子どもの道徳心や正義感を育てる環境や体験って!?

2021 年 1 月 22 日

 今日は1月22日(金)です。広島の中学入試もいよいよ大詰めを迎えました。明日23日(土)には修道と広島女学院、24日(日)には広島学院とノートルダム清心の入試が行われます。また、翌25日(月)には広島大学附属の入試も控えています。

 伝統と実績があり、全国的にも名の通った上記私学4校は、広島の中学受験生の憧れです。また、国立大学の附属中学校のなかでも指折りの難関校である広島大学附属も、相変わらず多くの受験生を集める人気校です。さらにすっかり受験生の人気が定着し、志願者数が高止まりしている県立広島の適性検査も2月4日に予定されています。これらの中学校を本命にしている受験生にとっては、今から1週間余りのコンディションが結果を左右しかねません。しっかりと体調やメンタル面を整え、もてる力を出し切れる態勢で入試に臨んでいただきたいと存じます。

  なお、広島学院や修道、ノートルダム清心などの入試においては、学校側から塾関係者の入試応援自粛に関する具体的な要請はいただいておりませんが、コロナパンデミックのさなかにある入試であることに鑑み、弊社の指導担当者は入試会場へ出向かないことにしております。少しでもリスクがあれば、それを回避しなければなりません。ご理解とご了承のほど、お願い申し上げます。重ねて、受験生のみなさんの健闘をお祈りいたします。指導者一同、担当した受験生のみなさん一人ひとりの顔を思い浮かべ、心から応援のエールを送らせていただきます。

 さて、今回は受験や勉強の話題ではなく、子どもの精神面の成長にとって望ましい環境や体験とはどのようなものかということにスポットを当ててみました。子どもをもつ保護者の方々にとって、小学校卒業まではしつけ教育の大切な時期であろうと思います。子どもはそもそも何もわからない状態で人生を出発し、成長のプロセスで人間としての行動規範を少しずつ身につけていきます。幼児や児童期において、それを教える役割を担っているのは主に親です。これまで、いったいどれだけ教えたり諭したり、注意したり叱ったりされたことでしょう。それは、親はわが子の能力面もさることながら、人としての健全さを身につけてほしいと願っているからに他なりません。

 あるとき、文部科学省のサイトを見ていると、「親が家庭教育で心掛けていること」が主としてどのようなことかについての調査結果が紹介されていました。ちょっとご紹介してみましょう。

★親が家庭教育で心掛けていること(小学生保護者) 
※グラフ画像をクリックすると拡大表示されます

 上記調査によると、「悪いことはきちんと叱る」というのがいちばんになっています。やはり、行動規範、倫理観のしっかりした人間になってほしいという願いが日本の親には強いのでしょう。このほか、上位にランクされているものは、生活習慣や行動面の自立、健康、家族のコミュニケーションなど、うなずけるものばかりでした。みなさんのお宅ではどうでしょうか。

 ただし、同じサイトのアンケート調査結果に、これに関連する興味深い調査結果が紹介されていました。

自然体験と道徳観・正義感の関係 ※グラフ画像をクリックすると拡大表示されます

 上記は、小学生と中学生対象の調査による結果のようですが、自然体験が豊富な子どもほど道徳観や善悪の判断がしっかりしているという明確な結果が示されています。親がわが子に対して悪いことは悪いのだということを教え諭すだけでなく、自然体験を多くさせるということも、同様に大切なことのようですね。

 ただし、この資料をご覧になったかたのなかには、「どうして自然体験が道徳観の醸成に役立つのか」と不思議に思ったり、釈然としない思いをしたりされたかたもあるのではないでしょうか。そんなことを考えていると、ふと10年余り前の低学年児童の保護者向けセミナーに資料の前書きで参加者の方々にお伝えした事柄を思い出しました。それは、つぎのようなものでした。

 小学生時代は、人生の「原風景をつくっていく時期だ」と言われます。大人になってからの行動様式やものの考えかた、物事への興味・関心などの土台を築いていく年齢期なのです。その原風景をつくるにあたって大きな作用を果たすのが、毎日の生活スタイルであり、おかあさんを初めとする家族との会話であり、自然とふれる体験です。これらの繰り返しのなかで子どもは「自分」というものを形成し、大人になる準備を進めていきます。

 この原風景が、人生を前向きに生きようとする力の源になるかどうかは、小学生時代の体験の繰り返しによってきまってきます。しかしながら、親が子どもと一緒に過ごす時間は決して多くありません。親は日々忙しく働いていますし、子どもも学校や習い事、スポーツなどに多くの時間をつかっており、親子でゆっくり話したり何かをしたりする時間は意外と少ないものです。・・・・・・・・・

 上記引用部分の後に、夏休みは普段できないことをわが子に体験させることのできる絶好の機会であることをお伝えし、夏休みの有意義な過ごしかたについて具体的な提案をさせていただきました。そのなかに、自然体験が含まれていたのは言うまでもありません。

