緊張の参観日

罫線

2007年 6月 28日 木曜日

 3年生の、第14週は、授業参観日でした。

 実は前の週、参観日に備えて、子供たちとひそかに打ち合わせ!?をしました。『普段は、ニックネームで呼んで!と言うけど、参観日もその呼び方でいいのか』とか、『授業中に注意されたら、休憩が30秒ずつ減るという約束は、参観日にも実行していいのか』とか……。子供たちからの要望により、呼び方は苗字で、休憩が減る約束はなしで……ということに決まりました。

 そして、当日。お母さんと一緒に教室に入ってきた子供たちは、普段より、甘えた感じのやわらかい表情。かわいいなあっと、見ていると、なんかぎこちない動きで“いつも通り!?”に教卓の私の所にも話しに来てくれました……。

 さあ、いよいよ開始のあいさつ。いつもは元気よく「こんにちは!」と言ってくれるのに、今日は聞こえないくらい小さな声…。私もかなり緊張してるけど、子供たちもみんな固い表情。「今日は、後ろでお母さん方に見てもらってるけど、できるだけいつも通りにやろうね!」と、自分にも言い聞かせながら伝えました。

授業参観 最初の授業は、国語でした。今日は、漢字の組み立て。二つの部分に分けられる漢字をたくさん探すという内容です。みんな、挙手する手も低く、発表する声も小さく、顔をこわばらせながら、おそるおそる……。それでも、いっしょうけんめいに手を挙げて、発表しようとしてくれる姿が、かわいくてたまりませんでした。

 緊張の中、プリントにも、たくさん、たくさん、二つに分けられる漢字を書いてくれたので、「授業後お母さんに見せてあげようね!」と言うと……。終わりの礼が済むとすぐに、照れながら後ろのお母さんのところへ。プリントを見せてたくさん褒めてもらって、とっても嬉しそうでした。あんな表情、見たことない!みんな、お母さんが大好きなんだなあと、改めて思いました。いつもより、ちょっと幼い、違った一面を見ることができて、私も嬉しかったです。

(tanaka)

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