実りある受験生活の実現に向けて ~2017 5・6年部開講!~

2017 年 2 月 20 日

 中学入試の余韻が残るなか、2月18日(土)には2017年度の5・6年部講座の開講式を行いました。この日、多くの校舎では入試を終えた卒業生を送り出すための「卒業会」も実施されており、6年部の指導担当者にとっては慌ただしい1日でした。

 卒業生の子どもたちにとって、これまで塾と言えば勉強をするための場所でしたが、この日に限っては子ども同士で歓談したり、先生と思い出話をしたり、一緒にゲームをしたりする楽しい時間が用意されています。受験生のみなさんには、この日をよい節目にして、もうすぐ始まる中学校生活へと気持ちを切り替えていただきたいと願っています。

 入試というものは、すべての受験生の望みを叶えてはくれません。6年部の指導担当者は、新たな受験生を迎え入れるたびに、「全員の望みが叶うよう、全力で指導しよう!」と決意をするのですが、毎年必ずと言ってよいほど思わぬ失敗に涙する受験生がいます。そんな受験生の心の内を斟酌することを忘れるわけにはいきません。「今度こそ、受験生の子どもたち全員が笑顔で卒業会を迎えられますように!」という思いを胸に、新年度の講座のスタートに臨んでまいります。

 さて、今回は5年部と6年部の新年度講座の開講にあたり、保護者の方々に多少なりとも指針やアドバイスになる情報をお届けしたいと思います。ただし、十分に話題を練ったわけではありません。思いついたことを簡単にまとめたに過ぎません。ご了承のほどお願いいたします

 

① 当分は、“成績”よりも“取り組み”の状態に気配りを。

 4年部までと異なり、5年部に進級すると勉強も本格的なものになります。学習教科も算数と国語に理科や社会も加わり、否が応でも受験を意識させられてきます。6年部に進級すると、受験勉強の本格化は一層進みます。4月末には6年生いっぱいまでの教科書範囲の学習を終え(基礎力養成期を終了)し、5月のGW明けからいよいよ応用力の養成期に突入します。

 4年部ではテストも算数と国語の2教科でしたが、5年部以降は4教科の400点満点で表示されます。これは親にとっても刺激的であり、お子さん以上に一喜一憂されるケースも少なくありません。しかしながら、成績を見ては親が過剰に反応すると、お子さんは勉強以前に親の反応のほうに気を取られ、肝心の日々の取り組みに集中できなくなるケースがあります。まして、成績を落とすたびに叱られると、やる気も自信も失いかねません。

 これは、5年部生のご家庭だけでなく、6年部生のご家庭にも言えることです。「入試まであと1年を切った」とお子さんにハッパをかけても、まだ意識も取り組みも追いついておらず、成績に追い立てられた勉強に陥ってしまう恐れが多分にあるでしょう。

 よい取り組みをすれば、必ず成績はついて回るものです。まずは、成果のあがる取り組みのできる状態にもって行くことが先決です。そこで弊社では、5年部も6年部も開講から当分の間は、「授業を受けるうえで大切にすべきこと」「家庭での計画的学習を確立すること」「テストに備えたまとめ学習のコツを身につけること」など、受験生活を安定軌道に乗せることを主眼にした指導を行っていきます。保護者には、当分のあいだ成績は参考程度に留めていただき、「やるべきことはわかっているか」「やるべきことがどれだけできたか」に関心を寄せながら見守り、お子さんにアドバイスや激励をしてあげていただきたいと存じます。

 開講式においては、カリキュラム表、学習のしかたを説明した冊子、家庭の学習計画表のモデルプランなどをお配りしています。勉強の内容にまで関わる必要はありませんが、どういう勉強をするのかについては知っていたほうが、適切なアドバイスや激励ができるでしょう。特に、学習の計画を立てるときには親も相談相手になり、無理なくやりこなせるプランになっているかどうかを確かめておくことも必要です。

 

② 少しずつ、中学校に関する情報に目を向けさせる。

 受験をめざす以上、親は「受験生としての自覚を!」と期待し、受験での合格をめざした熱心な取り組みを望むものです。

 しかしながら、まだ人生を10年前後しか経験していない小学生の場合、受験の何たるかを十分にわかっているとは言えません。また、国立や私立、公立の一貫校に進学することの意味を理解するのも困難です。無論、将来の人生設計に基づく進路として学校選択を位置づける知識ももち合わせていません。

 それでいて、「○○中学校はどんな学校か」「○○中学校へ行きたい!」という願いや目標意識があるかどうかは、受験勉強に向かう姿勢や取り組みに大きな影響を与えるものです。

 そこで、お子さんが5年生・6年生になるごろから、そろそろわが子の進学先として候補に入れている中学校に関する情報に少しずつ触れさせることもあってよいのではないかと思います。各中学校には充実したホームページがあります。それを定期的に閲覧しながら、学校のトピックや催しなどをピックアップし、ときどき家庭での話題にしたり、公開されている催しに親子一緒に見学に行ったりするのもよいでしょう。

 実際、候補にしている私学の文化祭や体育祭などを親子で見に行き、校風や学校の雰囲気などについてお子さん自身の好みや相性を確かめておられるご家庭も結構あるようです。入試が終わってから行先を決めようとすると、どうしてもじっくり検討する時間が足りなくなりますし、行きたい中学校が少しでも早くから絞られたほうがお子さんのがんばりにも好影響を与えるでしょう。

 

③ 勉強のよさを享受しながらの受験生活の実現を!

