文字を見つめて・・・

本部には、月に一度、ステップアップテストが送られてきます。ほとんど会う機会のない、ホームワークコースの子たち。でも、答案を見ていると、なんとなくその子の姿が見えてくるような気がするのです。
線が細くてかわいい字を書く子は、「ちょっと控えめな、やさしい子なのかな?」と思います。
しっかりした線できっちりした字を見ると、「自信にあふれているんだろうな。学級委員とかやってたりして。」なんて思ったり。他にも、ある問題の答えだけ小さく書いている子もいます。きっと、苦手なところなんだなと思いました。そうした答えが合っていると、思わず大げさに丸をつけてしまいたくなります(^-^)
おそらく書道を習っているのでしょう、派手に“うったて”をつけている子。いつも解答欄からはみ出している子。とてもとても個性豊かです。
低学年の子は、おとなのように力の強弱をうまくコントロールすることができません。肩や腕の力を使って、まさに体全体で字を書きます。おとなの字でも何となく人柄が感じられますが、そのように全身で書くからこそ、子どもの字はその子の魅力を最大限に表しているのかもしれませんね。
月に一度の子どもたちとの“出会い”。これからも大切にしていきたいです。
(ishimaru)