「オンライン‟親子”セミナー」のご案内 (会員生向け行事)

2022 年 4 月 9 日

 いよいよ小学校の新学期が始まりました。進学塾は、中学校の入学試験の実施時期を視野に入れ、早々と2月頃に新年度の講座を開講します。ですが、学校が新学期を迎えてこそ、学習塾や子どもたちの雰囲気も新しい年度の様相を呈してくるものです。会員児童のみなさんには、「一つ上の学年になったのだ」という実感を胸に、これまでよりも引き締まった気持ちで勉強に向かっていただきたいですね。

 さて、弊社は昨年11月に「オンライン‟親子”セミナー」と銘打った新しい催しを開催しました。内容は、広島の代表的な男女の私立一貫校である広島学院とノートルダム清心の魅力をいくつかの視点に立ってご紹介するもので、「学校をより深く知る」「受験生の意識を高める」ことが主な目的でした。昨年は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、学校説明会の開催を断念された学校が出てきました。それも私学を代表する有力校でしたので、「学習塾として何かできないか」と思ったのが催しを開催するきっかけでした。

 ただし初めての試みであり、急ごしらえかつ手探りの状態でしたので、「広島学院」と「ノートルダム清心」の2校に絞っての開催としました。また、そのような事情もありましたので、弊社の会員家庭のみを対象とすることにいたしました。告知をすると、受付初日すぐに予定していた数の申し込み数を超えました。そのため、急遽定員を増やすこととなりました(両校ともに約200家庭が申し込まれました)。

 不安を抱えての実施でしたが、先生がたが十分な準備をしてよい話をしてくださったおかげで、好評をいただきました。また、「もっと多くの学校の紹介を」「公立の一貫校もやってほしい」などの声も多数いただきました。そこで、今年はできる限り多くの学校をご紹介することにしました。ただし、まだ催しとしての見通しが確定していませんので、当分は会員家庭のみを対象として実施する予定です。ご了承ください。

 今年の第一弾は、「広島市立広島中等教育学校」です。みなさん、この学校のことをご存知ですか? 広島市安佐北区の桐陽台という団地の一角にある、完全6か年一貫教育を実践する公立学校です。公立一貫校というと、中学だけでなく高校からも募集する「併設型(県立広島中学校 同高等学校など)」と、中学校からのみ募集する「中等教育学校」が主要な形態です。今回ご紹介するのは後者ですが、同校はもともと広島市立安佐北高等学校でした。それが併設型一貫校の広島市立安佐北中学校・高等学校に衣替えされました。そしてさらに、平成26年度から広島市立広島中等教育学校に変わりました。この学校がまだ十分一般に認知されていない理由の一つもそのあたりにあるのだと思います。

 筆者の住まいはこの学校の近隣にあり、学校の変遷を目の当たりにしてきました。すばらしい学校になりつつあります。生徒さんの立ち居振る舞いや学校の雰囲気を見れば一目瞭然です。放課後の時間帯に、同校の校舎や校庭が見渡せる道路を歩いていると、スポーツ系の部活の活気ある練習風景が目に入ったり、ブラスバンドの元気な演奏練習の音を耳にしたりします。本催しを通じて同校に興味をもたれたなら、ぜひ一度学校を実際に見に行ってみていただきたいですね。今回の催しが、同校のすばらしさにふれるよい機会になることを願っています。

 どの中学校に縁ができるか。今の段階では誰にもわかりません。だからこそ、今のうちに進路として候補となり得る学校の特徴やよさに触れておくべきではないでしょうか。最終的にどの中学校にするか迷ったとき、事前に入手している情報があると大いに役立ちます。

 私立か、公立か、それとも国立か。中高一貫の学校はいろいろ選べます。ぜひ今回のセミナーに参加いただき、お子さんと一緒に広島中等教育学校という完全6か年一貫の公立学校の魅力を発見してください。

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カテゴリー: お知らせ, 中学受験, 行事のお知らせ

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