模試最終回(12/3)が間近。さあ、総仕上げへ!

2017 年 11 月 13 日

 11月も中旬を迎え、来年1月の中学入試に臨む受験生のみなさんは、受験対策の仕上げ学習に一生懸命取り組んでおられることと思います。

 毎年、弊社では受験を控えた6年生児童を対象とした公開模試を実施しています。早いもので、今年も全5回のうちすでに4回を終了しました。残るは、12月3日(日)に予定している最終回のみとなっています。

 模擬試験の最終回が他の4回と決定的に違うのは、試験会場が広島を代表する私学である修道(男子会場)と広島女学院(女子会場)となっていることです。この2校は、広島の男女私立6か年一貫校でそれぞれ最多の受験者数を集める人気校です。おそらく大半の受験生が受験を予定しておられるのではないかと思います。まさに本番と同じ場所で、それも受験の直前に本番の疑似体験をすることができる絶好のチャンスです。

 疑似体験の重要性については、どなたも認識されていると思います。特に小学生の場合、「試験の結果次第で入学できるかどうかが決まる」という、緊張の伴う試験を受けるのはおそらくこれまでの人生になかったことであろうと思います。一度疑似体験をしておけば、そこで首尾よく実力を発揮できても、失敗して悔しい思いをしても、本番で最高の結果を出すための格好の練習の場にすることができるでしょう。

 もしも成績がよければ、「よし、行けるぞ!」とますます士気が高まるでしょうし、「油断すまい」と、気分を引き締め、気分を引き締めて最終チェックに臨んでおけば、本番でも実力発揮が大いに期待できます。また、残念なデータが突き付けられれば、「何がいけなかったのか」「どこに落ち度があったのか」を振り返り、最後の仕上げでがんばれば、本番で同じ轍を踏まずに済むかもしれません。一度似たような体験をしておくことは、人生経験の少ない小学生にとってはほんとうに心強いことだと思います。本番への助走として大いに活用していただきたいと存じます。

 例年、12月に実施している「第5回模擬試験」は、男女ともに広島県西部地区受験生の7割前後が参加されています。まだお申し込みを受け付けていますので、まだ手続きをされていないかたは是非お申し込みください。これからお申込になりたいかたは、本ホームページの案内をご覧のうえ、所定の手続きをしてください。

 なお、年が明けるとすぐに入試がやってきます。模擬試験のデータをもとに最後の詰めを上手にしていく必要があります。模試のデータを点検すれば、入試までの期間の対策の方向性もはっきりとしてきます。ここから約1ヶ月の期間が勝負です。受験生のみなさんには、悔いの残らぬ仕上げ学習をやり遂げるようがんばっていただきたいと存じます。

 さて、弊社の6年部では入試を間近に控えた時期に、「保護者説明会」の最終回(第4回)を実施しています。12月に入ると、「受験校の最終決定」「受験手続の確認」「入試までの指導スケジュール」「入試直前の心得」「仕上げ学習のありかた」など、重要な伝達事項がたくさんあります。これらをまとめてお伝えし、どのご家庭にも入試本番までの仕上げ学習をしっかりとやり遂げていただくための催しです。

 ぜひ、万障を繰り合わせての参加をお待ちしています。以下は開催日程です。念のため、ご確認ください。


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家庭学の「授業」は何を意図しているのか

2017 年 11 月 6 日

 本日(11月6日)から、「冬期講座」と次年度「前期講座」の会員募集を開始します。そこで今回は、これから受験勉強を始めるお子さんをおもちのご家庭に、弊社の学習指導の特徴についてお伝えしようと思います。入会を検討いただく際の参考になれば幸いです。

 学習塾の指導の軸は何と言っても「授業」です。授業が指導の中心となるのは学校も同じでしょう。ただし、学習塾の授業は入試での合格、進学したい学校への入学を果たすためにするものです。ですから、学習塾の授業というと、「テストでの得点力の向上に的を絞っている」というのが一般通念であろうと思います。

 特に、人気の高い難関中学校を受験する子どもの通う学習塾となると、合格を巡る競争も厳しいですから、「毎日のように通学し、難問の演習指導を中心とした高度な授業が行われるのだろう」と想像されるかたが多いことでしょう。

