親に求められる二つの資質とは

2018 年 7 月 9 日

 今回は、引き続き子育てに関わる話題を取り上げてみようと思います。前回、このブログの冒頭でスティーブ・ビダルク氏の文献の一部をご紹介しました。そのおしまいの部分に次のような文言がありましたね。

 わが子を愛し、自分にできる最善を尽くす気持ちがあり、子育てについて学ぼうという姿勢をもったおかあさんは、例外なくよい親になるための資質をすべて携えておられます。ただし、現実の生活においては、子どもが思うに任せず、途方にくれたりイライラしたりする場面が幾度となくあるのではないでしょうか。つまり、「子育ては、愛情さえあればうまくいくものではない」ということも、偽りのない事実です。今回はこの問題について考えてみましょう。

 前出のビダルク氏は、「わが子への愛情の核となるものは、一見対照的とも思える二つの資質で成り立っている」と説明しておられます。それは、「温かいやさしさ」と「ゆずらない強さ」です。毎日の子育てで直面しがちな問題を未然に回避したり、うまく乗り越えたりするうえで参考になるかもしれません。そこで、この二つについてもう少し詳しくご説明してみましょう。以下の①~③は、氏の著作の一部を参考にしてまとめたものです。

 

① 「温かいやさしさ」とは?
 「温かいやさしさ」とは、ゆったりとくつろいで思いやりと愛情を示すことのできる能力です。それは子どものそばにいてやるために、頭でせわしなく考えるのをやめ、自分の本能を信じ、外から押しつけられてくるさまざまなプレッシャーをはねのけられる能力でもあります。あなたがリラックスして自分自身でいられれば、ごく自然に湧いてくるでしょう。

 「温かいやさしさ」を無理に引き出そうとする必要はありませんが、心のなかにそれが成長するスペースをつくりださねばなりません。

 たとえば、もしあなたの幼少期に親がよそよそしかったり無関心だったりすれば、それが親になったあなたの心のありように影響を及ぼすこともあるでしょう。しかし、わが子の健やかな成長を願うあなたの気持ちは何ら他の親に劣るわけではありません。それは、落ち着いてじっくりとわが子に対する思いに向き合ってみればわかることです。他の何物にも代えられないわが子の存在を、いとおしく思えてくるに相違ありません。

 男性も女性も、自分のなかの「温かいやさしさ」を再発見すると、多くのものごとがよいほうに変わるでしょう。


② 「ゆずらない強さ」とは?
 「ゆずらない強さ」とは子どもに親切にするが、毅然とした態度で臨む――怒らず、弱気にならず、あきらめずに、ルールをはっきりさせて守らせる――能力です。それは、人々が「あの人には気骨がある」と言うときに思い描く資質です。

 多くの人が愛をとらえ損ねているのは、愛がつねに温かく、べたべたしたものだと考えるからです。たとえば父親が、約束した手伝いをまったくしない息子に、高価な遊び道具を買い与える。それは、愛ではありません。たんなる「だらしなさ」です。「ゆずらない強さ」とは、「もちろんおまえを愛している。だが、おまえはやるはずの仕事を随分前から投げ出しているじゃないか。約束をちゃんと実行するまでは、ほしいものを無条件に買ってやるわけにはいかないよ」と、毅然とした態度で伝えることです。

 それは冷たくすることや辛く当たることではなく、愛情のこもった意志に基づく強さです。よい親は子どもを愛するがゆえに、しばしば厳しく接するものです。それは往々にして安全性と関わっています。――「おまえを愛しているから、通りを走ってほしくないんだ」あるいは他人を尊重することと関わっている場合もあります。――「わが家では、おたがいを叩いたりしてはいけない」

 よい親は、子どもたちに毅然として接するのをためらいません。子どもたちがより幸せな生活を送るのに役に立つのを知っているからです(問題は、日本の親がこういった態度を貫くのを苦手にしていることです)。


③ バランスを見出す!
 「温かいやさしさ」と「ゆずらない強さ」を上手に使い分けられるようになるには、試行錯誤しながら、自分自身でやりかたやバランスを見出していく必要があります。やさしいけれども毅然とした親はこんなふうに言います。「だめよ。雨に中に出ていっちゃ。冷たいからね。おうちでできる何かおもしろいことを探したら?」その手の親は、子どもの欲求をよく知っています。――「退屈なのはわかるわ。何ができるか、いっしょに考えてあげる」 けれども、しっかり心に決めています。――「雨が降っている間は、家の中にいなさい」

 さて、あなたは今のところこの二つのバランスをどのようにもっているでしょうか? 簡単にチェックしてみませんか?

