2年部玉井式授業参観を実施しました(2)

前回、2年生の授業参観の様子についてご紹介しました。前半では、水のかさについて基本的な内容を学習しました。今週は、後半部分についてご紹介します。
後半の「ものがたり算数」は、王国の王子とお妃様の結婚パレードの日のお話でした。国中の人がパレードを見ようとするため、主人公はパレードが見えず、代わりに出店の香水屋さんを見ることにしました。設問は、香水屋さんで香水を見ているシーンから出題されています。香水は、「虹色の噴水の水」と「香りのお水」の2種類の水が一定量混ざってできています。「虹色の噴水の水」の量を増やした場合、もう片方の水をどれだけ増やすか考えます。このままだと同じ香水ではなくなるので、どうすれば同じ香水がつくれるかな・・・?と、みんなで考えました。
この設問は、割合や濃度の問題です。まだ2年生にとって難しいのでは?うちの子大丈夫かしら…と見守られていた保護者の方もいらっしゃったかもしれません。もちろん高学年のような公式を使い、立式することはできません。玉井式では、イラストやアニメで考え方を伝えることで、これまで習った式を使い問題を解いていきます。今回の場合は、まず「どれだけ虹色の噴水の水は増えたかな?」と元の水の量が何倍増えたか考え、「それじゃ、香りの水はいくつ分増やせばいいかな」と同じ分だけ増やすと導きました。生徒は「○つ分!」と頼もしく答えてくれて、さらに単位もしっかりと直してくれました。
今日はお子さんが頼もしくみえたのではないでしょうか。誇らし気にお母さんと一緒に帰っていく姿が印象的でした。今後も毎週頑張ってお子さんたちはお勉強します。どうぞ温かく見守っていただければと思います。
(makino)