 とかく受験勉強というと、親も子も合格のためにやるものと思い込みがちです。しかしながら、前述のようにまだお子さんは受験することの目的についてそんなにわかっているわけではありません。ともすれば、目先の楽しい遊びに心を奪われたり、勉強をさぼりたくなったりするものです。そこで、「早く勉強を始めなさい!」「まだテレビを見ているの!」などと、毎日叱ってばかりになる家庭も出てきます。これが毎日のように続くと、お子さんは「なんで勉強しなきゃいけないの!?」と親に抵抗したり不平を言ったりするようになります。

 いっぽう、勉強の進めかたを手の内に入れ、勉強の習慣がしっかり根づいたお子さんは、「ためにする勉強」という意識よりも、「当然のことをしている」「決めたことをやらないと気が済まない」といった意識で勉強をしています。そればかりか、「わからないことを自分で解決したときの喜びが味わえるから」と言います。

 学習心理学者の文献を拝読すると、「『勉強は何のためにするのか』に対するほんとうの答えは、進学のため、将来のためなどではなく、今学んでいる学習対象の中にあるのだ」と書いてありました。すなわち、ほんとうに勉強に没頭した状態においては、人間は何かのためにそれをしているのではなく、疑問の解決に心が集中し、「知りたいから学んでいる」のだということなのでしょう。

 脳科学者の書かれた書物に、人間が今のように進化したのは、「森の中に暮らしていたサルのなかに、まだ見ぬ世界への好奇心が押さえきれなくなった一群がいて、サバンナに降りて行ったのが始まりだ」というような著述がありました。ここにも、「なぜ学ぶのか」の答えが見出されます。子どもたちが勉強に熱中し、頭脳を鍛えていく原動力は、「知りたい!」という好奇心や探求心なのですね。

 筆者は思います。おそらく、受験勉強ですばらしい飛躍を遂げている子どもは、上述のようなほんとうの勉強を体験しつつ、徐々に受験というものの意味や目的を理解し始め、最終的に勉強の醍醐味の追及を原動力にしながら、受験突破をめざした勉強に没頭するようになるのだと。保護者におかれては、このようなお子さんの成長の流れを視野に入れ、これから1年間、2年間の受験生活を見守っていただきたいと存じます。

 子どもたちにとって、小学校5年生、6年生の1年間は、私たち大人のそれよりもはるかに濃密で進歩の急激な1年間です。この1年間の勉強の充実こそが最も大切なことであり、それが現実のものになったなら、必然的に受験での目標も達成できるのではないでしょうか(無論、入試突破に向けた学習上の作戦については徹底的に研究し、サポートしてまいりますのでご安心ください)。


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2017中学入試 弊社会員の受験状況

2017 年 2 月 13 日

 中学入試を終え、受験生たちの進路もほとんどが決まったようです。現在、弊社の会員受験生家庭からお送りいただいた「受験の結果と進学校」の報告書の集計を進めています。進路選択の状況は、全ての会員受験生の進路を確認したうえでお伝えする予定です。

 今回は、弊社の会員受験生の受験校の選択状況に関する簡単な資料をお届けしようと思います。内容は、主要な中学校に、それぞれ会員の何%が受験したか、一人平均何校を受験したかというものです。来年度以降に受験されるご家庭の参考にしていただければ幸いです(弊社は受験校の選定に関与していませんので、家庭単位での受験校選びの参考になると思います)。

 

 

 まず男子から見てみましょう。男子の場合、修道にはほとんどの会員が受験しています。広島の男子受験生に最も人気のある私学の面目躍如といったところでしょうか。広島学院や広島大学附属の受験率ですが、この2校は難関として知られるため、受験するかどうかを学力の状態や合格の可能性から判断された結果であろうと思います。

 附属・学院・修道以外について見てみましょう。このところの受験生減少傾向にあって、全般的に合格を巡る競争が緩和されつつあります。そのため、「念のためにたくさん受けておこう」という考えが弱まり、上述の中学以外の受験校を城北かなぎさのいずれかに限定する家庭が増えました。城北となぎさの受験生が減少気味なのはそのためであろうと考えられます。なお、「城北かなぎさか」の選択においては、男子校か共学かという選択基準とともに、立地条件がかなり作用していると思われます。広島市の中央部、東部、北部地区の受験生は城北、広島市西部や廿日市市の受験生はなぎさを受験するケースが比較的多いという傾向が見られました。