 以上の結果から、「温かいやさしさ」の得点が低く「ゆずらない強さ」の得点が高いかたをAタイプ、「温かいやさしさ」と「ゆずらない強さ」の両方とも得点が高いかたをBタイプと分類します。同様に、「温かいやさしさ」と「ゆずれない強さ」の両方とも低いかたをCタイプ、「温かいやさしさ」の得点が高くて「ゆずれない強さ」の得点が低いかたをDタイプと分類します。あなたはどれにいちばん近いかを確かめてみてください。

 上表は、各タイプの特徴を示したものです。言うまでもなく、理想のタイプは「温かくて強い」Bのタイプです。このBのようなタイプこそ、自分で物事を判断し、適切な行動のとれる人間を育む子育てであろうと思います。

 ある年、学年でトップ3の成績を常に挙げていた男の子がいました。その男の子の精悍で逞しい外見から「天は、二物も三物?も与えるものだな」と内心感心していたのですが、その男の子が、「ボクは普段は母に叱られることはありませんが、いざというときには厳しくて怖い母です」と、おかあさんのことを語っていたのをふと思い出しました。まさに、Bのタイプの子育てを、その男の子のおかあさんは実践しておられたのでしょう(ちなみに、そのおかあさんに一度お会いしましたが、とても優しそうなかたでした)。

 これは筆者の独断ですが、多くの人は「Bのタイプがよいのはわかる。しかし、問題は『ゆずれない強さ』をうまく発揮できないことだ」と思われているのではないでしょうか。そんなかたは、子どもの我儘や甘えについつい応じてしまい、やるべきことをやり通す強さや実行力を育て損なっておられるのではありませんか?その結果、子育てがDのタイプに近づいてしまっているのではありませんか? 中途半端な受験勉強に終始してしまわないためにも、DのタイプのおかあさんはBへとシフトしてくようがんばっていただきたいですね。

 お子さんがまだ幼児でしたら、少しわが子への対応を改めれば理想とするBのタイプにシフトしていくのはそう難しくないかもしれません。しかし、わが子が小学校の中~高学年ともなると、なかなか思うに任せないものです。ですが、子どもが節度や実行力を備えた人間に成長していくためには、今こそ「ゆずれない強さ」を発揮できる親に近づく努力が求められるのではないでしょうか。 子どもの我儘を受け入れるわけにはいかないことを、感情的にならずにしっかりと理屈で説明すればよいのです。さあ、今のうちに。子どもが中学生になると、もはや親の影響力は失われてしまいます。

 繰り返しになりますが、子どもの言い分や行動が認められないものだったとき、大切なのは親の価値観や考えをきちんと説明することです。そこから、少しずつ「ゆずれない強さ」の域へと近づいていけるでしょう。もしも現状がDのタイプであり、わが子の学習や生活に問題を感じておられるなら、ぜひ今からがんばっていただきたいですね。まずは、「② ゆずれない強さとは?」のところを読み直し、親としての対処のありかたについてもう一度じっくり考えてみてください。

 落ち着いた雰囲気のもとで、しっかりわが子を見て親の気持ちを話すと、子どもは親が望んでいることから気持ちを逸らすことはありません。上述の「愛情のこもった意志の強さ」は、親であるどなたにも備わっているものです。

※今回の記事で使用したチェック項目や、4つの子育てタイプの説明は、スティーブ・ビダルク氏の著書をもとに作成しました。

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人はよい親になるための素質をすべてもっている!

2018 年 7 月 2 日

 あなたは子育てを楽しんでいますか? 子育てに生きがいを見いだしていますか? それとも辛いと思っていますか? 不安になることが結構ありますか?

 「楽しいし、生きがいでもある。しかし、ときには不安になるし、辛いと思うこともある」――それが多くのおかあさんの本音ではないでしょうか。わが国では、子育てにまつわる問題として、「おかあさんがたの負担が大変大きい」ということがしばしば指摘されています。子どもの日常のしつけや世話の、実に80数%をおかあさん一人が引き受けておられる。それがわが国の現実なのです。それに加えて、みなさんは「わが子の受験」という大きな課題を抱えておられます。親の精神的な負担は否応にも増すばかりです。

 そんなおかあさんを少しでも応援できたなら…。そう思うものの、そもそも筆者は子育ての達人でもなんでもありません。そこで、今回は子育てや家庭教育に関わる書物のなかから、みなさんに元気を吹き込み、毎日の親業に指針を与えてくれそうな著述を探し、まとめてみたしだいです。

 子育てに関する本を数多く著しておられるスティーブ・ビダルク氏は、著書で次のようなことを述べておられます。

 親は誰だってわが子に対して深い愛情をもっています。子育てに対する情熱をもっています。しかしながら、日常の些細な面倒に突き当たっているうちに、いつのまにか大切にすべき本質を見失いがちです。まずは原点に今一度立ち返りましょう。そのうえで、今回みなさんにお伝えしておこうと思うことが一つあります。それは、「言葉のもつ大きな力」に着目するということです。