 そういう学習塾もあるかもしれません。しかしながら、私たちは得点力だけを念頭に置いた授業は、少なくとも中学受験生には適用すべきでないと考えています。というのは、児童期までに身につけた勉強のスタイルは後々まで学力形成の柱となり、よきに悪しきに学力の伸びようを規定するからです。

 家庭学習研究社は、昭和42年の創設期から「中学、高校、大学と、学問を修める過程で順調に力を伸ばしているのはどういう人間か」を調べ、「中学受験までに自ら学ぶ姿勢、自学自習の態勢を築いておくことが、将来の大成につながる」という結論を導き出しました。そして、「入試で志望校合格を得る」ということと、「将来の飛躍を期待できる学びの態勢を築く」ということを、車の両輪のように欠かせない指導の柱として位置づけ、その実践をめざしています。

 以下、家庭学習研究社の「授業」についてもう少し詳しくご説明しましょう。私たちの実践する授業は次のような考えに基づいています。

 

1 勉強の楽しさを享受できる授業を実践する。

 子どもが勉強に意欲を高めるのはどういうときでしょう。「知りたい!」「できるようになりたい!」という欲求が喚起されたときです。一見やる気がなさそうな子どもでも、うまく学習対象に興味をもたせれば、本来もっている知的欲求が必ず頭をもたげてきます。

 私たちが授業で大切にしていること。その第一番目は、「勉強の楽しさ、面白さを味わう体験を子どもたちに提供すること」です。学習対象を、覚えるべきもの、解くべきものと捉えて指導すると、子どもは受け身になり、自ら知りたいと願って考えを巡らす姿勢が育ちません。毎回の授業は、その回の目当てに基づき、子どもに興味・関心をもたせる導入から始めます。「これはテストによく出るから覚えておきなさい」といったアプローチではなく、子ども自身が、「知りたい!」「解き明かしたい!」という欲求をたぎらせるよう働きかけ、結論を導くプロセスの醍醐味を全員が享受できるよう指導しています。

 このような授業を繰り返すことで、子どもたちに「勉強とは面白いものだ」という観念を浸透させると、家庭での勉強も積極的になっていきます。それが、受験勉強が佳境に入ってからの学力躍進につながります。また、先々有意義な学びの人生を送るうえで大切な推進力となってくれるのです。

 

2 授業を通して、子どもたちが筋のよい考えかたを体得できるよう
  指導する。

 家庭学習研究社では、全ての校舎の授業担当者が一致した見解に基づき、「理詰めで解き明かす、筋のよい考えかたを子どもたちが身につけること」をめざして指導しています。理由は申し上げるまでもありませんが、正統で合理性のある考えかたを身につけたほうが、子ども自身納得できるし、先々より高度な学習領域に入ったときにもそれが大きな力になるからです。

 たとえば算数の授業では、毎回テキストの当該単元の柱となる理屈をきちんと習得できるよう、良質の例題を扱い、大人が一方的に説明するのではなく、発問で子どもたちの思考や反応を引き出し、発表や意見、質問を通して誰もが納得する結論へと収束させていきます。このくり返しが、筋のよい思考のできる子どもへと成長させることになります。

 中学受験の算数の魅力は、課題の意味を理解し、筋道立てて考え、簡単な数式によって解を導き出すところにあります。それは、子ども自らの思考によって公式を編み出す作業に他なりません。方程式などを適用して機械的に解く勉強と比べると、はるかに楽しく、また満足の気持ちを与えてくれます。そして、何よりも合理的で美しい解法を体得した、優れた理系の頭脳を育むことになります。

 

3 先々まで運用できる確かな「学習方法」を身につけさせる。

 家庭学習研究社の「授業」の目的として、ぜひお伝えしたいことがあります。それは、毎回の授業の繰り返しを通して、「家庭でひとり勉強のできる子どもの育成を図っている」ということです。

たとえば、算数の例題を扱う場合にも、子どもに家庭で取り組む勉強の手順を体得させることを意識しています。また、講座の初期に基本となるノートのとりかたを指導したら、その後は授業でノートを提出してもらい、フォローしていきます。よいノートのとりかたを学んだ子どもは、受験勉強を効率的に進めることができるうえ、中学進学後もノートを活用して学力を伸ばす姿勢を継続することができます。