 次に、女子の受験校選択についても見てみましょう。受験率がいちばん高いのは広島女学院で、8割弱の女子会員が受験しました。こちらも男子の修道と同様に、広島の女子受験生に最も親しまれている私学であることが伺える結果です。清心や広島大学附属は難関として知られます。やはり学力状態や合格の可能性を考慮した結果の受験率だと考えられます。

 安田女子中も、男子の広島城北と同じような位置づけにあり、このところ受験者数をやや減らしています。この後の資料でおわかりいただけると思いますが、以前よりも受験生一人当たりの受験校が減少しつつあることも多分に影響していると思われます。ただし、同校は交通の便(JR・アストラムラインの新駅)が改善されたことも影響してか、昨年比では受験生が増えている模様です。広島なぎさについては男子受験生と同様に、広島市の西部、廿日市市に住まいのある会員の受験比率が高くなっています。

 広島市立中等教育学校の設立により、共学志向の女子受験生に新たな選択肢が増えました。その結果、広島女学院、安田といった女子私学や、私立共学校である広島なぎさの受験者数に若干の影響を与えているように見受けられます。男子校の広島城北には今年若干受検者数を減らしましたが、市立中等教育は男子の受け皿にもなりますので、こちらへの影響もあるかもしれません。

 男女共通している傾向は、資料を見ての通り3校受験がいちばん多く、次が4校受験、その次が2校受験という順序になっていることです。かつて受験生が今よりもずっと多かったころには、4校受験は当たり前で、5校受験、6校受験もかなり見られたことを思うと、様変わりを感じさせられます。

 では、男子の受験校選択で気づいたことをお伝えしましょう。男子の場合、1校受験は極めて少数でした。受験校を調べてみると、「この学校以外は考えていない。ダメなら公立へ進学する」という強い意志が感じられました。結果は、合格、不合格の両方が見られました。最初に受けた中学校が本命で、そこに合格した後受験をすべてキャンセルされた受験生がありましたが、これは1校受験に含めておりません。

 2校受験はそこそこの数がありました。個別に調べてみると、学力に覚えのある受験生に見られる傾向としては、「広島学院と修道」という組み合わせがこれにあたります。また、学力的にそこまではいかない受験生の場合、「行きたい学校」と「合格の可能性の高い学校」の組み合わせで2校選んでおられるケースが多かったようです。

 3校受験は、高学力層では「附属・学院・修道」の組み合わせが代表的で、かなり多くありました。私学志向の強い受験生の場合、「学院・修道・城北かなぎさ」というパターンが主流で、これが一番多かったようです。4校以上の受験だと、かなり受験校選択のバリエーションが増えますので、いろいろな組み合わせがありました。

 女子の場合はどうでしょう。女子の1校受験は男子よりも多く見られました。これは男子の場合と違い、安田女子などで専願という形式の受験を利用されるケースがあることによるものです。

 女子の2校受験で目を引いたのは、「附属・清心」の組み合わせです。これは、弊社のトップ層に見られる受験パターンで、「附属の可能性は厳しい(合格発表数が僅か)ものの、合格の可能性があるはず。清心合格には自信がある」といったタイプの受験生が、このような強気の受験をされているようです。無論、違った考えから2校の受験を選択されているケースも見られます。

 3校受験は「附属・清心・女学院」のパターンが代表的です。私学で受験校を組む場合、「清心・女学院・安田かなぎさ」のパターンがかなりの比率を占めます。4校受験となると、男子同様にいろいろな組み合わせが可能になりますから、ここでは割愛します。

 なお、近年は公立一貫校の県立広島や、広島中等教育学校も多数の受検生を集めています。県立広島は東広島市にあるため、弊社では地元の東広島校の受検生が中心となります(地元では大変な人気です)。この中学校を受ける会員は、広島大学附属や清心、広島女学院など、広島市内の有力校と組み合わせる例が多いほか、東広島市にある近畿大学附属と組み合わせるケースもかなり多く見られます。最近では広島市内の校舎に通う会員で、安芸区などの広島市東部(JR沿線に住まいがある)在住の受験生もかなり受けるようになりました。また、以前は共学志向の女子受験生に人気が偏っていましたが、徐々に男子の受検が増えています。合格後、同校への進学を選択する広島市域の受験生も増加しています。

 市立広島中等教育学校は、完全6か年一貫教育の公立学校に衣替えしてから、毎年着実に受検者を増やしつつあります。今年は去年に引き続き、5百名以上の受検がありました。受検するのは、主に安佐南区・安佐北区在住の受験生ですが、これは同校が安佐北区の桐陽台という団地にあり、通学可能な地域がかなり限定されることに起因するものと思われます。同校を受検する会員は、広島大学附属・広島市内の私学(2~3校)との組み合わせが多いようです。比較的受験校が多いのは、同校が公立であることから、学力試験ではない選抜形態(適性検査)をとっているため、合格への見通しを得にくいことも影響しているものと思われます。なお、設立当初は同校を合格しても実際に進学する受験生は僅かでした(ほとんどが女子)が、今年の進路報告書を見ると、男女とも進学先に選ぶケースがかなり増加しています。

