ジュニアスクール2・3年部では、10/3~11/26の期間において、保護者面談を実施いたしました。今回の面談には、2年生が全体の約50%、3年生が全体の約70%、校舎によってはクラス全員の保護者の方にご参加いただいたところもあるなど、非常に多くの方々にお越しいただきました。お忙しい中でこのように多くの参加をいただいたことからも、お子さんの授業での様子や学習状況などについて、お父さんお母さんが高い関心をお持ちであることがうかがえます。ご参加いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました。
こうした面談や授業参観の後でお子さん達と話していると、中には「お母さんに見られたら恥ずかしい」(表情は嬉しそうですが)などという声を聞くこともあります。低学年のお子さんも少しずつ大人に近づき、こうした行事に参加してくださったお父さんお母さんに対して、照れや恥じらいから素直に感謝の気持ちを口にできないお子さんもいるかもしれません。しかし、自分のために家族が塾に来てくれ、自分のことについて先生と話しあうことを、心の内では嬉しく思っているのは間違いないと思います。
そこで、普段はついつい厳しい口調で叱ってしまうという方も、面談でお子さんの様子をお聞きになり確認されたら、ぜひ授業での頑張りを褒めてあげていただければと思います。お父さんお母さんが保護者面談に出席されて、自分のことを話すのだと思えば、お子さんは「一体何を話すのかな」とドキドキしていることでしょう。そこで、うまく前向きな気持ちにする言葉掛けができれば、お子さんのやる気に火をつけることにつながるのではないかと思うのです。
実際、授業担当者とともに保護者面談に同席させていただく機会があったのですが、面談終了までずっと部屋の外でお母さんを待っていたそのお子さんは、その姿を見るとすぐに駆け寄り、お母さんと先生が何を話していたのか興味津々な様子でした。きっと面談室の前で待ちながら、「今お母さんと先生は何を話してるのかな」と、ハラハラドキドキしていたのでしょう。そのタイミングを逃さず、どのような言葉を掛けるかによって、その後の勉強に向かう姿勢は大きく違ってくるはずです。
褒めるにしても強い言葉でハッパをかけるにしても、やる気を引き出す言葉掛けというのは非常に難しいものですが、同じ言葉であっても、それを掛けるタイミングによってその効果は大きく違ってきます。今回の保護者面談に限らず、こうした機会をうまく活用していただければ、お父さんお母さんがお子さんに掛ける言葉の一つひとつが、より効果的なものになるのではないでしょうか。
(butsuen)