 「授業」を軸にした受験対策において、「予習」や「復習」は欠かせません。予習をすると授業がよくわかる。復習をすると、授業で学んだことが整理整頓されて頭に残る。子どもたちがこのことを自覚できるよう、予習や復習の要領をくり返し教えます。これも授業担当者の重要な仕事です。

 以上からご理解いただけると思いますが、弊社の授業は「知識伝授」や「解法の会得」を目的としません。子どもたちが自学自習の方法や姿勢を体得できるよう応援するためにあるのです。そのことの価値は、中学、高校、大学へと進んでいくと子どもたち自身が身に沁みて感じることでしょう。

※「予習」は小学生にとっては難しい面があり、5年生からごく簡単なやりかたを指導していきます。

 

4 互いに刺激し合い、高いレベルをめざして学ぶ環境を提供する。

 上述の内容から、家庭学習研究社は子どもたちの自律的学びの態勢づくりを応援していることがお解りいただけたことと思います。このような指導が浸透していくと、子どもたちは授業においても活発な反応を示すようになっていきます。

 才気煥発な子どもは、自分の考えや解決の糸口について得た気づきをみんなの前で披露したくて、気持ちをうずうずとさせてくるものです。そして、いざ発表して「あっ、そうか!」「なるほど!」とみんなが感心すると、たまらなく満足そうな表情を浮かべます。このような体験を通して、互いが刺激し合い、より高いレベルをめざして競い合う雰囲気ができると、子どもたちの学びはますます活性化していきます。さらには、志望校合格後も全く違和感なく学校の指導環境になじむことができます。中学校での授業は、まさに私たちの学習塾で受けた授業と基本的に変わらないものだからです。

 日々の勉強の積み重ね効果は、家庭での取り組みが支えてくれます。しかし、一人で取り組む勉強に刺激や方向性を与えてくれるのが、みんなで学ぶ場である授業です。この両方がうまく連動すると、子どもたちの学力は着実に高いレベルへと到達していくのは間違いありません。

 

 いかがでしょう。とかく子どもも大人も目の前の目標をクリアすることのみに心を奪われがちですが、もっと先に待ち受けている学びの世界にも目を向け、そこで学力を伸ばしていくために何が必要かも見通したうえで入試突破の方法を考えるべきではないでしょうか。受験勉強の方法を間違えると、目先の入試はクリアできても、その先の中学・高校生活で苦労を強いられることになりかねません。

 中学受験はわが子の将来を見据えて決めたことのはずです。それならばますます入試突破のための勉強のありかたを考えるべきではないでしょうか。そうした発想での受験勉強は、入試の結果の如何に関わらず、将来の伸びしろを形成してくれます。それこそが子どもにとって重要なのだと私たちは考え、上記のような考えに則った学習指導を実践しています。


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おかあさんに求められる“リーダーシップ”って!?

2017 年 10 月 30 日

 弊社が毎年春と秋に開催している催しに、「おかあさんの勉強会」というのがあることをご存知でしょうか。

 学習塾の催しというと、多人数の保護者相手に学習塾関係者が説明する「1対多数」の形式と、一人の保護者に学習塾関係者が個別に対応する「1対1」の形式の催しがほとんどであろうと思います。

 「おかあさんの勉強会」は、そのいずれの形式でもなく、「おかあさん同士がテーマに基づいてそれぞれの現状や悩みを話し合い、会の進行とアドバイスやまとめ役を学習塾関係者がするという、少し変わった形式をとっています。言わば、おかあさん同士が直接に交流することのできる、「双方向」の催しです。一般に「ワークショップ形式」と呼ばれるスタイルをとっているのが特色です。

 今回の勉強会は、「おかあさんに求められるリーダーシップとは?」というテーマを掲げて実施することになっています。リーダーシップというと、何だか大仰なニュアンスで受け止められるかもしれません。しかしながら、リーダーシップは企業や組織に所属する人たちにとって必須のものであり、子育ての最中にある親にも欠かせないないものです。さらには、家庭内においておとうさんだけに求められるものではなく、おかあさんにも当然求められるものです。実際、どなたも形こそ違うもののわが子に対して適用されています。

 たとえば、中学受験を控えた子どもをもつおかあさんは、例外なく「わが子には熱心に勉強に取り組み、十分な成果をあげてほしい」と強く願っておられると思います。また、できるならいちいち注意したり叱ったりしなくても、率先してやるべきことに取り組む積極的な学習の実践を望んでおられることと思います。