 自然と触れ合う体験は、人間らしさを取り戻したり、生き物や植物をいつくしむ心を育てたりすると言われます。また、ある教育学者の著書に、「大きな自然を前にすると、人間がいかにちっぽけな存在であるかということに気づき、自分という存在と向き合う契機となる」といったようなことが書かれていたことを思い出します。

 さて、ここでもう一度一つ目の資料に目を遣ってみてください。なんと、親が家庭教育で心掛けている事柄の中で、もっとも順位の低い(下から3番目)ところに「ものづくりや自然体験」があるではありませんか。ここに、これからの子育てで参考にすべきヒントがあるのではないかと思います。

 ちなみに、いちばん順位の低かった「美術館や博物館に行く」というのも、子どもの情操教育や才能開発教育にとって非常に意義があるという専門家の指摘が数多くあることもお伝えしておきます。随分前、本ブログでノーベル物理学賞を受賞したアメリカのリチャード・ファインマン氏の子ども時代のエピソードをご紹介したことがありますが、その内容は、「あまり人生の成功者とは言えない父親が、しばしば博物館に連れて行ってくれ、氷河時代の地球について熱心に説明してくれた」というエピソードだったと思います。当時のファインマン氏は、子どもながらに「父親の説明には誤りがある」と気づきましたが、それでも父親への感謝と尊敬の念が揺らぐことはありませんでした。それよりなにより、父親の情熱が心に突き刺さったのです。天才科学者を育てたのは、父親のすばらしい家庭教育だったのですね。

 新6年生のご家庭では無理かもしれませんが、もっと下の年齢のお子さんをおもちのご家庭におかれては、家庭教育の現状を振り返りつつ、今回の記事で参考になる点がありましたら、ぜひこれから生かしていただきたいと存じます。お子さんの児童期は、あっという間に過ぎますよ。今がチャンス!

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カテゴリー: アドバイス, 中学受験, 子育てについて

低学年児童に最適な教育環境って!? ~新年度説明会のご案内~

2021 年 1 月 14 日

 コロナパンデミックの収束がいまだ見通せないなか、今年も中学入試シーズンがやってきました。今週末から来週末にかけては広島の私立一貫校の入試が多数行われる予定です。また、国立一貫校の入学者選抜のための学力検査、公立一貫校の適性検査も大半がほぼ同じ時期に行われますので、今からの約2週間あまりが広島の中学受験生にとっての山場と言えるでしょう。

 コロナ禍における受験生活は、通常の年度よりも多くの試練を受験生の子どもたちに与えてきました。不自由な生活を乗り越えての受験勉強、さぞ大変だったであろうと思います。また、受験生を見守り生活を共にされてきた保護者の方々にとっても、多くの心配や配慮が求められた受験プロセスであったことと拝察します。入試が終わってもコロナ禍に見舞われての生活は当分変わらないものの、今春からの中学校生活をどの学校で送るかが決まる大切な選択の場が中学入試です。後悔が残らないよう、心身のコンディション調整には万全を尽くし、本番でもてる実力を出し切れるよう最後までしっかりケアをしていただきたいと思います。

 なお、コロナ感染問題の渦中における入試です。相当数の中学校が塾関係者の応援の自粛を要請しておられます。はっきりと禁止としておられる学校もありますので、弊社としてもその決定事項を遵守することにしております。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。受験生の子どもたちの奮闘を指導担当者一同心より念じています。

 さて、今回は中学受験を視野に入れておられる低学年児童の保護者に向けた記事をお届けしようと思います。来る1月22日に、2021年度の低学年部門「新年度説明会」(新小学1~3年生児童の保護者対象)を予定しておりますが、この催しへの興味の喚起や、参加いただくうえでの情報収集の視点をご提供することも意図しています。気楽なお気持ちで目を通していただければ幸いです。

 まずは、低学年児童期の教育環境としてつぎの中からあなたが心情的に賛成するものと、実際の姿に近いものとを一つずつ選んでみてください。かなり乱暴な振り分けになっておりますが、考えかたを単純化したほうがわかり易いかと思ってそうしました。また、信条と実際の行動とは違う場合も多々ありますから、そういった観点からも選んでみていただこうと思いました。

 みなさんは、低学年期(小1~小3)の子どもの環境として、どれが望ましいと思われますか? また、現実の環境はどれに近い状態ですか? 実は、どれも理屈のうえで一理あり、絶対これだと言い切るのは難しいというのが筆者の見解です。しかし、筆者があえて一つ選ぶとなると、Bでしょうか。ただし、Bは建前と取る人も少なくないでしょう。中学受験を視野に入れておられるご家庭では、「理想はBだけど、現実にはAのような接しかたをわが子にしてしまう」とおっしゃるご家庭もあるのではないかと思います。Cは一昔以上前は理想と言えたかもしれません。しかし今日では、このような家庭で育った子どもは学問で大成するのは難しいと思います。理由は後述します。