 県立広島中学校、広島中等教育学校への進学希望者の増加により、弊社では学力の仕上げ期に入ると、両校の適性検査対策のための指導も各校舎で実施して対応しています。両校への合格者も徐々に増え、今年はいずれも30名以上の合格者を輩出しています。ただし、大学までの学力形成の道筋を踏まえるなら、適性検査対策といううわべの準備に留まらず、確かな基礎学力を備えておくことが重要なのは言うまでもありません。また、適性検査自体も基礎学力なしには受からない内容にシフトしつつあります。これから両校を受検されるお子さんも、学力の基礎をしっかりと固めていきましょう。

 以上、駆け足で弊社会員の受験校選びの様子をご報告しました。これから受験される受験生家庭の参考になれば幸いです。

 

低学年部門の催し案内 「玉井先生教育講演会」2/18(土)

 「玉井式国語的算数教室」の創始者、玉井満代先生の教育講演会を2月18日(土)に開催いたします。玉井先生は国際派のキャリアウーマンで、世界の情勢と子どもの教育をつなぎ合わせ、これから社会に出ていく年齢の子どもの教育について建設的な提案のできる貴重な識者のひとりです。

 玉井式は、インドやシンガポール、マレーシアなど、アジアで諸国で評価され、急速に浸透しつつあります。玉井先生は現在もインドに出張中とのことですが、こうした仕事に従事しておられる玉井先生だからこそ、肌で感じておられることがあると思います。

 このたびの講演会では、「今の小学生が大人になってからの社会を見通し、どのような教育が求められているか」についてお話しくださる予定です。実施日時や会場は当HPにてご案内しています。無料ですので、もしお時間の都合がつけば、ぜひお気軽にお越しください。玉井先生のユーモアに満ちた情熱あふれる講演は、多くの保護者にわが子の教育について明確な指針を与えてくれるとともに、日々の子育てに元気を吹き込んでくれることでしょう。

 なお、この催しは低学年部門の主催ですが、4年生以上のお子さんの保護者で興味をおもちになったかたがおありでしたら、どうぞ遠慮なくお越しください。歓迎いたします。

 


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さあ、次の人生ステップへ! ~中学入試終了に寄せて~

2017 年 2 月 6 日

 2017年度の中学入試が終わりました。12歳の入試は、おそらく受験生のみなさんにとってこれまでにない不安と緊張の伴う体験だったことと思います。結果は様々でしょうが、全ての受験生の挑戦が終わりました。

 学習塾としての弊社の入試実績は、HPにて公表しています。ただし、この実績数値は受験生のみなさん一人ひとりの汗と涙の結晶というべきものです。毎年のことですが、百点満点と言える結果を引き出したお子さんもいれば、「どうして…」と、声を失うような結果に終わったお子さんもいます。指導担当者一同、このような一人ひとりの結果を真摯に受け止め、より一層質の高い指導めざして精進してまいる所存です。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 保護者のみなさんは、わが子の受験までを振り返ってどのような感想をおもちでしょうか。「入試の何たるかを、ほんとうにわかっているのか!?」と、親をやきもきさせたお子さんも、さすがに本番が近づいてくると受験のことを真剣に考えるようになります。そして、やっとのことで受験生らしい表情をしてがんばり始めます。そんなわが子の様子を見て、「ああ、今のような勉強をもっと早くからやってくれたらよかったのに」と、ため息をつかれたおとうさんおかあさんもおられたのではないかと拝察します。

 ともあれ、今まで受験を経験したことのあるお子さんにとっても、その意味を正面から受け止め、結果に思いを巡らせ、気持ちを高ぶらせたり不安に揺さぶられたりする経験をしたのは、このたびの中学受験が初めてだったのではないでしょうか。

 ちょうど、子ども時代を抜け出し、思春期を迎えようとする年齢期の受験です。入試を間近に控えたことで、大人に近づく段階特有の心の高揚や揺れに自分自身が驚いた受験生も少なくなかったと思います。燃え盛る意気込みを見事集中力に変え、最高の結果を引き寄せた受験生もいたことでしょう。そのいっぽう、予期せぬ不安や緊張に我を失い、実力の片鱗すら発揮できないままに入試を終えてしまった受験生もおられるのではないかと想像します。残念無念の思いを噛みしめている受験生の心の内は察するに余り有ります。