 このような親の願いを子どもが受け止め、自らの意志で親の望んでいるような人間になりたいという気持ちを育んだり、実際の行動へと導いたりする力が、「リーダーシップ」もしくは「権威」と呼ばれているものです。ですから、おかあさんがたはご自身が意識されているか否かにかかわらず、どなたもそれぞれの性格に応じたリーダーシップをおもちであり、何らかの形でそれをわが子に伝えておられるはずです。

 そう、リーダーシップのスタイルは人によってそれぞれ異なります。どなたのリーダーシップも、子どもに対して同じような効力を発揮すればいいのですが、実際には子どもの自発的行動を上手に引き出すリーダーシップのスタイルもあれば、なかなか子どもに影響力を発揮できないリーダーシップのスタイルもあるのが現実です。

 今回実施する勉強会では、はじめに「リーダーシップには、どのような種類があるのか」をご紹介し、ご自身がどのタイプに近いかを考えていただきます。具体的なタイプを一つあげてみましょう。普段は、子どもにとって話せるよい親でありたいと願い、優しく寛容なふるまいをするよう努めているものの、ともすればそれが仇となって子どもが好き放題に野放図な行動をとり始めることが多く、それが我慢できなくなると、手のひらを返したように怒鳴ったり、命令したりすることを際限なく繰り返す。ーーこんなおかあさんはおられませんか。こういうタイプのリーダーシップは「横滑りタイプ」と呼ばれています。実は、このタイプのおかあさんがとても多いようです。

 このように、リーダーシップのスタイルをいくつかのタイプに類型化し、それぞれのリーダーシップのよい点や欠点を確認したうえで、自分がどれに近いか、理想のリーダーシップはどのようなタイプか、それはなぜかを一緒に考えていただきます。

 そのうえで、それぞれのおかあさんの現状を振り返っていただきながら、「理想のリーダーシップに近づけるうえで問題点はどこにあるのか、どこをどう改善したら子どもを望ましい方向へと向かわせることができるかを考えていきます。一人ひとりが個別に考えるだけではなく、他のおかあさんがどういうタイプのリーダーシップをとっているのか、それぞれにどんな問題意識をもっているのかを聞きながら、互いの気づきを交換し合ったり励まし合ったりできるところが、この催しの長所・魅力であろうと自負しています。

 みなさんのなかには、大勢のまえで自分の思いを話したりするのを苦手にしておられるかたは少なくないと思います。この催しは、多くても20数名程度のまとまりであるうえ、さらにいくつかのグループに分かれ、2名~数名単位で話を進めていきますから、緊張したり戸惑ったりすることはありません。まだ参加したことのないおかあさんは、ぜひ一度勇気を奮って参加してみてはいかがでしょうか。受験生を抱える親同士の会話は、意外と楽しいですよ。

 受験生活は、順風満帆とはいきません。素直で手がかからないと思っていたわが子が、受験生活で様々な困難に直面するうちにストレスを溜め、親に反抗して困らせることもあります。特に、親として黙っていられなくなる難しい場面では、子どもを説得するのが難しく、子どもの抵抗にあったり親子喧嘩に至ったりすることが避けられなくなりがちです。

 こういうとき、親に求められるのは、「ここからは譲れない!」という境界線をしっかりと携えることであり、反省を促すためにとるべき親の態度を間違えないことです。この勉強会では、そういうところまで踏み込んでまいります。

 終了時に、「よし、これからはわが子に対してこんなふうに振る舞おう!」と、元気になって帰っていただければ嬉しく思います。以下は、実施日程ですが、開催日が迫っている校舎もあります。当日まで申し込みは受け付けますので、どうぞ思いつかれたら一度試しに足を運んでみてください。みなさんの参加を心よりお待ちしています。


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5年生対象の、公開「学力テスト」を実施します

2017 年 10 月 21 日

 秋の深まりとともに、受験生の勉強が熱を帯びてきました。中学入試本番まであと3か月足らず。弊社主催の公開模試(「広島県 中学入試模擬試験」全5回)は、すでに第3回目まで終了し、あとは11月実施分と、12月実施分を残すのみとなっています。いよいよ本番に向けた総仕上げの段階に突入してまいります。