 Aから見ていきましょう。Aのような考えかた一色で子どもに接すると、一部の才能に恵まれた子ども以外は勉強嫌いになるおそれが大です。大人が無理にやらせる勉強では、学習意欲の高い人間に成長できません。低学年期までの子どもは、親が強い姿勢で臨めば言うことを聞きます。また、まだ常識にかからない年齢の子どもですから、自分を律する姿勢も育っていません。ですから、Aのような側面はよきに悪しきにある程度は必要だと言えるでしょう。ただしそれも程度問題。行き過ぎた押しつけによって子どもにストレスを与え、勉強への志向性が低い人間にしてしまうと、中学受験で志望校に合格できたとしても、親の影響力が及ばなくなる思春期以後に伸び悩んだり、勉強から離れたりする恐れがあります。とは言え、決めたことをきちんと最後までやり遂げる姿勢をもたせる意味で、いい加減な取り組みを許さず、強い姿勢でわが子に臨むことが必要な場面もあるでしょう。問題なのは、「ほかの子に先んじて、高い学力を」という考えで、無理な勉強を常に子どもに押しつけるやりかたです。

 つぎはBです。低学年児童期の子どもは、まだ勉強の必要性を自覚できるレベルに到達していません。ですから、いくら勉強の楽しい側面を教えたとしても、一人でやらせるには無理があります。考えること、知ることのプロセスにはある程度我慢が必要ですから、一人での勉強ではまだまだ目先の楽しさ(テレビやゲーム、漫画など)のほうに惹かれる子どもが多いものです。したがって、勉強の時間を親子で取り決め、年齢的に可能な範囲での取り組みを促したり、最初は一緒に取り組み、流れができた段階から手を離したりするといったやりかたも求められるでしょう。また、Bのイラストのように、親が興味を引き出すための働きかけをし、一緒に調べたり考えたりする場面を意図的につくる、などの工夫も必要でしょう。子どもが勉強の必要性を自ら認識し、自覚的に勉強に取り組めるようになるのは5年生後半から6年生にかけての時期で、まだまだ低学年のうちは無理であるということも知っておいていただきたいですね。

 Cはどうでしょう。数十年前なら、こういう家庭から優秀な人間が育っていたものです。しかし、今日ではそれが難しくなっています。子どもを取り巻く環境の教育力をあてにできなくなったからです。勉強を教えてくれる上のきょうだいがいない家庭が多いのが現実です。近所のお兄さんやお姉さんが勉強の世話をしてくれることもありません。おじいさんおばあさんに優しく勉強の手ほどきをしてもらえる家庭もごく一部でしょう。また、学校もかつてのように居残りをさせて基礎内容習得の徹底を図ることが難しい状況にあります。もう一つ。「いずれ大きくなってから勉強に精を出せばよい」という考えかたも現実的とは言えません。実は、勉学に向いた頭脳の持ち主にするチャンスは児童期前半までです。3年生頃までにリテラシーの基礎を築いているかどうかは、高学年以後の学習の効率性やこなせるレベルに決定的な影響を及ぼします。児童期前半には、学力基盤を築くという大きな使命があります。これがおざなりになると、取り返すのはきわめて困難になってしまいます。Cは子どもの心身の成長にとっては理想的ですが、現代社会においては勉学での躓きを生み出す危険性が極めて大きいと言わざるを得ません。

 以上から、低学年の児童期はA~Cの考えかたのバランスを十分にとった教育環境が必要だというのが私たちの考えかたです(Cの要素も否定しているわけではありません。遊びのなかに、理系の学問の才能開花につながる要素が随分と存在します)。児童期前半までは、勉強を推進するうえで不可欠な素養をしっかりと磨いておくことが肝要です。そのための方法として、子どもに無理矢理勉強を押しつけるのではなく、なるべく学ぶことに興味をもたせ、上手に大人が勉強へと誘導していく働きかけが求められます。勉強の内容は、早く高度なことに手をつけるのではなく、先々の学習の発展を支える諸要素を整備することが大切です。くれぐれも進度を気にして勉強を強要しないでいただきたいですね。将来、高い次元の勉強を自らに課す必要性が必ずやってきます。その段階で飛躍していくための準備こそ、今最も大切にすべきことだと弊社は考えます。今の勉強で他者との差をつけたとしても、それは何の役にも立たないどころか多くの弊害をもたらすだけです。

 以上のような考えに立ち、弊社では低学年児童向けに二つの講座を設けています。一つは基礎学力の基盤形成に比重を置いた「ジュニアスクール」、もう一つは才能開発(理数系の学問で求められる感覚的素養を磨くこと、長文の読解に長けた子どもを育成することをめざす)に比重を置いた「玉井式国語的算数教室」です。いずれも、子どもたちが学ぶことに興味を抱き、自ら学ぶ姿勢を少しずつ養っていけるよう配慮しています。前述のように、学びの志向性の高い人間に成長しないと、先々の勉学での大成は難しくなってしまうからです。無論、中学受験専門塾の活動の一環として存在する講座ですから、中学受験を見通していることは言うまでもありません。