 しかしながら、受験までの長い学習生活で培ったものの価値は、志望校に合格したか否かで変わるものではありません。今回の入試では残念な結果になったお子さんも、次の中学校という人生のステージでがんばればよいのです。受験生活で培った学びの姿勢や取り組みは、単に入試突破のためにあったのではありません。これからの長い人生で求められる知的活動の推進力を育むためにもあったのです。中学入試を終えた今、受験したことの意義はそこにあるのだと、お子さんを励ましてあげていただきたいと存じます。

 中学進学後、子どもたちの学習活動においては、これまで以上に主体性や自発性、実行力が求められることになります。だからこそ、中学受験をめざす学習生活で培ったものの重要性について思い起こしてほしいのです。授業の前、テキストの内容に目を通しておくと授業がわかり易かった。授業をしっかりと聞き、板書や気づきをノートに記しておくと、学んだことを確実に吸収できた。授業後やテスト前におさらいをしておくと、テストでよい成績を収めることができた。宿題は、提出日までの日数から逆算して、計画的にやりこなせば慌てずに済むことを学んだ。――これらの体験で得たものこそ、入試の結果にも勝る受験生のみなさんの宝物なのです。

 つまり、これまでの学習生活で得たものが生きてくるのは中学校進学からなのです。言うまでもありませんが、中学、高校、大学と、年齢が上がるごとに学問は高度化し、簡単な暗記などでは通用しなくなります。そのいっぽう、いったん染みついた勉強のくせは、わかっていてもなかなか直せなくなるものです。そこに至って初めて、「大事なことはどの学校に進学したかということではなく、どんな取り組みかたを身につけたかということなのだ」ということに気づかされるものです。

 志望校に受かったお子さんも、残念な結果を受け入れざるを得なくなったお子さんも、「問題はこれからなのだ」という点では同じです。結果を得て安心してしまわず、結果が伴わなかったと言って悲観せず、これからの中学校生活に夢と展望をもって臨んでいただきたいと、切に願う次第です。

 最後に、おとうさんおかあさんにお願いしておきたいことがあります。お子さんがどの中学校に進学することになったとしても、それを心から祝福してあげていただきたいということです。それが、これからのお子さんのさらなるがんばりと成長のために欠かせないからです。たとえ受験の結果が親の期待通りでなかったとしても、次のステップに向けて、まず親が気持ちを切り替えなければ子どもに親の気持ちが伝わってしまいます。お子さんに、がんばりのエネルギーを吹き込んであげてください。

 私どもは、これまでたくさんの受験生を見届けてきましたが、大学進学、社会への参入という重要な節目を高いレベルで通過しているのは、常に前向きさを失わない、努力を積み重ねていくタイプの生徒さんでした。全ての受験生のおとうさんおかあさんに、ぜひそのことを胸に留めていただきたいと存じます。

 これから先には、まだまだお子さんにはたくさんの試練が待ち受けていることでしょう。しかしながら、おとうさんおかあさんの愛情深い見守りと応援があれば大丈夫です。「受験生活を通じて培ったものを、これからの学習生活で生かせば大丈夫だよ」と、優しく温かく励ましてあげていただきたいと存じます。

※今回の記事は、新年度会員募集活動の合間に大急ぎで書きました。不適切、舌足らずな表現の箇所が目につきましたら、事情に免じてご寛容のほどお願い申し上げます。


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ようこそ、苦楽(くるたの)しい学びの世界へ!

2017 年 1 月 30 日

 中学入試の喧騒が噓のように収まると、いつの間にか2月が目前に迫っています。昨年の2月、「全員の希望が叶う結果をめざそう!」という決意のもと、私たち家庭学習研究社の指導スタッフは6年部の指導を開始しました。しかしながら、今や大半の中学校の入試が終了しています(4日に広島新庄入試Ⅱ、5日に三育学院入試Ⅱが予定されています)。

 弊社会員受験生の入試結果ですが、人気校の一つである県立広島中の合格発表は2月2日(木)に予定されています。それ以外の国・公・私立中学校の入試合格状況は、近日中に当HPにて公表する予定です(※1/31の夕方に公表しました)。なお、県立広島中の合格発表後は、他校の補欠の繰り上がりに多少の動きが生じるかもしれません。

 ともあれ、受験生の子どもたちの入試はおおよそ終わりました。最初に受けた広島大学附属中の入試に合格した段階で、残りの受験はキャンセルして早々と受験を終えたお子さんもいたようです。第一志望校に失敗し、泣いておられる受験生も見かけましたが、まだ僅か12歳の子どもたちのことですから、実力発揮がままならなかったケースも多数あることでしょう。ほんとうに胸が痛みます。

 ただし、最後まで受験をめざしてがんばってきたのですから、その努力に応じた収穫がどの受験生にも必ずあるものです。第一希望校に合格できなかったからと言って、この先の人生までも希望通りにならなくなるわけではありません。どの中学校に進学しても、これまでの努力を信じ、そして反省すべき点は正面から受け止めて、次なる人生のステージに向かって堂々と足を踏み出していただきたいものです。受験生のみなさんの、今後のますますの成長をお祈りするばかりです。