 ここに至っては、勉強にエンジンがかからず親をやきもきさせていたお子さんも、もうのんびりとしていられません。おそらくは、勉強の取り組みも真剣味を帯び、目の色も変わりつつあるのではないかと思います。今からは、やったことがどんどん身につく充実した日々が展開されていくことでしょう。

 そんな時期に行われる模擬試験は、自分の学力状態を客観的に掌握し、仕上げ学習の指針を得るための格好の場になります。模擬試験でできたところ、できなかったところを点検し、上手に受験対策の詰めをしていきましょう。

 上述のように、残る模擬試験は、第4回(11月5日実施。男子の一般申込は満席につき締め切り)と第5回(12月3日実施。最終回)です。第5回は、修道(男子会場)・広島女学院(女子会場)で実施を予定しています。特に私学が会場ということで、本番と同じような雰囲気を体験できます。入試を間近に控えた模擬試験ということもあり、例年広島県西部地区の受験生の7割前後が参加されています。奮ってご参加ください。
 

 さて、ここからが今回のメイン記事です。この度弊社では、現5年生対象「中学入試 学力到達度テスト」を実施いたします。このテストは弊社会員(申し込みをされたかた)のほか、一般のお子さんも参加いただける公開テストです。中学受験を視野に入れておられるお子さんが対象となっています。

 今、学習塾に通って受験の準備をしておられるお子さんの保護者のなかには、「現段階で、受験に向けた学力がどの程度身についているか確かめたい」、「同じ年齢の受験予定者の中で、わが子にどれぐらいの実力があるかを知りたい」など、受験準備に向けた見通しを得たいかたは少なくないのではないかと思います。ぜひこのテストに参加し、学力の現状をご確認ください。

 以下は、テストの参加要項です。

 5年生の段階では、まだ入試問題を解ける状態に漕ぎつけている児童はほとんどいません。特に算数は、5年生の段階の学力と入試問題で求められる学力とには大きなギャップがあります。入試問題に取り組めるようになるために必要なことは、今学校で学んでいる事柄を完璧にものにし、確かな土台を築いておくことです。

 また、この土台が十分かどうかの判断において重要なことは、「広島の中学入試の出題レベルを前提とした基礎学力を測る」ということです。弊社は、広島の中学入試を専門に手掛ける学習塾として約50年に及ぶキャリアがあります。これまでに培ったノウハウ、蓄積データを活かし、広島の中学入試をめざしている子どもたちの基礎学力の状態を診断しますので、きわめて信頼性の高い情報をお届けできるものと確信しています。

 弊社の5年部会員児童も含め、大概のお子さんは単元ごとの学習成果を見るためのテストを定期的に受けておられると思います。本テストでは、これまでに学んできた全範囲から出題しますから、実際に身につき活用できる学力がどれぐらいの状態にあるかを知ることができます。この点においても大いに意義のあるテストであろうと自負しています。

 広島の中学校受験を視野に入れておられるご家庭には、ぜひ参加をご検討いただきますようご案内申し上げます。


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毎日の朝食と学力の関係って?

2017 年 10 月 10 日

 秋が深まり、「食欲の秋」真っただ中になりました。そこで、今回は朝食を話題にとりあげてみようと思います。おたくのお子さんは、毎朝必ず朝ごはんを食べて学校に行っておられるでしょうか。

 朝食と学力の関係と言っても難しい話ではありません。毎朝規則正しく朝食をとる習慣がある子どもと、朝食をとらない、あるいは朝食をとらない日がある子どもとでは、学力に違いがあるかどうかということです。

 あるとき、図書館で新書を手にしていたところ、興味深い情報が目に入りました。東京都教育委員会が実施した「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(2005年、5年生児童対象)によると、朝食をとっている子どもは、とらなかったり不規則にとったりしている子どもと比べて、学業成績がよいという調査結果が得られたそうです。しかも、教科を問わず同じ傾向が見られました。算数の学力データが資料として掲載されていますので、ちょっとご紹介してみましょう。

 
 これを見ると、朝食をコンスタントにとっている子どもほど成績がよいことがわかりますね。逆に言うと、朝食をとらない頻度が高い子どもほど成績は振るいません。両極端の「必ずとる」と「とらない」を比較すると、14点もの開きがあります。同様の調査が中学2年生にも行われましたが、ほぼ同じような結果が出たようです。「必ずとる」と「とらない」との差は10点近くありました。

