会員読書実態調査報告《読書が好きな理由》
2026 年 6 月 2 日
先月メールにて実施した会員読書実態調査に、多くのご家庭がご協力くださいました。調査対象は4・5年部の会員家庭ですが、127件の回答をいただきました。誠にありがとうございます。
読書の実態を調べ、会員家庭に中学受験生の読書状況をお知らせすることには相応の意味があります。中学受験の準備期間が人間の一生を通じて一番語彙を増やす時期であり、この語彙増強に最も貢献するのが読書活動です。読書を通じて小学生の子どもたちは数多くの新たな言葉に出合い、自らの語彙として取り込んでいきます。この言葉の増加は受験勉強を乗り越えるうえで欠かせないのです。したがって、読書と受験対策の学習とは密接な関係にあると言ってもよいでしょう。
さて、弊社会員の子どもたちの読書状況を簡単にご報告しましょう。
1.読書が好きか

2.月当たりに読む本の数

3.平日の平均読書時間

4.どんなジャンルの本を読んでいるか

これは20年、30年以上前から言われていることですが、子どもの読書量や読書時間が減っているようです。だいぶ前の文部科学省調査によると、本をよく読む子どもほど教科の成績も相対的によいという結果が判明しています。しかしながら、子どもの読書時間は年々減少傾向にあり、平日1日あたりの読書時間が30分以下の子どもは調査対象者全体の7割余りに上ったという報告がありました。今回の弊社調査でも、30分以下の子どもは6割強に達しています。受験が近い6年生はともかく、4・5年生の子どもたちには、もう少し読書を励行してほしいものです。
先日、弊社本部事務局近くの「まちづくり市民交流プラザ」で、「読めるのに著述内容を理解できない子どもが増えている」という問題を少し深掘りし、その原因と対策について保護者の方々とともに考えるセミナーを実施しました。その際にお伝えしたのですが、読みの巧拙は読書量と比例しており、読めば読むほど読みの技術は向上し、理解も深まります。読むことへの負担が軽減され、内容を理解し記憶に残すためのメモリが確保されるからです。今のうちにぜひお子さんが充実した読書生活を送れるようバックアップしてあげてください。以下は、自由記述で「読書を好む理由」を回答いただいたものです。これをお読みいただくことで、お子さんの読書生活を改善するためのアイデアが浮かぶかもしれません。ぜひ参考にしてください。
《本をよく読む理由・読書が好きな理由》
・空想の世界に浸るのが好きだから。本の世界へ入るのが楽しいから(類似多数)。
・親が読書好きで、本屋に行く機会が頻繁にあったから。
・新たなこと、いろいろなことがわかる。わからないことを調べられる。
・物語の内容を楽しんでいる。本を常に持ち歩き隙間時間に読んでいる。休日は12時間くらい読む。
・勉強の息抜きになる。リラックスできる(複数)。
・学校の図書係をしていて、本と触れ合う機会があるから。
・絵のない物語を読み、場面を想像するのが楽しい。
・気に入った物語、興味のあること(天体、科学)についての本をよく読む。
・感動や新たな発見があるから(類似多数)
・子どもが生まれてから、10日に1回図書館で20冊借りてくる生活を続けており、本が身近だから。
・本の世界へ没頭し、脳内で映像化するためのストーリーやキャスト、セリフなどを細かく考えることができるから(本人談)
・幼少期にウルトラマン大図鑑と恐竜図鑑が好きだったから
・学校で毎週末自学のための宿題のために図鑑を読むことが多い。
・家にたくさん本があったことと、親が本を読む姿を見ていたことが、本への興味になった。
・図書館に毎週通い、読書を習慣化したから(類似多数)
・展開を予想しながら読むのが楽しいから(類似多数)。好きな作品、作家に出合うチャンスが多くあるから
・同世代の女の子の話が面白い(本人談)。
・内容が面白いとどんどん読みたくなるし想像したら楽しいから(類似多数)
・自分ではない人の気持ちになって追体験できるから
・興味のあることに関する親書を好んでリラックスタイムに読んでいる。悩みに関する答えや知識を本から得ている。
・幼児期によい絵本を読み、本が面白いとわかったから
・小さいころから読み聞かせをしていたせいか、本が好きになった。年中図書館から本を借りている。
・お気に入りの本を見つけたとき楽しいから
・科学に興味がある(科学物、図鑑)
・毎晩親と〇ページずつ読んで寝ている。
・歴史に興味がある(物語、伝記、歴史もの)
・ヨンデミーというアプリを使い始めてから読書が習慣になった。
・説明文は知らない知識を知ることができるから。
・はじめは勉強のために読み始めたが、読んでみたら楽しくて、続けて読むようになった。
・謎解きなどの推理をするのが好きだから
・読みたいから読んでいるという感じである。漫画もよく読む。
たくさんの保護者から熱心な回答をいただいたのですが、それぞれにニュアンスが微妙に異なっていて、惜しいとは思いながら相当数を割愛させていただきました。
ただし、読書を好む理由の説明のなかに、同じ言葉がしばしばみられました。それが読書の楽しみや価値につながっているのは間違いありません。推理、歴史、想像力、習慣、面白い(楽しい)、架空の世界、追体験、空想、感動、発見、リラックス、図書館、展開などの言葉がそれですが、読書の楽しさを語る際のキーワードなのだと思います。
機会を見て、今度は「本を読まない」「読書が好きでない」理由についてのコメントをご紹介してみようと思います。これはこれで参考になると思います。






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