 私たちの話しかたや言葉には大きな力があります。その力は使いかたしだいでプラスにもマイナスにも作用します。言葉は子どもの心をうち砕くこともできるし、また、子どもをより善い自分に基づいて行動する人間へと導くこともできるのです。

 親が言葉のもつ力をどのように意識し、いかにして用いるか。それがそれぞれの家庭の文化を形づくることにもなります。親の行動のありかたとして、次の二つのうちあなたはどちらに近いでしょうか。

 子どもは正直です。自分の悪い側面を指摘され、叱られ続けると、そういった行動を一層増幅させて手がつけられなくなっていきます。反対に、よい面をほめられ感謝されると、善なる心に基づいた行動を強化していきます。言葉にはそれほどの力があるのですね。

 どちらが望ましいかは言うべくもありません。ほとんどのかたは後者を志向しておられることでしょう。それにもかかわらず、現実の行動は前者に近いものになってしまう。そんなことはありませんか? 親として期待する子どものふるまいと、実際の子どものふるまいにギャップが生じると、どうしても親は苛立ちます。その結果、思いとは裏腹な対応をしてしまうのでしょう。

 私たちは1日に自分自身へ6万回語りかけると言われています。ネガティブな語りかけをする人は、他者への語りかけもネガティブなものになりがちです。常日頃から、ポジティブで自らを力づける言葉を心の内に語りかけることが重要ではないでしょうか。

 次に一つのエピソードをご紹介しましょう。これは、外国の民間教育運動家の著書から引用したものです(文字数・体裁等の都合で文を調整しています)。

 ある国で行われたワークショップでのことです。参加者の一人にパン屋さんがいましたが、この人は奥さんに無理やり連れてこられたようでした。奥さんは彼の虐待的な言葉の使い方がひょっとしたら直るかも知れないというかすかな望みを抱いていました。彼は両腕を組んでぶつぶつ言いながら座っていましたが、間もなくワークショップにしっかりと参加していました。

 翌日、ワークショップの講師が町で彼を見かけました。すると、彼はニコニコしながら近づいてきて、「あれは本当によく効くねえ!」 講師が「どういう効き目があったのですか?」と尋ねると、「まあ、わたしは世界最悪のボスという評判でね。しかし、『ワークショップで学んだ‟人を力づける言葉”とやらを、試しに使ってみるか』と考えたんだ。それで、いつもは怠け者の従業員に『しっかり仕事をしてくれてありがとう。きみがその重い袋を運んでくれたおかげで、わたしは腰に負担をかけずに済んだよ』と言ってみたんだ。すると、彼は飛び上がらんばかりに驚いた様子だったけど、それからにっこり笑って、いろいろと手伝ってくれてね、『ボス、何かすることはありませんか?何でもやりますから』なんて調子だったんですよ。妻にもこれを試してみようと思ってるんです」 

 誰でもそうですが、自分の存在をプラスの観点から指摘されると、単にうれしいだけでなく、前向きな自分を取り戻すものです。まして子どもならなおさらです。

 みなさん、ここで自分の子どもの最もよいところについて、それぞれ頭に思い浮かべてみましょう。そして、1年前、2年前よりも成長したところはどこか考えてみましょう。それだけで元気が湧いてくるのではありませんか?  

 そして次は、子どもの毎日をよく観察し、子どもについて感じたよい点を、場面に応じてタイミングよく言葉で表現して伝えるのです。それによって、子どもは自分に対する自信を取り戻すとことができます。のみならず、自分の足りない点にも心を向けるようになります。なぜなら、ほめてくれた人物がおかあさんなら、「おかあさんは自分に何を期待しているか」に思いを馳せないわけがないからです。親に言葉でほめられるということは、それほどの違いを生み出すのです。

 一度試してみてください。子どものよい点・よい行動を心からの言葉で伝えてやりましょう。そのとき、お子さんの表情をしっかりと見届けてください。きっと親としての新たな気づきがあるはずです。

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好き嫌い・得意不得意のない子どもに! ~低学年児童期の学習~

2018 年 6 月 25 日

 6月15日(金)には、「広島市まちづくり市民交流プラザ」にて、弊社の低学年部門「夏期講座説明会」を実施しました。今回は、この説明会で筆者が担当(約40分)した内容についてご報告しようと思います。最近は、低学年児童の保護者向けの記事を書く機会が少ないので申し訳なく思っています。今回の記事のなかに参考になる点があったなら幸いです。