 先にご案内した「新年度説明会」について。新型コロナウィルス感染問題の渦中における催しですので、会場の換気や座席の配置には十分気をつけて実施します。二つの講座の特長や指導内容をできるだけわかり易くご説明します。また、低学年児童期は、親の影響力が極めて強い時期です。そこで、家庭教育の方向性やあるべき姿についても、可能なかぎり具体的にわかり易くお伝えしたいと考えています。興味をおもちになったかたは、ぜひ参加してみてください。なお、この催しの実施日時や会場などの詳細は、当HPにてご案内しています。予約が必要ですので、お手数ですが上記についてご確認のうえ、お電話でご予約をお願いいたします。

 低学年児童期は親の夢実現に向けた土台形成の大切な時期です。私たち家庭学習研究社の低学年部門は、そのためのお手伝いをしています。一緒に夢を追求しませんか?

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カテゴリー: お知らせ, ジュニアスクール, 中学受験, 行事のお知らせ

中学受験必勝の鉄則は、親子の相互信頼!

2021 年 1 月 6 日

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今日は1月6日で、2021年最初のブログとなります。

 2021年度の入試は、コロナパンデミックの渦中というかつてない状況下での実施となりました。今のところ、各中学校の入試は予定通り行われる見込みですが、それがせめてもの救いでしょうか。広島の私立一貫校の入試監禁日は1月1日で、すでに1回目の入試を実施した私学もあります。主要な私立中学校の入試は1月後半に集中していますが、月末にはほぼすべての中学校の入試が終了します。あと3週間余りのコンディション調整が入試結果を決定づけることになります。保護者におかれては、コロナ感染防止もさることながら、心身のコンディション調整全般に目配りしていただき、お子さんがベストの状態で入試を迎えられるよう、しっかりとサポートしてあげてください。

 さて、今回は年頭の記事でもあり、中学受験のみならず子育てにおける鉄則の一つ、「親子の信頼関係」をテーマに掲げて書いてみようと思います。というのも、親にとってわが子はいつだって大切なかけがえのない存在であり、子どもにすれば親は大人になってからも変わることのない精神的支柱です。言うまでもありませんが、親と子の関係は一生ものであり、永遠に変わることのないものなのですね。

 もしも親子の信頼関係が強固なものであったなら、どれだけ人生が心豊かになることか。それは子どもの側のみならず、親にとっても言えることではないでしょうか。子どもの気持ちが親から離れ、会話や交信が途絶えたとしたらどんなに寂しく辛いことでしょう。中学受験は子育ての仕上げ期と重なりますから、永遠に揺らぐことのない親子の信頼関係を築く絶好の場でもあるのです。わが子の受験準備学習を見守り応援する過程は、親子の絆という受験の結果を超える副産物をすべてのご家庭に与えてくれることでしょう。

 

① 受験を目前に控えた6年生児童の保護者のみなさまへ

 いよいよ受験本番が目前に迫ってきました。どのご家庭も、最後の仕上げと調整に余念がないことでしょう。お子さんが、何事もなく元気に入試を迎えるまで、保護者の方々にはいましばらくのサポートが必要です。最後の詰めをしっかりとやり遂げられるよう、お子さんをしっかりとバックアップしてあげてください。

 中学入試は、お子さんにとってかつて経験したことのない緊張の伴う試練に他なりません。というのも、入学試験というものがどういうものかを、自身が理解しての受験はおそらく初めてのことだと思います。一発勝負で「合格か否か」が決まり、進路が左右される。そのことを自覚して緊張しない受験生はおそらく一人もいないと思います。

 このような試練を乗り越えるにあたり、親の存在は子どもにとって実に大きなものであると言わざるを得ません。親が見守り応援してくれている。そのことを実感するか否かで、入試に臨むお子さんの心境は全く違ったものになるのですから。緊張に負けそうなわが子に我を取り戻させ、これまでに培った力を余すことなく発揮させる。それは子育ての最終段階における親の大きな仕事と言えるかもしれません。

 ただし、緊張のしかたはお子さんによって様々です。例えば入試本番の2~3週間前から気持ちが落ち着かなくなり、親を心配させたお子さんが、いざ本番では緊張から解き放たれたが如く落ち着いていることがあります。いっぽう、終始落ち着きを失うことなく、平常心のまま入試に臨めたと思ったお子さんが、いざ本番では極度の緊張に襲われるということもあります。

 その子とは次のようなことを暗示しています。緊張の仕方に違いはあれど、誰しも緊張から逃れることはできません。重要なのは「緊張するかしないか」ではなく、「実力を発揮できるかどうか」です。入試本番を目の前にして、親がわが子にしてやれることは何でしょうか。わが子が緊張に振り回され試験に飲み込まれるのではなく、緊張のなかで自分を見失うことなく、これまで培った力を発揮できるようメンタルを支えてやることであろうと思います。

