ジュニア3年部の授業参観を実施しました

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2014年 6月 27日 金曜日 くもり

 先週をもちまして、授業参観を終了しました。お忙しい中お越しいただきました保護者の皆様に心より感謝申し上げます。先週は、ジュニアスクール3年部の授業参観にいってきましたので、国語の授業の様子をご紹介します。

 今回国語の授業では、「部首」の前段階として、漢字を分解していくことで「漢字の組み立て」について理解を深めました。
 まず、ナビゲーターが「校」「休」「読」の三つの漢字カードを黒板に貼り、子ども達に読み方を尋ねました。すぐに「こう!」「きゅう!」「どく!」と元気な声が返ってきます。ナビゲーターが、ただ答えるのではなく、「小学校の“こう”」など、分かり易く説明するよう伝えると、「大休憩、小休憩の“きゅう”」「読書の“どく”」など、それぞれ丁寧に説明を加えて発表できました。小さなことですが、せっかく漢字の勉強をするので、読み方とともに熟語も一緒に考えていくと、理解が深まりますね(^^)

漢字分け方

一つひとつ読み方を確認した後、本題の漢字をどのように分解できるかを考えました。ナビゲーターが、はさみで三つの漢字を左右に切り分けると、「木」と「交」など、それぞれどんな漢字が組み合わさってできているのか、よく分かりました。続けて、他にどんな分け方があるのかを子ども達に発表してもらいました。初めは、なかなか意見が出てこず、「なんだっけ~、なんかあるけど~…」と悩んでいました。そこで、ナビゲーターが上下の分けられたイラストを黒板に貼り、「こんなふうに分けることができる漢字がないかな?」とヒントを出すと、「あ~!!あるある!」「宿!」「音!」と、分け方が分かると、漢字が次々に思い浮かんだとうです。他にも、左上と右下の組み合わせ、右上と左下、周りと中の組み合わせ、また分けられない漢字がありますが、実際にそれぞれにあてはまる漢字の例を挙げながら確認していきました。

漢字分け方5パターン

 次に、一人ひとりに漢字カードを配り、その漢字がどのように分けられるかを考えてもらいました。どんな漢字が配られるかと、どきどきして待っている子ども達。カードが配られると、勢いよく線を入れて区切っていきました。「できた!」と次々に声があがったので、一人ずつ前に出て、また説明してもらいました。「これは、○○という漢字です。これは、○○のグループです。」と、漢字を紹介し、分類していきました。きちんと言えたらお母さんの方を見て、得意気な顔をしている子もいました。

 最後に、自由に思いつく漢字を挙げ、プリントに分類していきました。出だしは好調でしたが、すでに黒板に紹介してある漢字も多いので、しばらくすると鉛筆が止まっている子がたくさんいました。私も後ろの席で一緒に挑戦しましたが、3年生までの漢字に限って考えるとなかなか思い浮かばず、同じく手が止まりました…。ナビゲーターが「黒板に出た漢字もとりあえず書いてもいいよ。そうしたら、他の似た漢字も思いつくかもしれませんよ。そのようが、脳がしっかり働いてくれますよ!!」と声をかけると、黒板の漢字を写し、「あ!」と別の漢字も思いついたようです。男の子の多いクラスなので、競争心も強く、一つでも多く漢字を挙げようと集中して時間いっぱい取り組めました。時間がきたので、それぞれ発表してもらい、発表が終わったところで、全員で黒板を眺め、「右と左の組み合わせが一番多い!」「左上と右下(たれ)のは少ないね」など気づきを確認し、授業をまとめました。

 三年生はこれまで、子ども達は約300程の漢字を習いました。これからもたくさん漢字を習っていきますが、ただひたすら漢字練習帳に書いて覚えていくということは、子ども達にとっても負担になります。今回のように、漢字の組み立てを意識することで、漢字の意味を考えやすくなり、漢字を覚えやすくなります。これから漢字を習う際に今日の学習を活かしていくと、漢字の学習がより楽しく身になる学習となるのではないでしょうか。

 

(makino)

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玉井式2年部の参観を実施しました

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2014年 6月 13日 金曜日 晴れ

 暑い日が続いています。もうすぐ夏ですね。今週から夏期講座の申込受付が始まり、早速お問合せの連絡をいただいています。夏休みの間に、一緒に楽しく学びませんか??受付開始からまだ一週間程しか経っていませんが、すでに定員に達していたり、定員間近なクラスもあります。各クラス定員に達し次第、受付を終了いたしますので、お早目にお申込みください(^^)

 さて、低学年部では、5月の終わりから授業参観を実施しています。先週、玉井式2年部の授業参観に行ってきましたので、授業の様子を一部ご紹介します。

 この日は、土曜日ということもあったのですが、なんと全員の保護者の方が参加してくださりました!お忙しい中、ありがとうございます。子ども達もやる気満々で授業に取り組むことができました。

 2年参観今回の「ものがたり算数」は、ブラッドおじさんが日本を冒険したときのことをジョーに話してくれる場面でした。自分達が暮らしている国のお金のことや、桜の美しさを紹介され、嬉しそうです。お話を楽しんだ後、早速、ブラッドおじさんが日本で50円玉3枚を支払って食べたソフトクリームの値段を考えるよう、ナビゲーターが指示を出すと、みんなあっという間に式を立てることができました。計算も工夫して「50と50で100のかたまり(100円)」と100円に置き換え、「100円と50円で150円」と考えると簡単だと気づけました。

 続いて、お話の中でブラッドおじさんが袋から出してくれたお金の合計を求める問題では、まずイラストを見て、「1000円が1枚、100円が14こ、50円が1こ、10円が8こ、5円が2こ。」と、どんなお金がいくつずつかをみんなで声を合わせて確認しました。また、「ここには、出ていないけど、他にも知っているお金がある人?」とナビゲーターが投げかけると、「5000円!」「10000円!」「1円も!」と次々に自分が知っているお金を発表し合い、しばし盛り上がる場面も。

 合計金額を求める際は、まず、「10円が8こで80円、5円2こと50円で60円」とそれぞれまとめていきました。また、「100円が14こで」の金額については、先程と同じ要領で「100円が10こで1000円。1000円と400円で1400円」と考え、最後に、各自でこれら全てを筆算で足し合わせました。4段もある筆算は見慣れないので、なかなか手が進みません。書いては消してを繰り返し、苦戦しているようでした。解き終えた子も、繰り上がりの数を足し忘れて計算ミスをしたりと、正しい答えにたどりつけた子は残念ながら、ほとんどいませんでした。全体でゆっくり答え合わせをし、自分がどこで間違えか確認すると、「あ~」とそれぞれ間違いに気づき、丁寧に直していました。

 その後の休憩では、全員が保護者の方の所へ行き、授業の感想や問題について楽しそうに話をしている姿が見られました。「あの問題難しかったけど、ちゃんと理解できた??」と一緒に確認したり「でも、ここはしっかり発表できたもんね。」と褒めてもらったりと、お家での復習にも繋がっていきそうでした。参観を通して、子ども達がよくがんばっているところやこれからもっと伸ばしていきたいところなど発見していただけたようで嬉しく思いました。

 今週も参観が続いています。次回も参観の様子をご紹介させていただきます。

 

(makino)

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