 なお、筆者がその日にお話ししたことは、学習塾から発信する情報としてはやや意外に思われるかたもおられると思います。というのも、受験塾、進学塾らしい合格実績の卓越性や指導力についてのアピールはなく、より善い人生を歩む人間に成長していくために必要な学びとは何かを明らかにし、そういった流れを築くうえで低学年児童期の学習にどのような役割や意味があるのか、今のうちに留意すべき学習とは何か、といったようなことを話の中心に据えたからです。なぜこのようなことをお伝えしたかというと、子どもたちが長い学習生活を通じて自らの知力を伸ばし、将来善い人生を歩んでいける人間に成長していくには、家庭教育との連携が不可欠であり、保護者と共通の視点に立つことがまずもって必要だと考えたからです。

 そんな筆者の話を、どなたも熱心に耳を傾けてくださいました。それは、学習塾としての弊社の姿勢や立ち位置をよくご存じの保護者が多かったからであろうと思います。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 当日、筆者がまずもって保護者にお伝えしたのは、「学力はどの子も伸ばせる!」という表題に基づく、三つの提案でした。その三つとは以下の通りです。

 まずは文字の習得を例に、学んだことが実際に活用できる勉強の重要性についてお伝えしました。たとえば、ひらがなや漢字の学習においては、早く覚える、たくさん書けることに偏重するのではなく、「文字は、人間の生活をより便利にするために発明されたものだ」ということに子ども自身が気づき、文字の果たす機能を実感しながら勉強することが望まれます。こうした学習を経験した子どもは、「大人主導で先行体験をしていた子どもを、小学校入学からわずか1年余りで一気に抜き去るほどの成果をあげる」と、学者の著した本に書かれていました。この点を踏まえ、学びの望ましい手順に沿った勉強の必要性をまずは会場の保護者にご理解いただきました。ご家庭においても、読むこと、書くこと自体から得られる楽しさをおかあさんがお子さんと共有するような関わりをされると、お子さんの学力形成に向けた流れをよりよいものにできると思います。

 いっぽう、刺激に対する反応性の高い時期が一定の時期に限定されており、そのタイミングを逃すと資質を開花させるのが難しくなる領域の学習もあります。たとえば、図形などの単元は「閃き」や「直観」がものを言いますが、こうした分野の能力は9歳前後までの遊びや学習体験が関与することが知られています。したがって、一律に学力形成を同じ視点から捉えるのではなく、求める学力の特性や性質に合わせ、柔軟に子どもに働きかける必要性があることをお伝えしました。もう少し具体的な親の関わりについては、若干ながら後でお伝えするつもりです。

 さらには、勉強で成果をあげる子どもには、ある種共通の特徴があります。たとえば、「思考を巡らせて問題解決の糸口を見いだすのが大好きである」とか、「覚えて反芻することに熱心で、興味の対象に関わる事柄について類まれな記憶力を発揮する」とか、「気持ちの充足感を大切にし、そのために目先の安易な楽しみに走ることがなく、我慢ができる」などの傾向がはっきりと見て取れる子どもは、勉強面ですばらしい成果を発揮します。

 以上の三つについては、生来の資質よりも育った環境や培った経験などが大きく作用します。つまり、どのお子さんにも高いレベルに達するチャンスがあるのです。しかしながら、ここで気をつけるべきは大人の関わりかたです。小学校低学年期の子どもにとって、勉強のモチベーションを左右するのは「親が認めてくれること」「親がほめてくれること」です。だからこそ親は、子どもにどのような学習を期待し、水を向けるかを誤らないようにしなければなりませんし、ほめて承認することを忘れないようにしなければなりません。この夏休みを機会に、親の勉強に対する認識をもう一度振り返り、より望ましいわが子の成長を引き出す家庭環境の実現に向けて気持ちを新たにがんばっていただきたいですね。このような願いを込めてお話ししました。

 次は、「児童期前半は、学力の〝伸びしろ″を形成する時期」という」タイトルで、学力形成における児童期前半という時期の特徴と役割についてお伝えしました。以下は、この項でお伝えした内容の小見出しです。

 これらについてお話しした内容は、文字にすると随分長くなりますので、できるだけ簡略にご報告させてください。

 小学校に入学し、学習の正式な場に立って活動を始めた子どもたちも、2年、3年もすると勉強に対する受け止めかたや構えに個性が出てきます。ですから、「勉強に前向きで熱心な姿勢をもった子どもに成長してほしい」と願うなら、親は児童期前半の学習体験や親自身の関わりの重要性に目を向ける必要が大いにあるでしょう。チャンスはまさに‟今”なんですね。