 わが子の性格に合わせ、わが子が我を失うことなく入試本番に臨ませるためのとっておきの言葉かけを考えてみてはいかがでしょうか。そして、あとはわが子を信頼してやりましょう。「親はどんな結果も引き取ってくれる。心配要らない」――そのことに気づかせる効果を引き出せるなら、どんな言葉かけもOKです。どんなときも、いつだって「親が温かく見守ってくれている」「おかあさんは自分のがんばりを応援してくれている」――それを実感したなら、お子さんは間違いなく心を奮い立たせて入試に臨めることでしょう。

 入試本番での条件はどの受験生も同じです。また、前述のように、おとうさんおかあさんの応援を背に受けていれば大丈夫です。お子さんが入試本番の緊張を乗り越え、もてる力を存分に発揮できますように!

 一つ言えるのは、入試結果で当面の進路は変わりますが、それは将来の歩みを決定づけるものでは決してありません。「失敗したらすべて終わりだ」という重圧からわが子を解放してやればよいのです。そのための重要なキーワードが「親子の信頼関係」ではないでしょうか。「結果を恐れるな。おとうさんおかあさんは、どんな結果になろうとお前の(あなたの)味方だからね。重要なことは、自分のベストを尽くせるかどうかなんだよ」ーーこういった親だからこその気持ちが伝わる言葉を用意してあげてください(もちろん、これをそのまま用いてくださっても、きっと親の気持ちは伝わると思います)。

 

② 来年以降に受験を迎える児童の保護者のみなさまへ

 前述のように、中学受験は子育ての仕上げ期に行う大きな儀式のようなものです。わが子が受験生活を通して勉学上の自立を果たし、自らの手で入試の目標を達成する。そのことが達成されたなら、自ずと子育てが高い次元で完結する流れができたといっても過言ではありません。そういった構図を意識してわが子の受験生活を応援していただくようお願いするしだいです。

 本ブログは、このような中学受験に向けた親の意識やサポートの価値についてお伝えするために設けているものでもあります。今回は、入試を目前に控えたお子さんの保護者に向けたメッセージを主に書きましたが、みなさまにはこれからいろいろな形でこのことに関連する記事を書いてまいりますので、弊社の中学受験に対する考えを参考にしていただければ幸いです。

 とりあえず、今回はひとつのことを申し上げておきたいと思います。受験勉強の自立は生活の全てと深く関わります。勉強だけ自立して、他は全て親に丸投げする。そういうことはあり得ません。勉学の自立と、日常生活の自立は不可分のものです。親がこのような考えに基づいて一貫した対応をすれば、人間的な自立が果たせるだけでなく、子どもは親を尊敬する人間に成長していくことでしょう。それは親子の信頼関係を築くうえにおいても欠かせないものであろうと思います。受験勉強があることで特別扱いせず、小学生として自分でやれることは全てやらせてください。

 ここで現状を少しだけふり返ってみてください。たとえば、親がそばにいないという条件のもとでわが子の行動をどれだけ信じてやれるでしょうか。「親が見ていなくても、うちの子はやるべきことをやっている」――このような確信をもてるでしょうか。もしもそうであれば、すばらしいですね。

 わが子が受験生として成長を遂げているかどうか、受験生活を通して親子の信頼関係が深まっているかどうかを判断するうえでの一つの尺度は、「親が見ていないときのわが子」をどれだけ信頼できるか、ではないでしょうか。一人でいるときもやるべきことをやれる子どもにするには、やるべきことは何かを親子で確認し、一人でやり切ることを親が期待していることをわが子に伝え、ちゃんとやったなら大いに喜びほめてやる。このことの継続しかありません。それを絶えず実行するのは親にとっても楽ではありませんが、やり通せば素晴らしいわが子の成長を見届けることができるでしょう。

 弊社の学習指導のシステムは、基本的に子どもの自学自習を支援する意図で構成されています。家庭での一人勉強が必須となっている理由をご理解のうえ、少しずつお子さんがそれを実行していけるようサポートをお願いいたします。1年後のお子さんが、大きく成長しておられますように! 弊社もこのことを常に念頭に置いてお子さんの学習指導にあたってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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カテゴリー: がんばる子どもたち, アドバイス, 中学受験

この1年のわが子を振り返ってみましょう

2020 年 12 月 27 日

 2020年も、今日を入れてあと5日間で終わります。今年は新型コロナウィルスで世界中の人々の生活が一変した1年でしたが、受験を控えている6年生のご家庭におかれては、随分と心配や気苦労が多かったのではないかと拝察します。受験はもう目前に迫っています。この冬休みは総仕上げに専念し、志望校合格を揺るぎないものにしたいところです。お子さんの心身のコンディション維持に向けて、十分な配慮とサポートをお願いいたします。