 前述の調査には、「持ち物を点検する」や「家の手伝いをする」ということが習慣として定着しているかどうかを尋ねる項目もありました。どちらも、「する」という肯定的な回答をした子どもほど成績がよいことが報告されています。

 これらの調査結果から、何かわかることはないでしょうか。「朝食を必ずとる」「持ち物を点検する」「家の手伝いをする」は、いずれも日常生活でおなじみの行動です。そして、それらが習慣として根づいているかどうかが学校での学業成績とリンクする関係にあるということまではわかりました。これらにどんな因果関係があるのでしょうか。

 毎日の活動を支える栄養補給を規則正しく行うこと、身の回りのことを自分ですること、家事に積極的に関わること。これらは子どもの心身の健全性を保ち、自律へと成長していくうえで大変重要なものです。それらがきちんとできている子どもには、ものごとに取り組む意欲や実行力も高いレベルで備わるということなのではないでしょうか。

 みなさんのお子さんについて振り返ってみてください。朝食を決まった時間にしっかりとっておられるでしょうか。学校の支度や持ち物点検を几帳面にやり、「うっかり忘れものをしてしまった」ことが少ないでしょうか。家族のために役立つということに喜びを感じ、積極的に手伝いをされているでしょうか。

 子どもの学業面での成功を願うと、「どんな勉強をどのぐらいやればいいのか」と、勉強に直結することに目が向けられ、上記のような勉強に直接結びつかないものは軽視されがちです。しかしながら、実は勉強する主体である子ども自身の生活面のありかたも重要な鍵を握っているのですね。

 朝食をとることが学習活動にどのような影響を及ぼすかについて、前述の新書の著者である大学の先生が次のようなことを書いておられました。

 人間のからだは、心身の活動が昼間最高になるように作られているので、朝食は人間本来のリズムを保つ上で必要です。学力試験はだいたい午前中にあり、規則正しく朝からバランスのとれた食事を摂ることが大切です。脳のエネルギー源であるグルコースは、食事からの供給がないと体内の脂肪から分解されると言われてきましたが、食事から摂取した新鮮なものでなければならないことがわかっています。朝食を摂ると、脳にグルコースが供給されると同時に、ベータ・エンドルフィンという爽快な気分を作り出す物質が分泌されるため、集中力や学習能力が高まり、記憶力が日中に最高になるのです。

 脳の活動エネルギーがグルコース(ブドウ糖)によって供給されることはご存知かもしれません。ただし、ブドウ糖を摂取できる食べ物なら何でもよいわけではないようですね。上記引用文から、できるだけ新鮮な食材からブドウ糖を摂取することが望ましいのということがわかりました。健康面への配慮を含めると、甘いもので代用すればよいというわけではないということもわかりました。

 以前もお伝えしましたが、脳の活動エネルギーになるブドウ糖は、食事で摂取してから12時間までしかもちません。もしも朝ごはんを食べないまま学校に行くと、ブドウ糖は登校したころには枯渇状態になっています。

 「でも、ブドウ糖を余分に貯めておけばよいではないか」と考えるかたもおありでしょう。しかしながら、脳にはブドウ糖を備蓄できる場所はありません。ブドウ糖を備蓄しているのは肝臓です。一度の食事で60gのブドウ糖が肝臓内でつくられます。脳は眠っていても安静にしていてもブドウ糖を1時間あたり、5g消費すると言われています。ですから、肝臓にある60gのブドウ糖が12時間しかもたない理由もこれでわかりますね。

 「朝食抜きだと昼前にはおなかがすくが、勉強ができないわけではない」とお考えのかたもあるでしょう。しかしながら、それは足りない量を体内のほかの場所から回してしのいでいるからであり、そういうことがたびたびあると、子どもの健康面や成長にとって望ましくない影響を及ぼすことになります。

 今回の話題で、日常生活において親が望ましいと思っていることは、単に「気持ちがよいし、健康的だ」ということだけでなく、頭の働きのよい人間になるうえでも貢献していることがわかりました。これを機会に、みなさんのお子さんの生活全般について振り返ってみてはいかがでしょうか。子どもの頭脳の発達は、学習の前提となる生活習慣が支えている点をお忘れなく!


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