 さて、今回のブログテーマを見て、「なんだこりゃ!?」と驚き、いぶかしく思われたでしょうか。それとも、「ふむ、ふむ」と、意味を察していただいたでしょうか。これは、2月5日に折り込む予定のチラシのタイトルで、これから受験生活をスタートさせる子どもたちへのメッセージとして筆者が書いたものです。受験生活は苦しいけれども、それ以上の楽しさや喜びがある。そのことをお伝えしようと思いました。まずは目を通してみてください。

 苦しいのに楽しい。それを「苦楽(くるたの)しい」と表現する人がいます。これはスポーツの世界で耳にした言葉ですが、中学受験の勉強にも当てはまります。

 友だちが遊んでいられる時間に、自分は難しい勉強に悪戦苦闘している。それは苦しいことです。しかしながら、スケジュールに沿って机に向かい、学習メニューに取り組む生活を続けていると、しだいに様子が変わります。「やるべき勉強をしないと気が済まない」――そんな自分に気づかされるのです。勉強の面白味がわかり始め、やり遂げる喜びを感じるようになったのですね。

 学習の習慣ができあがると、さらに大きな変化が訪れます。「ああでもない」「こうでもない」と、試行錯誤する時間が楽しくなってくるのです。考えた末に、とうとう問題解決の突破口が見つかる! この瞬間の喜びは何にも代えがたいもので、それを味わったなら、もはやかつての自分には戻れません。勉強は苦しさより、それ以上の達成感や成就感が得られる大切な存在になったのです。

 このような域に達した子どもには、すばらしいプレゼントがもたらされます。それは、志望校合格だけではありません。知を追求してやまない、真に頭のよい人間に成長するための要件が整うのです。スポーツで大成した人が求道者のように鍛錬を続ける。それと同じなんですね。

 中学受験への挑戦を通じて、子どもを果てしない知の世界の入口に導く。それが中学受験を専門とする家庭学習研究社の使命だと私たちは考えています。なぜなら、おとうさんおかあさんの願いは、まだ見ぬわが子の将来の歩みに明るい見通しをつけることにあると考えるからです。

 お子さんを私たちにお預けくださいませんか? 苦しくも楽しい、永遠の学びの世界の扉を開くためのお手伝いをさせていただきます。学びに真摯に向き合う子どもを育てましょう。

 「苦楽しい」という言葉は造語です。何年か前に雑誌を読んでいるときに目についた言葉です。実は、筆者の趣味はロードバイク・ツーリング(とテニス)です。ロードバイクのことを、ある専門家は「自動車にたとえれば、スーパーカーだ」と語っていましたが、とても速く走れる自転車です。軽いものだと、重量は7㎏を切りますから、ママチャリの三分の一ほどしかありません。

 そんなバイクを走らせる楽しみの一つがヒルクライムです。何キロも続く坂道を、汗だくになりながら休むことなくかなりのスピードで駆け上がる。それは苦しいことこの上ないものですが、長い坂を登り切ったときの喜びや爽快な気分は何とも言えません。そして、一息つくと「あー楽しかった!」と、また次の坂道へのチャレンジの気持ちが頭をもたげてきます。

 無論、坂を登っているときの気持ちとしては苦しいというべきなのですが、テンポよく登れる調子のよい日には、苦しさと爽快な楽しさとが同居する、不思議な感覚が味わえます。筆者はふと、「この気持ちは、受験生が日々の取り組みで味わう気持ちに似ているな」と思いました。苦しいけれど、やらずにはいられなくなるもの。そして、やり切ったときの爽快な心地よさを味わえるもの。そうした側面に、受験勉強といろいろなスポーツの共通点があるように思うのです。

 この文章を書いた後、「『楽苦しい』としたらどうなのか」、とも思いました。しかし、これでは「苦しい」が主体になってしまい、勉強をやり遂げた後、坂を登り切った後の楽しい気分が打ち消されてしまいます。そこで、元通りに「苦楽しい」に戻しました。

 別の広報担当者に書いた文章を見せたところ、ネットか何かで調べたらしく、「『苦楽しい』という造語を初めて使ったのは、作家の遠藤周作氏(故人1923-1996)だという著述があります」と言っていました。真偽のほどは定かではありませんが、「作家の執筆作業にも大いに当てはまるな」と、納得したしだいです。

 日々受験勉強に打ち込む生活は、まだ小学生にすぎない子どもたちにとっては苦しいものです。しかし、やり遂げる経験と、そこにある楽しさや喜びを味わう経験を通して、勉強という営みの価値やすばらしさを知ることになります。そうして、いずれかの段階で一人前の受験生になっていくのです。

 「受験勉強は苦しいけれど、やらずにはいられないよ」――そんなお子さんにしませんか? もしもそうなったなら、受験を終えた後の人生もまさに前途洋洋です。なぜなら、目標を達成するために苦労を厭わない姿勢こそ、人生を成功裏へと導くいちばんの方法だからです。


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2週間に1回のテストの意義って!?

