ここのところ、急に朝晩が冷え込むようになってきたせいか、教室でも風邪をひいている子をチラホラ見かけます。ただ、教室に来たときは元気がなくて、「○○くん、大丈夫?」と声をかけると、とても辛そうにしていたのに、なぜか休憩時間になると、元気いっぱいにお友だちと遊んでいる子もいます(^_^;) それが授業に入ると、「先生、頭が痛い…。」「あれ?休憩時間は、元気だったのにねえ…」
特に、国語のプリントで、空白が多いもの(記述する場所が広いもの)を配ると、急に、頭が痛くなったり気分が悪くなったりする子がいます。3年生の第6週国語「空想作文」のプリントも、空白がたくさんあるものでした。どうやってやる気にさせるか…。授業前にかなり悩みました。
まず、導入で、「朝、学校に行ったら学校がなくなっていて、ジャングルになっていました。」という文の続きをみんなで考えました。「学校をさがしに行きました・・・」と続ける子、「動物たちと遊ぶことにしました・・・」と続ける子、すごく嬉しそうにたくさんのお話を作って発表してくれました。
「さあ、今度は、プリントのお話の続きを書いてみてね~!」と言って、空白だらけのプリントを配りました。さっきの勢いで、楽しく書いてね…。と願いながら・・・。
しかし、やっぱり、プリントを配るやいなや「先生、1行だけでもいい?」と、めんどくさそうに言う子が…(>_<) 「え?1行で終わるの?」と言ったまま、黙って見守っていました。
しばらくしてから見に行くと、小さい声で「先生、やっぱり長くなっちゃった」と嬉しそうに言ってくれました。書き始めると楽しくなったみたいで、いくつものお話をプリントいっぱいに書いてくれていました。
「先生、有り得んことでも書いていい?」「先生、プリントの書くところが足らなくなった~!」などと少々興奮しながら、どの子も夢中でえんぴつを動かしてくれました。
自由に書くことが、本当に楽しそう。特に、“有り得ん”ことを書くことが、楽しくて仕方ないようです。こうやって、“楽しい~!!”と思いながらたくさん書く中で、書く力も伸びていくんだろうなぁと感じました。これからも、こんな機会をたくさん作ってあげたい!と強く思いました。
(tanaka)