 勉強の大半は、言葉、知識、思考が関わって成立するものです。そのことに基づいて考えると、「小学校前半の学習において最も大切なのは、読み書き能力の土台をしっかりと築くことだ」と言えるでしょう。読むこと、書くことの学習が一定レベルに達すると、子どもは身につけた能力を活用することに熱心になります。その成果が、読書や学習活動の活発化という形で現われるのですが、そこに至るプロセスのなかに子どもの能力開花の鍵を握る重要な要素があります。それは、一言でいえば言葉を介したコミュニケーションの土台が真に築けているかどうか。この流れに関与するのは、文字とその読みを照合する音読体験、様々な言葉のやりとりを体験する親子の会話などです(これについてご説明すると大変長くなりますので、今回は割愛させていただきます)。読む、聞く、話す、書く、の4要素がしっかりと根づいた生活を実現していただきたいですね。

 前述のように、算数・数学の「閃き」や「直観」に関わる資質が開花するかどうかは、9歳前後までの遊びや学習体験で決まります。せっかく資質面で恵まれていても、開花するために必要な体験がなされないと、眠ったままになるおそれもあるのです。特に女子の幼児や児童の特性として、こうした算数のセンス育成に重要な働きをする遊び(積み木、タングラム、レゴ、おもちゃ遊びなど)と疎遠になりがちな傾向があります。そのことを踏まえ、今のうちに対処しておくべき点についても少しお話ししました。

 この項目の最後にある「学習習慣」についても少しご報告しておきたいですね。ルーティンのもたらす重要な作用については、みなさんもよく耳にされていることでしょう。よい習慣(ルーティン)、たとえば「毎日決まった時間に机に向かう」「宿題のチェックを、提出前日までに必ずしておく」「食事後の食器の片づけを必ずする」などの習慣は、毎日の繰り返しの産物であり、定着の度合いが一定レベルに達すると「やらずにはいられない」という状態になるものです。児童期の前半までにこの状態を築けたら、どんなに勉強は楽になるでしょう。勉強の主体である子どもは無論のこと、見守りサポートする親の負担までも圧倒的に変わるものです。決まった時間に机に向かう習慣は、黙読が可能になる2年生頃から定着可能になります。なぜなら、一人で机に着き、課題文を読んで考えることができるようになるからです。それまでは、おかあさんが声をかけて一緒に課題に取り組むなどの助走を試みるとよいでしょう。

 これらに関する今の状態を振り返り、この夏から何を重点的に強化すべきかを考えてみたらいかがでしょうか。親の関わりやサポートで、子どもを適切な方向に導いていけるのはあと僅かの期間です。子どもがより望ましい成長を遂げるには、当面の課題は何かをよく考え、今のうちに可能なサポートをしてあげてください。

 最後に、男の子、女の子の学力形成において壁となりがちな典型的なパターンを取り上げておきます。男の子は読みの習熟を図り、読解力の基礎を育てておきましょう。「思考や表現が幼稚な男の子」にならないためには、読みの態勢をしっかり築くこと、充実した親子の会話生活の実現がポイントです。また、女のお子さんは理系に強い女性に成長すると、将来の職業選択の幅が格段に広がります。理系の学問が苦手なために生じる苦労がずいぶん軽減されることでしょう。今のうちに、図形の遊びやパズル、レゴなどに親しむのもよいかもしれませんね。ちなみに、弊社の6年部の玉井式女子出身者は15~16名ですが、大半が算数のテストで高得点をあげています。やはり経験は生きるのだということを実感しています。

 児童期までの学習は、きちんと取り組めばすべての子どもが理解できる内容で構成されています。また、中学進学後の学習の発展を考慮すると、基本的に好き嫌いや得意不得意がないようにしなければなりません。それが子どもの人生の選択肢を著しく狭めてしまうからです。前述の内容も念頭に置き、勉強に偏りが生じないよう配慮してあげていただきたいですね。そうすれば、中学受験をめざして学ぶ段階になってからも困ることはなくなります。

 説明会当日は、他にもたくさんのことをお話ししましたが、また機会を見てご報告させていただこうと思います。 当日のアンケートに書いていただいた保護者の感想を拝読し、ずいぶん元気をいただきました。もっともっとお子さんがたの健全な知育に向けて役立つ情報を発信すべくがんばってまいりたいと存じます。ありがとうございました。

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「子どもに相談する」という選択肢はあり!?

2018 年 6 月 18 日

 前回は、受験勉強においておかあさんが子どもにどう接するのがよいかを一緒に考えていただきました。おかあさんの命令や指示で勉強させたり、事細かにアドバイスしながら勉強させたりするより、「どうしてこういう成績になったのかな?」「今の勉強のしかたをどう変えたらいいと思う?」などと声かけをし、自分で考えながら勉強を進めていく方向に導いていくような接しかたをお勧めしました。

 ただし、これは日本の親にはなじめないやりかたかもしれません。というのも、子どもに関わる問題について、子ども自身に考えさせ、子ども自らが行動していくような接しかたをする習慣が、日本の親にはあまりないように思うからです。次の資料をご覧ください。

