オンライン親子セミナーを開催します!(会員限定)

2022 年 9 月 9 日

 少しずつ秋らしい涼しさを感じるようになってきました。なかなか受験というものをイメージできず、自分のこととして感じられなかった6年生のお子さんも、さすがに秋を迎えると今までとは違った心もちになってきているのではないでしょうか。

 6年部後期になると、授業で扱う教材やその取り組みかたも入試を意識した実戦的なものになっていきます。授業で先生が話す事柄も入試に関する伝達事項や励ましの言葉が増えますし、クラスの仲間の表情も明らかに引き締まってきます。そうなると、否が応でも教室の雰囲気が変わっていきます。さあ、いよいよ本格的な受験対策の学習が始まります! 受験生の子どもたち全員が、悔いの残らぬ仕上げ学習をやり遂げられるよう、指導に当たる先生たちも全力を尽くして受験生を応援してまいります。保護者の方々におかれても、お子さんの体調管理やメンタル面のフォローなど、いろいろと気遣い気苦労も増えると思います。子どもたちが、今から精一杯の受験対策を実現できるよう、ともに精一杯応援してまいりましょう。

 さて、今回の記事は9月23日(祝・金)と10月2日(日)に実施を予定しているオンライン親子セミナー(9月23日が女学院編、10月2日が修道編)のご案内です。昨年11月以来、オンラインによる学校紹介の行事を何度か実施してまいりました。これまで、広島学院、ノートルダム清心、広島中等教育学校、広島県立広島中学校・高等学校の4校をご取り上げてきましたが、今回ご紹介する広島女学院と修道は、広島の私学で最も歴史が古く、全国的に名前の通った私学らしい私学です。その成り立ちやこれまでの歩みを考えると、この2校は‟ザ・私学”といっても差し支えないほどの存在です。広島の中学受験生の大半が受験する広島女学院と修道の特徴や魅力を、ぜひこのオンライン親子セミナーで感じ取っていただきたいですね。

 ちなみに、修道は江戸時代に設立された広島藩の藩校の流れを汲む、わが国有数の長い歴史をもつ私立男子校です。また、広島女学院は明治19年に設立された、プロテスタント系の女子ミッションスクールです。両校の出自を少し調べるとわかりますが、私学にわが子を通わせるうえで明確なメリットを有する魅力的な6か年一貫校です。そもそも、私学とは共通の利害関係や信仰などで形成された団体や集団が、自分たちの考えに沿った教育を子弟に施すために設立したものです。そこには、どんな人間を育成するかについての明確な目的があります。このような私学の教育の根底には、「いついかなる時代においても生き抜いて行ける、確かなスピリットや知性、行動力を携えた人間を育成する」という、共通のバックボーンが存在します。このような人間の育成に向けたアプローチの違いが、校風や教育内容の個性となっているのだと言えるでしょう。

 現在の私学は、特定集団内の子弟教育の場ではなく、入学を希望される家庭のお子さんのなかから学力などを判定基準にして広く生徒を受け入れています。わが子を私学に通わせる場合、今日まで受け継がれてきたそれぞれの私立学校の伝統や校風を家庭の教育観や家庭文化に照らし、最も魅力的な教育を実践しているのはどこか、最も相性のよさを感じる教育の場はどれかという視点から学校選びをするのが今日では一般的です。オンラインによる駆け足の催しではありますが、改めて「広島女学院と修道の私学らしさはどこにあるか」という視点に立って視聴してみてはいかがでしょうか。

 なお、本催しの申込受付はすでに始まっています。いずれの催しも9月12日(月)まで受け付け可能です。オンラインによる学校紹介は、直接先生の話を聞く形式と比較するとライブ感は少ないものの、学校まで出向く必要がなく、家庭で親子一緒に視聴できます。受験をすぐ先に控えているご家庭でなくても、「学校に興味をもつ機会を子どもに与えたい」と思っておられる5年生以下のお子さんのご家庭も気軽にご利用いただけるでしょう。「まだ時期が熟していないから」とためらっておられたご家庭も、ぜひお申し込みいただきたいですね。

 本セミナーの話者ですが、広島女学院は渡辺信一校長、修道は田原俊典校長にお願いしています。修道の田原校長はダイナミックでユーモアに富んだお話をされることでつとに有名ですが、広島女学院の渡辺校長も情熱のこもったよいお話をされるすばらしい先生です。お会いするたびに、お二人の学校愛、生徒愛の深さとスケールの大きさに圧倒される思いをしています。ぜひ、本セミナーで校長先生の話をお聞きになり、教育者としての人柄に触れていただきたいですね。

 なお、本セミナーが学校説明会と違うのは、主催者が学習塾であり、催しで校長先生がお話しくださるテーマや内容は主催者である弊社が設定している点にあります。学習塾からの問いかけに応じて話すのと、学校が自ら設定した話題に基づいて話すのとでは、自ずと違いが生じるものです。本セミナーを、そういった視点から視聴していただくと、両校の魅力の感じかたも微妙に違ってくるかもしれません。

 話題の多くは家庭学習研究社の広報スタッフが相談して決めました。昨年の学院編、清心編もそうでしたが、小学生も視聴者ですので、子どもたちが興味をもつようなアンケートの結果なども校長先生の話と組み合わせてご紹介します。修道は自由な校風で自主自立の精神を育む教育の場として知られます。広島女学院は、明るい自立した行動派の女性を育む教育の場として知られます。両校の教育についてご紹介するたびに感じるのは、堅苦しさが全くない、誰にも居場所のある、開かれた学校であるということです。子どもたちに言わせると「楽しそう!」という学校イメージのようです。多くの子どもたちがあこがれるのは、そういった学校イメージが地域に定着しているからでしょう。

 本セミナーは、「女学院らしさ、修道らしさをどんな切り口でお伝えするか」ということに焦点を当てています。校長先生への問いかけを筆者が行い、校長先生にお答えいただく形式にしています。たとえば、「男を磨く」という言葉があります。先日も、広島の高校野球の頂点に立つ某私立高校の選手が、「〇〇高校の〇〇監督の下で男を磨こうと思って入部しました」と語っていました。修道も「男を磨く場」という言いかたが最もよく似合う私学ですね。知力や立ち居振る舞い、生きかたの習得において、修道に行けばどんな成長が期待できるでしょうか。そんな問いかけもしてみようと思っています。

 オンライン親子セミナーで、修道と広島女学院の魅力にたっぷりふれてください!

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カテゴリー: お知らせ, 中学受験, 私学について, 行事のお知らせ

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