「夏のおかあさんセミナー」のご案内 7/1(金)実施

2022 年 6 月 6 日

 早いもので、6月を迎えています。6月上旬と言えば梅雨入りの時期ですね。予報では、今年の梅雨入りは6月6日頃と平年並み、梅雨明けは7月中旬とやや早めになる模様です(※9日現在で、まだ梅雨入り宣言が出ていません。6月半ばごろになるかもしれません)。降雨量は平年並みとのこと。雨の日が続くと鬱陶しい気分になりますが、雨がもたらしてくれる恩恵も多々あります。できるなら、ほどほどに降ってほしいものですね。

 さて、弊社では例年6月になるとすぐさま夏の講座の募集活動を開始しています。ただし、コロナパンデミック以来、少しばかり募集のスタートを遅めにしています。今年は6月中旬ごろを予定しており、もうしばらくしたら会員のご家庭に案内を配布いたします。また、チラシ(6月12日折込)やHP(6月10日頃掲載)などで新規入会のご案内もいたします。この夏からの通学を検討いただいているご家庭もおありでしょう。もうしばらくお待ちいただきますようようお願いいたします。

 今回の記事は、この夏休みからの塾通いを検討されているかた、中学受験に興味をおもちのかた、受験についてお迷いのかたを対象とする催しのご案内です。また、現在弊社の教室に通っておられるお子さんの保護者の参加も歓迎します。受験の目的や勉強のありかたなどについて、もう一度考え直してみたいかたはぜひ参加してみてください。対象は小1~小5のお子さんをおもちの保護者です。夏休みからのお子さんの受験生活の見守りや応援に向けて、また望ましい家庭教育の実現に向けて、明確な視点や指針をお届けできるのではないかと思います。

① 催しの趣旨
 中学受験の準備期間は子育ての仕上げ期と重なります。それをどう受け止めるべきでしょうか。何より言えるのは、「どんな受験生活、どんな勉強で合格をめざすかが、子どもの人間形成に多大な影響を及ぼす」ということです。そこを理解してうまく生かせば、子どもの可能性を大きく広げることができます。たとえば、勉強と遊びの切り替え、自己管理に基づいた生活、基本に適った勉強の実践などを通じて、主体的な行動様式を携えた人間に成長できますし、筋のよい勉強法を体得したり解き明かす楽しさを満喫したりした経験を通して、学問に向いた頭脳のもち主になることもできるでしょう。

 ただし、子どもの勉強は子ども任せではうまくいきません。子育て途上の子どもが受験生ですから、大人の関与が欠かせません。その大人が、子どもの成長につながる生活や勉強がどのようなものかを知っていれば、受験は大きなプラスに作用します。

 以上を踏まえ、本催しでは「どんな生活や勉強が子どもの望ましい頭脳形成や人間形成につながるか」について、参加いただいた方々と一緒に考えていきます。

 

② 催しの主な内容
 <家庭教育 3つの実践目標>

1.行動に自主性と主体性をもたせる

今日の社会は、学歴だけでは生きていけません。自分の考えをもち、自分で行動を適切に選択できる力が求められます。また、グローバル社会においては、英語に堪能であることもさることながら、自分をアピールできる力や、他者の気持ちを理解するコミュニケーション力が不可欠です。

この点に鑑みると、中学受験の準備期間の生活や学びのありかたが非常に大切な意味を帯びてきます。ただし、大層に考える必要はありません。自分で生活や勉強の段取りをつける練習を実践すればよいのです。受験生であっても手伝いや自分のやるべきことをやらせればよいのです。テスト成績がよくても悪くても、振り返りと反省を励行すればよいのです。授業を集中して聞き、わからなければ質問したり、友達に相談したりすればよいのです。