 この資料は、大学の先生がたが中心となって実施された国際比較調査の一項目です。子ども自身に関わる重要な決めごとにおいて、母親が「子どもに相談する」というアプローチによって、子どもの意志決定の姿勢を引き出しているかどうかを調査したものですが、日本の母親が一番この方法を採っていないことがわかりました。

 子どもが一番よい行動の選択肢を採るかどうかはとりあえず置いておき、まずは子どもの考えを引き出すために親が子どもに対して「相談する」のですが、日本のおかあさんがたはこういう方法で子どもの自主性や自律性を育てることをあまりしないようです。

 西欧先進国の中心的存在であるアメリカでは、およそ半数の母親が「そうである」と答え、「かなりそうである」も含めると、全体でも7割以上がこういう接しかたをしています。家父長制の色濃く残るトルコのような国においても、アメリカと大差ない結果が判明しています。隣国では、中国も前2カ国と遜色ない状態であり、韓国が一番日本に似た傾向を示している(これは、歴史や思想的な背景に基づくのか、受験事情が似ているからなのかはわかりません)ようです。しかし、それでも日本の倍近い割合のおかあさんが「相談する」と答えておられます。

 以上の結果に鑑みると、日本のおかあさんはもっとわが子に「相談する」というスタイルをとってもよいのではないかという気持ちになります。というのも、「受験」や「勉強」に関する決めごとは、お子さん自身にとっても大変重要なものであり、うまくやれる自分を強く求めているはずだからです。

 勉強は、ほとんどの子どもにとって楽なものではありません。その楽でないものに、「逃げずに向き合う姿勢をもってほしい」と親は願うわけですが、それが子どもにとって辛く難しいのです。大人ですら、困難なことに正面切って向き合える人は少ないのですから。成績がよければまだしも、よくない状態が続くとますます気持ちが後手に回ってしまいます。ですから、「もっと勉強しなさい」の言葉も効果がなくなってしまいます。「じゃ、無理にでもやらせるしかない」という強制的な手段が望ましくないことについては、これまで幾度となくお伝えしてきました。

 ではどうしたらよいのでしょう。「子どもに相談する」という方法は、この点において大変優れていると思いますが、いかがでしょうか。子どもも児童期後半ぐらいになると自尊心を強くもっています。同じことでも、「これは親に言われたことだ」と思うか、「これは自分で決めたことだ」と思うかでは、実行に移す際の意気込みが随分違ってくるのは間違いありません。

 親には予め「こうしてほしい」という願望が強くあったとしても、先にそれを言ってしまうのではなく、子ども自身に考えさせ、対処の方法を子ども自身で決めさせるようにすれば、気持ちのうえでも行動のうえでも明らかな違いが生まれることでしょう。子どもの考えを聞いたら、「やってみる価値がありそうだね」と笑顔で承認し、あとは子どもを信じて見守るのです。穏やかで落ち着いた雰囲気のもとでお子さんに問いかけると、お子さんだって本当はどうすべきかがわかっていますから、親が思いもしないようなことを言い出すことはありません。

 子どもに相談するという方法で、何事も子どもに決めさせるよう導いてみませんか?今までの流儀が親にも染みついているため、急にすべてがうまくいくとは限りませんが、どこかの時点で方向転換は必要です。もうすぐお子さんには、親の手の届かない世界へ足を踏み入れていく時期がやってきます。それより少しでも早い段階から、自己決定の習慣を築いておくほうがよいのではないでしょうか。

  ある年のことです。催しで今回話題に取り上げたアプローチ法について、おかあさんがたにご提案したことがあります。「『どうしたらよいと思う?』という問いかけを発して子どもに考えさせ、そこから自己決定への流れを築きましょう」ということを申し上げました。しばらくして、一人のおかあさんから「あの方法をやってみたんですけど、『おかあさん、そんなこともわからないの!?』と子どもに言われてしまいました」という報告を受け、「えっ!?」と、言葉を失ったことがあります。でもこれは笑い話として言われたようで、どうやらうまくいったご様子でした。みなさんも、ぜひがんばってみていただきたいですね。

 最後に。中学受験と長くかかわっている筆者が強く感じているのは、「よくできる子どもほど、親がかりで勉強をしていない」ということです。子どもに相談するスタイルを採っているかどうかはともかく、子どもに「自分のことは自分でやらせる」という方針を徹底しておられたからでしょう。自分でしでかしたミスは、自分で取り返す。それぐらいの強い姿勢がなければ、先々の大成は見込めません。負担の多い受験勉強だからこそ、「自分で決めたことは自分でやる」という信念をもたせ、子どもを信じて見守るのです。それがうまくいくと、大人もかなわないほどの意志の強さや実行力を携えた中学受験生に成長できるのだということを、多くのおとうさんおかあさんの子育てから教えられました。