 さて、今回は2020年の最終回にあたります。そこで、今年1年の振り返りに関する記事を書いてみようと思います。とは言え、このブログは中学受験専門塾から発信しています。したがって、ここではお子さんの学業面の取り組みの成果や進歩という観点に立って話を進めます。

 今年1年でみなさんのお子さんが「進歩した」「成長した」と感じる点はどのようなことでしょうか。また、親としてもどかしく残念な点があったとしたら、どのようなことでしょうか。進歩した点と残念な点は、おそらく裏返しの関係にあるのではないでしょうか。たとえば、「学習意欲が高まった」⇔「学習意欲がしぼんだ」などが典型的な例にあたるでしょう。お子さんが家庭学習研究社の教室に通っておられるなら、次のような点について振り返ってみていただきたいですね。

 受験勉強に関して、子どもの望ましい成長の尺度として第一にあげたいのが、学びの積極性や実行力に関わる①です。学習習慣も、この学びの積極性や実行力と深く関わっています。

 ただし、小学生の子どもの場合、受験や勉強の必要性への自覚や、先を見通して行動することはあまり期待できません。ですから、「親が声かけをしたら机に向かう」「たまに叱るが、以前より親のイライラが減った」などの変化があれば、お子さんは相当成長されたと言えるでしょう。よくなった点を指摘し、大いにほめてあげてください。来年はさらに成長が加速されていくのは間違いありません。

 ②についてですが、入塾当初はやる気があっても、勉強の手順や方法がわからないと行き詰まり、意欲もしぼんでしまいます。親が無理にやらせても、子どもに自ら学ぶ態勢が整っていなければ、いつまでも親がかりの勉強が続きがちです。親の手を借りずに勉強する姿勢を早めに築いておきたいものです。今年の締めくくりにあたり、お子さんの学びの自立度を確かめてみてください。

 たとえば、4年生なら授業後の復習はどこをやるのか、マナビーテストに臨むにあたって何をしておく必要があるのかなど、お子さん本人がある程度心得ておられるかどうかで、勉強ぶりや成果は随分違ってくるものです。もしも、親への依存度が強いようでしたら、少しずつ手放していく必要があります。5年生なら、本人の判断と実行力に基づく勉強に切り替えるべき時期です。「自分のやるべきことがわかっているか」や「どう取り組むべきかがわかっているか」などの点について、現状を確かめながら来年に向けて修正していきましょう。

 最後の③ですが、自分の現状を客観的に分析し、よい点を伸ばしつつ弱点を補正していく姿勢は、自学自習の推進において不可欠のものです。メタ認知という心理学用語がありますが、自分の認知の状態を認知する目をもっているかどうかは、受験勉強の成果を左右するだけでなく、中学進学後の学業の成果や人生の歩みを規定することになります。

 テストの答案やデータが返ってくるたびに、できているところ、できていないところを確認し、そうなった原因を掌握して対策をしていく姿勢を少しずつ身につけていくことが大切です。この繰り返しで、お子さんはメタ認知的行動のできる人間に成長します。これまでそういった観点からお子さんの勉強をフォローしておられないようでしたら、ぜひ子育てと学習のサポートに採り入れてみてください。

 以上は、いずれも子どもの‟自立”という視点に基づいています。受験で合格するだけが目標なら、このような視点は不要かもしれませんが、合格後、中学進学後の学びの人生においては、「学びの自立度」が問われます。今のうちに、「自ら学ぶ」姿勢をもった人間に近づいておきたいものですね。家庭学習研究社の学習指導は、全てこの視点に基づいて構成されています。

 とは言うものの、今まで親が「勉強しなさい!」と叱らないと勉強しないなど、負の習慣が染みついたお子さんもおられるかもしれません。また、子どもが思うようにならないと、すぐに手や口が出てしまうタイプの保護者もおられるかもしれません。もしもそのようなご家庭があったなら、心理カウンセラーの先生のつぎの著述を参考にしてください。

 大切なのは、「子どもを、自分の持ち物のように思わないということだと思います。子どもといっても、一人の、人格をもった人間です。たとえ親子であっても、人間対人間です。ここから、子どもの気持ちを尊重し、子どもなりの生きかたを大切にする、という姿勢が生まれてくると思います。

 わが子を「自分の持ち物だ」と思っておられる保護者はおられないと思います。ですが、親の心の片隅には「わが子はコントロールすべき存在だ」という意識があるものです。わが子が親の期待通りにならないとき、その気持ちが頭をもたげてくるのではないでしょうか。前回、心理学者の河合隼雄先生のお父さんの子育ての一側面をご紹介したのは、子どもを尊重し、子どもが自ら考えて行動しようとする姿勢を養うよう配慮した、実に創造性豊かな子育てをされていると感じたからです。