これらのことを、当日はもう少し具体的にお伝えし、各家庭の実践につなげていきます。

2.行動を適切に制御できる力を養う

立派な学習計画を立てても、三日坊主になる子どもが相当数います。勉強の時間になってもTVやゲームにかまけるようでは、学力は伸びません。行動の切り替えができるかどうかは、受験の結果を規定するし、そればかりか子どもの人生の歩みに多大な影響を及ぼします。

遊びの時間も、自由に使える時間も子どもに必要です。そこに受験勉強が加わることは、子どもの成長に大きな意味をもたらすでしょう。好きなこともやりたいからこそ、やるべきことを疎かにしない。中学受験は、このような姿勢を養ううえで絶好の機会を与えてくれます。受験生活を通じて、目先の快楽に走らず、自分の行動を適切に制御できる力を養いましょう!

我慢する力と行動の優先順位をつける力。これらの身につけかたを考えていきます。

3.真の学力形成につながる学習を実現する

児童期の学習の柱は、母国語の習得と基礎算数能力の育成です。この二つの柱を育てておけば、先々も学力形成で躓くことはまずありません。特に国語力は、全ての教科の学習を支えるエンジンの役目も果たしますから、何よりも優先すべきでしょう。そこで、読む力・書く力がどうやって育まれるかを一緒に考えていきます。そのプロセスを知れば、何が国語学習で大切かもご理解いただけるでしょう。

もう一つ。算数の力を育てるうえで何が重要かを考えていきます。低~中学年期は、計算力育成がメインで、かけ算九九や筆算などの習熟を図る学習が主体になっています。それは、算数力の土台となる大切なものだからです。しかし、覚えたり習熟を図ったりする学習以外に、絶対に見落としてはいけないポイントが存在します。それは、数の意味を現実場面に照らして理解することです。

国語と算数は学力形成の要。入試突破と将来の伸びしろという観点からポイントを検証します。

 

③ 会場・参加方法等について

 本催しは、7月1日(金)の11:00~12:10に開催予定となっております。もともと、コロナ感染問題がある程度沈静化するのを前提に企画した催しです。そこで、私たちから一方通行でお話しするのではなく、質問の応答をしたり、参加者同士で気楽に話をしたりできるよう、ワークショップ的な催し用にレイアウトされた会場ご用意しました。しかしながら、コロナの感染問題の状況によっては、安全優先の形式に変更せざるを得ません。また、実施にあたっては、若干内容を変更することもあります。ご了承をお願いいたします。

 会場の収容人数は約40名と限りがあります。そこで念のため、予約制といたしました。会場や申し込みの方法についての詳しい情報は、6月10日頃に弊社HPにてご案内します。それをご覧のうえ、所定の手続きをお願いいたします。申込フォームに必要事項を打ち込んでいただく形式にしています。なお、参加料はいただきません。無料の催しです。

会場:レンタルスペース Amber(アンバー) 広島市中区本通5番11号 和光ダイヤモンドビル

 

 中学受験は、わが子の将来までを見通して行うものです。ところが、目の前の受験という関門突破のために、将来の伸びしろをないがしろにしてしまうこともありがちです。そんな事態になっては元も子もありません。

 この催しは、家庭学習研究社に35年以上在籍し、学習指導、行事の企画、低学年部門の設立、広報業務等を担当してきた筆者が企画実施いたします。受験の結果だけにこだわらず、先々の人生で自らの可能性を切り開いて行ける子どもを育成することを主眼に置いたご提案をさせていただきます。親から差し出された期待が、子どもにとって納得がいくものであったなら、子どもは親の気持ちに沿おうと一生懸命に努力します。そんな流れを築けたなら、受験での志望校合格はもとより、先々も揺らぐことのない親子の強固な信頼関係を築くことができるでしょう。

 この催しに興味をもってくださったかたの参加を、心よりお待ちしています。

LINEで送る
Facebook にシェア
Pocket

カテゴリー: アドバイス, 中学受験, 勉強について, 子育てについて, 家庭での教育, 家庭学習研究社の特徴, 行事のお知らせ

おすすめの記事