夏のおかあさんセミナーを開催しました(その2)

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2013年 7月 3日 水曜日 雨

 前回と今回にわたり、「おかあさんセミナー」の様子についてご紹介します。今回のセミナーでは、「夏休みの親子の会話」についてお話しさせていただきました(セミナー前半の内容については、前回のブログをご覧ください)。そして、最後に「子どもに反省を促す会話のコツ」について、お話しさせていただきました。
 子どもとの会話は、楽しいことが理想ですが、ときには反省を促すために注意したり、言いづらいことを伝える必要があります。しかし、ただ叱るだけでは、子どもは「おかあさんは口うるさい」と感じるだけで終わってしまいます。では、どんな声のかけ方がよいのでしょうか?
 そこで、今回「ポジティブなサンドイッチ」についてご紹介しました。
ポジティブなサンドイッチ これは、簡単に言いますと「ほめて、けなして、ほめる」という声のかけ方です。いきなりお子さんを注意するのではなく、まずお子さんの良い点をほめ(承認)、続いて改めるべき点を伝え反省を促し(修正)、最後に日頃の感謝の言葉を伝えて締めくくります(感謝)。
 会場にお越しいただいた皆様には、実際に「ポジティブなサンドイッチエクササイズ」に取り組んでいただきました。先程述べたように、「承認・修正・感謝」の各欄に、お子さんを思い浮かべながら、我が子にどのように声掛けをするか書いていただきました。書いた内容を発表する場などは特にありませんでしたので、どのような声掛けを考えられたのかは分かりませんが、とても熱心にエクササイズに取り組んでくださいました。また、当日は大雨で休校だったこともあり、お母さんと一緒に参加していたお子さんは、お母さんが自分の何について褒めてくれるのか、何を感謝してくれているのかと、横から覗き込んでいる姿も見られました。嬉しそうにそれを読む姿をみて、やっぱり子ども達は、認められたり褒められると嬉しいのだと感じました。
 低学年は、まだしつけをしている段階なので、注意することも多いと思います。特に、夏休みは子どもと過ごす時間も多いので、注意する場面も増えます。しかし、一つ一つをただ注意するだけでは、子どもの自尊心を傷つけるだけになってしまうので、次第に子どもも耳を傾けなくなってしまいます。普段お子さんを注意する際、少し意識して、愛情のこもった言葉と一緒に声掛けをしてみてください。お子さんの反応も変わってくるかもしれません。
 以上、一部ではありますが、セミナーの内容についてご紹介させていただきました。当日お越しいただいた皆様にはアンケートに沢山のご感想や温かい言葉をいただきました。心から感謝申し上げます。今回のセミナーは、スタッフ全員に出番を設けるなど、新たな体制で試みました。いかがでしたでしょうか?(当日はとても緊張していました!無事セミナーを終えてとてもほっとしています…)
 次回もお越しいただける皆様が「よかった!」と思えるよう、スタッフ一同準備してまいります。ぜひ、ご参加いただけますよう、よろしくおねがいいたします。
 

(makino)

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