 できなかったことも、子ども自らが状況を改善したいと願って積極的に粘り強く行動すれば、やがて必ずできるようになります。勉強は、精神的エネルギーに加え、反復や継続が命なのです。というのは、あきらめずに繰り返し情報を頭にインプットしながら思考を巡らすことで、脳はその種の学習領域に対する適応性を自ら育んでいきます。つまり、自分で考え行動すればするほど脳は鍛えられ成長していくのですね。さらに、「親が自分を信じて応援してくれている」という気持ちがそこに付加されると、子どもの学習活動はさらに活気を帯び、安定した成果を引き出せるようになっていきます。こうなると、学力形成にとって理想的な好循環の連鎖を引き起こしていくようになります。どうでしょう。こうして考えてみると、勉強ができる、できないは、先天的な要因よりも、「よい学力形成の流れが築けたかどうかによって決まるものなのだ」ということがわかりますね。無論、親から授かった優秀な遺伝子が作用する面もありますが、少なくとも学問で「優秀」と言えるレベルに漕ぎつけられる可能性は、すべての子どもに平等に与えられているのです。やらずにおいて、「頭の差」という結論は何物ももたらしません。

 それはそれとしても、「どうしてもあの学校に」という親としての願望を捨てられないかたもおありでしょう。弊社は受験塾ですから、保護者の夢、お子さんの夢が叶うよう、学習指導のありかたについての吟味は必死で行っています。そのうえで、「受験する子どもたちの望ましい取り組み」をどこまで実現できるかにこだわっています。なぜなら、結局受験をするのはお子さんがたのより善い人生の実現のためにあるのだと確信するからです。親としての、塾としての最善の行動を共に模索しませんか?

 敢えて言わせていただきます。受かるためだけの受験勉強に終始するのではなく、将来の大成の礎となる受験をめざしましょう。受かっても、間違った勉強法が染み付いては意味がありません。今から受験までの道程においては様々な問題が生じるでしょうが、「この方法は、ほんとうにわが子のためになるのか」という視点も忘れず、お子さんの受験と生活をサポートしてあげてください。きっと親子共々努力されただけの結果が得られると思います。

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子どもを変えるにはどうしたらいい?

2018 年 6 月 11 日

 今回の話題は、主として4・5年生のお子さんをおもちの保護者、特におかあさんに多少なりとも参考にしていただければと思って取り上げました。

 正直申し上げて、おかあさんがたの多くはわが子の勉強ぶりを不満に思っておられると思います。でも、子どもは塾に通って勉強する理由をわかっていないわけではありません。無論、受験の意味を大人のレベルほどにはわかっていませんが、勉強して学力をつけ、入学試験で受からないといけないということぐらいはわかっています。また、「受かりたい」という願望ももっています。

 「それなら、もう少しましな勉強ができそうなもの。なんでこんなに中途半端な勉強しかできないの?」と嘆いているおかあさんはおられませんか? 理由は明白。この年齢の子どもは、親にすればいささか楽観的で無頓着に過ぎ、「今のままで入試合格にめどが立つのか」「自分の勉強はこれでいいのか」などについて、真剣に考えるほど内面が成長していないからです。納得していただけないかもしれませんが、多くの4・5年生の子どもの現実は、そもそもそういうものなのです。無論、この状態をいかにして早めに抜け出すかが、入試での結果を手繰り寄せるうえでとても重要なことです。

 4、5年生家庭の保護者とお話しすると、大概わが子の勉強ぶりに似たような不満を口にされます。「やるべきことを最後までできない」「悪い成績を取っても、悔しさがなかなか行動につながらない」などの不満は、まだやろうという気があるだけましなほうで、なかには「学習の計画が全然守れていない」「悪い成績をとってもケロッとしている」などと、ため息をついているかたもおありのようです。

 こんな状態のご家庭では、どんな対応をされているでしょうか。おそらく、親の期待はお子さんに伝えておられると思います。しかし、まだ親を満足させるだけの行動力や自制心が育っていないのでしょう。では、どうしたらよいでしょうか。子どもを変えようとするのではなく、おかあさんからわが子への対応を変えることが、いちばん効果があると思います。どうすればよいか、これから一緒に考えてみましょう。

 これは「たとえば」の話です。前から勉強の甘さ、実行力のなさを懸念していたところへ、かつてないほど悪いテスト成績をもらってわが子が塾から帰ってきました。次の3つの対応で得られる効果、マイナス効果をできるだけ突っ込んで考えてみてください。

 今からお伝えすることはややアバウトで乱暴かもしれませんし、なかには当てはまらないお子さん、ご家庭もあるかもしれません。言わんとすることを斟酌いただき、参考にできる点を生かしていただければ幸いです。