 家庭学習研究社にご縁をいただいているお子さんは、基本的には自分のやるべきことを理解しておられます。それなのにできないのは、勉強が決して楽とは言えないものだからでしょう。そこを大人はある程度受容してやることも必要です。叱ったり、押さえつけたりしても逆効果にしかならず、むしろ子どものプライドは傷つき、親に反抗することになりがちです。「子どものプライドは親が思う以上に高い」ということも、頭に入れておきたいものです。

 勉強をすべきときに行動の切り替えができない。こうならないためには、低学年児童なら「とっかかりは一緒に勉強する」というスタイルがお勧めです。そうして、取り組みのノリがよくなったなら子ども主体の勉強へと移行させるとよいでしょう。中~高学年なら「あっ、勉強の時間が来てるね」など、子どもに逃げ道を与えてやり(気づかせたのは親ですが、子どもは「自分からやったんだ」という気持ちになれます)、「親にやらされている」と思わせないような配慮が有効でしょう。

 以前もお伝えしましたが、子どもだって「これは自分からやっているんだ」と思いたいのです。よい行為に関しては、特にその傾向が強くあります。そういう子どものプライドを尊重してやりながら、徐々に「やらずにはいられない」という状態にまで漕ぎつけたなら、これはもう素晴らしい進歩・成長です。このレベルに到達したお子さんは、まさに前途有望と言えるでしょう。自分を律する確固とした姿勢ができあがっているからです。

 「子育ては芸術である」と言われます。世界で一つとして同じものはありません。親の創意工夫や苦労がすべて子どもの成長に反映されます。これほど尊くてやりがいのある仕事はありません。

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おたくには“サンタ”はやってきてくれますか?

2020 年 12 月 21 日

 2020年も残り少なくなりましたね。新型コロナウィルスの感染問題は一向に収束する気配がなく、日本中、世界中がパンデミックの渦中にさらされています。比較的感染の拡大が押さえられていた広島も、このところ感染者が急増しており、非常に危険な状況に至りつつあります。医療現場にいる方々の感染が増加していることにも胸が痛みます。

 第3波の特徴の一つに、感染経路不明の人の割合が多いということがあげられています。みなさまにおかれては、きちんとしたマスクの着用をはじめ、手洗い(消毒)やうがいの励行など、以前に増して慎重に感染対策を励行されますようお願いいたします。ご自身のこと、ご家族のこと、お子さんの受験に向けた備えにまつわることなどが重なり、保護者の方々は心身ともにつらい毎日をお過ごしのことと拝察します。コロナウィルスの感染に見舞われませんよう、くれぐれもご注意ください。

 さて、気がつけばクリスマスが目前に迫っています。例年なら週末の本通りはクリスマスがらみの買い物客でごった返し、ごきげんなクリスマスソングが店先から聞こえてくるのですが、今年はだいぶ静かなように感じます。ともあれ、コロナ禍にあってもクリスマスのプレゼントやケーキは子どもたちにとっての大きな楽しみです。受験生のおられるご家庭も、クリスマスの夜は勉強のことを束の間忘れ、楽しい時間を過ごしていただきたいですね。

 そこで今回は、クリスマスに因んだ話題を提供してみようと思います。クリスマスと言えば、サンタクロースがすぐさま連想されます。ただ親からクリスマスのプレゼントを渡すのではなく、「サンタさんからもらう」といった趣向でわが子に与えておられるご家庭はどれぐらいあるでしょうか。中学受験生の年齢なら、もはや「サンタは実在する」なんていうことを信じているお子さんはいないかもしれません。おたくのお子さんは、何歳頃からサンタのいないクリスマスになったでしょうか。それともサンタはまだクリスマスの贈り物を届けてくれていますか?

 職場の女性スタッフ(小6の娘さんの母親)に、「おたくの娘さんにはまだサンタがいますか?」と尋ねると、「まだギリギリいます」という意外な言葉が返ってきました。「『クリスマスの贈り物がもらえない子は、サンタなんていないんだと思っているからよ』と伝えたから、『サンタはきっといる!』と信じようとしているんだと思います」と語っていました。「ギリギリ」というのは、そういう意味だったんですね。なるほど。いかにもおかあさんの愛情を感じる話です。こんな家庭は多いのかもしれませんね。

 ところで、筆者は職業柄、心理学者の河合隼雄先生(京都大学名誉教授 1928-2007)の著書に目を通すことがしばしばあります。河合先生の随筆は個人的にも好きで、何冊か読んでいるうちにクリスマスの話題が取り上げられている文章が目に留まり、心を惹かれました。今回は、みなさんにそれをご紹介してみようと思います(文字数の都合で一部を省略・調整しています)。

 私が子どもだったころ、わが家にはサンタクロースが来たのである。12月24日の夜、贈り物がとどけられることになっていた。しかも、それは12月24日の夜、子どもたちが眠っているうちに、家の中のどこかに隠されていて、25日の朝暗いうちから起きて、兄弟一同で贈り物を探すことになっていた。

