立広島中等教育でした。女子の場合、広島大学附属が広島最難関校であり(外部からの受検での合格者はわずか65名。今年の弊社の女子合格者は全員が外部受験生でした)、清心と重複合格した場合に附属が選ばれるケースが毎年多いようです。さらに、今年の進路選択の様子をみると、県立広島や市立広島なども選択の比較対象となるライバルになってきているようです。また、今年に関しては広島女学院を選ぶお子さんが例年よりもたくさんおられました。

 公立一貫校で目についたのは、県立広島の合格者が地元の東広島校の受験生よりも、他地区の受検生が多かったことでしょうか。特にJRを利用して通学できる地区に住まいのある受験生が男女とも数多く受けるようになり、合格した場合でも進学先として選ぶ傾向が強くなっています。また、市立広島中等教育ですが、こちらも、安佐北区や安佐南区限定の色彩が強い傾向に変化が見られ、女子の優秀な受験生が相当数受け、合格した場合も進学先として選んでいます。広島市の西部地区からも何名か進学するようです。

 次に、併願数の状況を簡単にご報告します。男女とも、3校受験がいちばん多かったようです。以下は併願数の状況を割合で示したものです。

 男子の3校受験のパターンで一番多かったのは、「附属・学院・修道」で、これに「学院・修道・城北」、「修道・城北・なぎさ」、「学院・修道・なぎさ」と続きます。女子は、「附属・清心・女学院」のパターンが圧倒的に多かったようです。これに続くのが、「清心・女学院・安田」、「女学院・安田・なぎさ」でした。

 また、男女ともに3校受験の次に多かったのは4校受験でした。その代表的パターンは、男子の場合「附属・学院・修道・城北」で、その次が「附属・学院・修道・なぎさ」、「学院・修道・城北・なぎさ」と続きます。女子は「附属・清心・女学院・なぎさ」がいちばん多く、次が「清心・女学院・安田・なぎさ」、さらに「附属・清心・女学院・県立広島」、「附属・清心・女学院・市立広島」と続きます。

 合格状況と進路選択の様子を調べてみると、複数校の合格を得た場合に難易度の高いほうを選ぶケースが多いものの、そうではない選択をしておられるご家庭がかなりありました。中学高校の6年間を過ごす学校を選ぶのですから、お子さんに合った学校選びという観点に立つと、そういう傾向があるのは好ましいことだと思います。

 これから受験をされるご家庭におかれても、まずはしっかりとした学力をつけることが重要なことですが、お子さんに合った学校はどこかという観点からも、受験の方向性を検討されることをお勧めしたいですね。

 2019年度の講座がいよいよ開講しました。来年の受験生のみなさん、そして保護者のみなさま、この1年の受験生活の充実をめざしてがんばってまいりましょう!

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カテゴリー: お知らせ, 中学受験, 私学について