 まずは①について。こういう対応をされるご家庭の場合、そもそも以前から成績を見ては厳しく叱ったり、感情的になって怒鳴ったりされていた可能性があります。また、わが子の成績を見るまでもなく、初めからわが子の勉強を厳しく管理されている場合もあると思います。それも含めて考えてみましょう。

 まずは効果について。①のように親が振る舞うと、そこそこの成績は得られるでしょう。親がこのやりかたを入試までやり通せれば(お子さんが最後まで何とかついてこれたなら)、志望校の一つに受かるかもしれません。しかしながら、こういう子どもがトップランクの成績をあげたり、中学への進学後に学力を飛躍させたりする可能性は極めて低いと言わざるを得ません。理由は申し上げるまでもないと思います。常に受け身の勉強を強いられ、自ら試行錯誤する経験をしていない子どもは、自立勉強の達成に向けた成長ができません。自己管理・自己修正の能力が育たないため、将来社会人になってからも苦労することが予想されます。何より心配なのは、表向きは親の言うとおりに振る舞っていても、常に親への不信感や反発心を抱えた人間になるおそれを感じます(良好な親子関係は生涯の宝です)。

 ②はどうでしょう。このやりかたなら、子どももある程度親の対応を受け入れてがんばる可能性があります。むしろ歓迎し、高成績者のリストの常連になれるかもしれません。子どもの性格次第の面もありますが、親子の信頼関係がしっかりと築けたうえでこの勉強法に至った家庭では、最難関校入試での合格も果たせるかもしれません。ですが、①と同様に自分で考えて工夫しながら勉強してきた子ども、自らの試行錯誤を通して入試合格を得た子どもと比べ、創造性や逞しさの点で課題を残しているように感じます。親の助言を受け入れ、子どもが実行する。そのこと自体に問題はないのですが、過保護のもたらす欠点がやがて仇になる可能性も否定できません。子どもの将来の大成を期待するなら、この方法もやや問題があるように思います。

 最後の③はどうでしょうか。「今回、成績がすごいことになってしまったけど、どうしてこうなったと思う?」「これから、どういう勉強をしたらよいかな?」などと子ども自身に考えさせるのは、忙しい親にしてみればじれったくてもどかしく、なかなか事態の改善に至らないように思えるかもしれません。また、実際のところ、①や②の方法と比べて成果が表れるまでにずいぶん時間がかかるのは否めません。ですから、現実にこのように振る舞っているおかあさんはあまりおられないかもしれませんね。

 しかしながら、筆者はこれがベストの対応だと思っています。また、そもそも弊社の学習指導は「受験勉強を通した子どもの自立」を念頭に置いていますから、この方針に合致する親の対処法は③以外にはありません。弊社の授業においては、授業の受けかた、ノートのとりかたかた、家庭勉強のやりかたかたなどの基本的なことを繰り返しお子さんにお伝えしています。なかなかその通りにはできなくても、徐々にお子さんがたが成長していくための下地は築かれているのです。この流れに合致したおかあさんの対応として、「どうしたら、もっとよい成績がとれたかしら」とお子さんに考えさせる方法はとても望ましいものです。「復習していなかった」とお子さんが答えたなら、「復習の仕方はわかっている?」と尋ねたり、「予定通りにやってたかな?」と問いかけ、少しずつ問題の核心に近づいていけばよいのではないでしょうか。

 もどかしくても、感情的になって叱ったり厳しく命令したりせず、事細かに助言したりせず、子ども自身に問題の在り処に気づかせ、対処法を考えさせるのです。①や②の対処法は、延々子どもを同じ次元に留まらせることになりがちなのに対し、③は子ども自身の少しずつの進歩を引き出します。やがて子どもがある段階まで成長したとき、すばらしい躍進が予想できるのはこの方法しかありません。「真に価値のあるものは、もどかしく長いプロセスから生まれる」「本物は、なかなかそのよさがわからないものだ」という話を耳にすることがありますが、まさにその通りだと思います。自ら考え、自ら解決する姿勢を携えた人間の育成が、もうじき施行される新指導要領の目標として掲げられています。中学受験期の子どもは、柔軟性に富んだ成長著しい年齢にあります。小学生のうちにこそ、そうした姿勢を育んでいきたいものですね。

 なお、③の対処法をいきなり取り入れるのが難しければ、親子でテスト後の振り返りをして、親の感想も交えながら子どもに自分の現状を見つめ直す練習をさせることから始めてもよいでしょう。頭ごなしに命じたり、すべてを取り仕切ったり、あれこれと手を差し伸べる方法は、子どもの大きな成長の芽を摘み取ってしまいかねません。①のような方向に走りがちなおかあさんは、今から発想の転換を図ってみてはどうでしょうか。

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カテゴリー: アドバイス, 勉強について, 子育てについて

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