 子どもにとって、これほど不思議で楽しいことはない。朝早く起きて、兄弟で探すのだが、興奮しているのでなかなか見つからない。サンタクロースは賢いので、年々まったく思いがけないところに隠しているのだ。兄弟への贈り物がつぎつぎ見つかって、自分のだけがなかなか出てこなかったときの心細かったこと。またそれだけに発見したときの嬉しかったことなど、今もなお心に残っている。

 わが家の構造上、煙突からはどうしてもはいってこられないことがわかって問題となったとき、父親は「うちの家は、ここからはいってくる」と、玄関の上の小さい菱形の飾り窓を指さして教えてくれた。そこで、24日の夜、兄たちがひそかに細い糸を張っておいたが、25日の朝、それはみごとにちぎられていた! サンタクロースが通ったのだ。

 もっとすごいことがあった。小学5年生の兄が徹夜してサンタクロースをつかまえる、と言い出したのである。私は小さかったので、そんなことをすると贈り物がもらえないのではと大変心配だったが、何と父親が大賛成で協力を申し出た。24日の夜、父と兄は徹夜をしようと頑張ったが、兄はついとろとろと眠ってしまい、父親も「お父さんも、つい一緒に眠ってしまって、おしいことをした」というしばらくの間に、サンタクロースはすかさず、すべての贈り物を隠して去っていったのである。これには驚嘆してしまったが、この話は、サンタクロースのすばらしさを示すものとして、河合家の伝説のようにその後も何度話をされたかわからないくらいとなった。

 この話を、単なるほほえましいエピソードとしてお読みいただいても構いません。ただし、筆者がこのくだりをご紹介したくなったのは、河合先生のおとうさんのすばらしい子育てに感心したからです。子どもの発想を認めて受け入れ、一緒になって考えたり行動したりする。このような子育てを、家父長制の色濃く残る戦時中に実践されていたとは! これこそ、創造性豊かな人間(真に優秀な人間)を育むうえで必須の要件を具備した子育てではないでしょうか。

 なお、戦時中であることから、欧米の習慣を排除しようとする雰囲気が国を挙げて色濃くなりました。すると河合先生のおとうさんは、「サンタクロースはもう来ない」と宣言されたそうです。その代わりに、「日本には大きい袋をかついだ大国主命(おおくにぬしのみこと)という神さんがおられる。気持ちが通じるかどうかわからんが、今年は大国主の命にお願いしてみよう」と提案されたそうです。クリスマスの日に、大国主命がやってくる!? 奇想天外な話ですが、子どもたちの期待に応えてちゃんときてくれたそうです(おとうさんの仕業ですから当然のことですが)。何と“とんち”の利いた心優しいおとうさんですね。

 やがて河合先生たち兄弟も成人され、それぞれに子どもをもつ父親になられました。そうして、自分が子ども時代に体験したクリスマスの風習を継承されました。そして、家ごとに楽しい物語を生み出す原動力になったそうです。河合先生は、子どもたちが大きくなったある日、「どうして、長い間サンタクロースの存在を信じていたのだろう」と話し合っているのを耳にされたそうです。その結論は「やっぱり信じたかったからだろう」というものでした。

 「サンタがクリスマスに贈り物を届けてくれる」――世界中に広まったこの夢のある風習は、おそらくこれからも廃れることはないでしょう。「ない」ものを「ある」と、あえて信じながら演じるこの儀式から、親子間、家族間の心豊かな交流や思い出が生まれてくるからです。

  先日、地元新聞社のデジタル版に、クリスマスにまつわる記事が掲載されていました(短めに要約しています。お許しを)。コロナ禍にあって、「世界中を駆け回ってプレゼントを届けるサンタクロースはどうなるの?」と、各国の子どもたちは心を痛め、心配をしていると思います。すると、世界保健機関から、次のような報告が発表されました。「サンタに連絡したら、とても元気そうで、コロナへの免疫もできている」と。また、欧州連合の報道官は、「サンタは必要不可欠な仕事をしているから、コロナ対策の移動制限から免除されている」と、ツイッターに書き込んだそうです。子どもへの豊かな愛情が伺える話ですね。

 非常時においても、否、非常時だからこそ大人は子どもたちの夢を壊さないよう、愛情をもってフォローする必要があると思います。そのことを心得た立派な大人たちがいることにも安堵した次第です。

 おたくではサンタはまだ実在の人物ですか? もしかしたら、お子さんは先ほどの話にあったように、「信じたい」という思いを胸に、あえて「サンタはいるのか、それともいないのか」という話題に触れないようにしておられるのかもしれませんね。

 今年のクリスマスも、おたくのお子さんにサンタが贈り物を届けてくれますように!

 

※今回の記事で掲載している引用文は、以前にも一度ご紹介しています。同じものを使って書いたらどうなるかを、筆者自身ワクワク楽しみながら書いたしだいです。以前のものも読んでみていただけたならうれしいです。

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カテゴリー: 子どもの発達, 子育てについて, 家庭での教育