2017 年 1 月 23 日

 1月19日(木)には、広島大学附属中の入試が行われました。多くの受験生にとって、「附属」と言えば“あこがれ”の存在です。いきなり本命校から始まり、動悸を押さえられないほどの緊張と闘いながらの受験となったお子さんもおられたことでしょう。。

 なお、広島大学附属中の合格発表はすでに行われ、合格者数は外部受験生では男子が115名、女子は60名と、昨年よりもそれぞれ10名、5名少ない人数でした。昨年度の歩留まり率を考慮してのことでしょう。今年はやや狭き門となった様子です。附属小からの内部受験者による合格数は、男子19名(昨年18名)1、女子14名(昨年14名)で、昨年とほぼ同じ数でした。同校を第一志望にされた受験生が、一人でも多く合格されていますことを心より念じています。

 広島大学附属中入試の翌日(20日)は、広島県西部地区の私学入試解禁日。この日は、さっそく広島なぎさ中、崇徳中(前期)、安田女子中(入試Ⅰ)、AICJ中と、4校の入学試験が行われました。

 今年は、男子の主要な受験対象校の入試が5日間続きます。そのハイライトとも言えるのが、昨日(22日)の広島学院、今日(23日)行われる修道の入試です。女子校においても男子校と同様に、広島大学附属中の入試を皮切りに、連日受験が続く過酷な日程となりました。女子受験生にとって最もポピュラーな受験対象校である広島女学院中、ノートルダム清心中の入試は、それぞれ21日(土)、22日(日)に行われ、さらに今日(23日)は安田女子中の入試Ⅱが行われています。

 以上のように、広島の主要な私立中学校の入試は本日をもってあらかた終了します。なかには、「いざ入試が始まると、あっという間に全部終わってしまった」と感じている受験生もおありでしょう。悔いの残らぬ受験であったことを念じています。

 なお、このあとは県立広島中入試が28日(土)に、崇徳中の後期入試と広島大学附属東雲中の入試が29日(日)に予定されています。これらの中学校の受験を控えたみなさんは、あとしばらく適度に緊張感を保ちつつ、体調を整えて入試に臨みましょう。受験生のみなさんがベストパフォーマンスで受験を乗り切られることを、心よりお祈り申し上げます。

 入試シーズンの訪れは、学習塾にとっては新規通学生の募集が佳境に入ることを意味します。弊社においては、5・6年部が開講する2月18日(土)まであと1ヶ月を切りました(4年部は3月4日に開講します)。これから入会を検討していただくご家庭におかれては、当ホームページにて「入会ガイダンス」という催しの案内をチェックしていただき、ご都合が合えばぜひ参加していただきたいと存じます。この催しでは、各校舎の校舎長(責任者)が、弊社の学習指導について詳しくご説明いたします。どうぞお気軽にお越しください。

 さて、ここからが今回のブログテーマに沿った話題となります。今回は、弊社の会員募集に関連する内容を採りあげてみました。弊社の学習指導の基本的な枠組みの一つに、2週間に1回の割合で繰り返されるテストの制度があります。2週間取り組んだ単元の「まとめ」となるもので、弊社では「マナビーテスト」と呼んでいます。

 このテストは、各学年ごとに全員で2週間の学習成果を競い合う形式で行われます。ただ出来栄えを確かめるのではなく、意気込みをもってテストに挑戦する姿勢をもってほしいからです。また、そのほうが勉強に向かう姿勢もより積極的になるものです。テスト終了後は、返却される答案やテストデータを点検していただき、各自成果と反省点を胸に次の単元の学習へと進んでいきます。

 テストが1週おきにあることには大きな意味があります。単元の学習とその成果を検証するテストを一定のスパンで繰り返すことで、日々の勉強にリズムが生まれます。たとえ失敗しても、次の単元に即したテストが2週間後にありますから、失敗の原因を振り返って取り組みを修正していけば、すぐに成果が表れます。それを励みにがんばっていくのです。

 ところで、学習した内容の理解を深めたり、テストでよい結果を得たりするうえで必須の勉強として、誰もがご存知なのが「復習」だと思います。弊社では、前述のように2週間を一括りにした単元設定の下、教室での授業と家庭の復習を反復していく学習システムを採っています。週3日の通学を原則としているのはそのためです。5年部を例にあげてご説明してみましょう。月曜日に授業を受けたら、翌日は家庭で復習(若干の予習もあります)、水曜日に次の授業を受けたら、翌日は復習(と予習)、さらに土曜日に授業を受け、また復習(と予習)、さらに次の週も同じパターンを繰り返します。こうして、2週目の週末土曜日には、全員で成果を競うテストにチャレンジしていただきます。

