算数がゲーム学習の日

罫線

2007年 3月 24日 土曜日

「今日の算数は、ゲームをするよ~!」と言うと、「やったあ☆」「なんのゲーム?」「早くやろうやあ!」と、子どもたちはもう待ちきれません。

「じゃあ、ゲームの説明をするよ!まず、このカードをはさみで切って……」と説明を始めると、「あ!分かった!!そのカードをこうやって見られんように持って、相手にひいてもらうんじゃろ?」「え?ちがうよ。こうやるんよ……」と、先生の話も聞かず、先走る子どもたち。「早くゲームをはじめたいから、静かに先生の話を聞いて!」「はーい!」こうして、やっと授業がスタートです。

算数ゲーム学習 今日の3年生のゲームは、12枚のカードを使って、4けたの数を作り、どっちが大きい数を作れるかの3回勝負。二人一組に分かれて、「せーの!」と元気よくかけ声をかけながらも、お互い勝つために、相手の目や手元を見ながら、必死の探りあい……。しばらくすると、「やったあ!勝った!!」勝った子が、大喜びで駆けてきて、勝利報告。負けた子は、その場で、ジタバタ……。中には、悔しさのあまり目をうるうるさせる子も……。

 その後、どんな作戦をたてたら、大きな数を作れたのか尋ねると、「千の位には、なるべく大きい数を置いたらいい!」「一や十の位には、小さい数を置く!」という意見が出ました。「みんな、よく気づいたね~。大きい数を作るために、いろいろ考えてたんだねえ。すごいね!」と感動していると、「千の位に0を置いてしまったら、ダメなんよ!」とつぶやく子が。「どうして?」と尋ねると、「だって、4けたの数じゃなくなるもん。」「あ、そうか!そしたら、絶対に勝てんねえ!」

 ゲームを通して、たくさんのことを考え、学んでくれたようです。楽しみながら、学べました!

(tanaka)

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