 復習がなぜ大切なのかについては、説明など無用かもしれません。やり直すと、より理解が深まるとともに、忘却に歯止めをかけられるからです。もう少し詳しくご説明しましょう。学習や体験を通して入力された情報は、側頭葉を経て脳の奥深くにある海馬と呼ばれる部位に転送され、そこで約1カ月かけて長期記憶に加工されます。その後、長期記憶となった情報は再び側頭葉へと転送され、そこで貯蔵される仕組みになっています。

 無論、学んで得た情報が全て記憶されるわけではありません。むしろ、忘却する情報のほうがはるかに多いのが普通です。では、学習によって得た情報をより多く記憶するにはどうしたらよいでしょうか。入力された情報が忘れ去られてしまわないうちに、すなわち情報が海馬に送られた直後に復習し、それからしばらく経った頃(2~3日後)に再び復習し、さらに記憶としてまとめられる過程(例:1週間後・2週間後・1ヶ月後)で念押しの復習をする。このように、段階を追って反復して復習すると記憶の確率がぐんと高くなります。つまり、反復の復習こそ、学力を定着するうえで決め手になります。以下の資料を参照してください(この資料はインターネットで入手したものです)。

 このことを踏まえ、弊社では2週目のテスト前の授業では「まとめの学習(がんばりチェック)」を組み入れ、復習内容を授業で扱うことで理解の深化と定着を促進させています。そのうえで、週末土曜日のテストを実施すれば、より多くのお子さんが成果を実感できるのではないでしょうか。またテスト後、テスト結果返却後にも復習を奨励しています。このように復習をするのが当たり前になる。そして、それをリズムよく行えるようになる。こうした流れができれば、学習が常に活気を帯びてきます。テストも楽しみになるという好循環が生まれてきます。弊社で好成績を維持しているのは、大概この流れがうまくできあがっているお子さんです。

 以下にお伝えする事柄は、以前このブログに書いていることですが、学習したことを記憶に残すうえで大切なことがあります。それは、「面白い!」「知りたい!」という好奇心や探求心を背景とした学習を実践することです。つまり、興味や関心をもって勉強すれば、同じ勉強をするのでも記憶に残る確率が高くなるのです。

 その理由を書くと長くなりますが、要するに、記憶の加工に関わる海馬の細胞の働きが活性化することで記憶力が高まるのです。さらには、海馬の入り口で情報を取り込む際に働く細胞(顆粒細胞)が増殖することにより、記憶力が高まるのです。弊社の教室では、覚え込ませたりたくさんの問題演習をしたりするのではなく、学習課題にある面白さに気づかせる指導に力を入れています。その理由もこれでおわかりいただけるでしょう。

 みなさんは、かつて大ヒットした「バック・トゥー・ザ・フューチャー」というアメリカ映画をご覧になったことがあるでしょうか(おそらく、多数いらっしゃると思います)。高校生のマクフライの友人で、ドクというニックネームの科学者がいましたが、彼がタイムマシン(デロリアンDMC-12)を製造しているときのワクワク感に満ちた表情(まるで目が飛び出るかのような笑顔)を今でも思い出します。そういう体験を子どもの頃から繰り返すと、偉大な頭脳が築かれるのだろうと思いませんか?

 ちょっと話が横道にそれてしまいましたが、子どもたちが学ぶ楽しさ・ワクワク感を味わうような勉強こそ、記憶力も、頭脳の働きも大いに活性化するのだと言えるでしょう。

 最後に。テストについて、近年注目されている意義というか効能があります。テストと言うと、「学んだ成果の確認」や「実力を試す」ためのものとみなされがちですが、それ以外にも重要な役割を果たしていることが明らかにされています。それは、「記憶を強化する」という働きです。

 テストを受けたとき、何度も何度も問われているものの名前を思い出そうとしたり、必死になって解決の突破口を見つけ出そうとした経験をどなたも思い出すことでしょう。そのとき、あなたは普段の勉強とは比べ物にならないほど集中力を働かせていたはずです。このように、記憶を呼び出そうと心を集中させることで、学んだことを深く記憶に刻みつける働きがテストにはあるのです。

 授業と復習を繰り返し、さらに定期的にテストを受ける。この流れをうまく軌道に載せれば、弊社の教室に通って受験対策をするお子さんは誰でも一定の成果を得ることができるでしょう。リズムやテンポのよい勉強をしていると、必ず学んでいるそのこと自体が楽しく、また新たな発見が繰り返されることになります。こういう勉強で成果を得られるようになったなら、中学進学後も、大学への進学後もテストに強い人間であり続けることができるのではないでしょうか。

 弊社に入会されたお子さんには、このテストの制度、授業と復習の反復のしくみを説明し、少しずつ理に叶った勉強の態勢が築けるよう指導していきます。課題意識や展望をもち、計画的に学ぶ受験生活がきっと実現すると思います。「決めたことをやらずにはいられない」――そんな受験生になったなら、受験での合格など当たり前になります。さらに先の将来への展望も開けてくることでしょう。


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