今日の3年生の算数は、目盛りが0,1,2,6,13cmのところにしか書いていない、『ふしぎなものさし』を使って、長さを測りました。
黒板に、その『ふしぎなものさし』を貼って見せると、「何、それ!?」「どこが、ふしぎなん?」などと、口々に文句を言いながらも、興味津々。「ふつうのものさしと、どこが違うかな?」とたずねると、「目盛りが少ない」「測れる長さが少ないから、あんまり使うことがない。」「ミリの目盛りがない」……などと、たくさんの意見が出ました。
「じゃあ、このものさしで測れる長さを測ってみよう!」と言って、プリントにとりかかりました。このものさしに、勝手に目盛りを書き込むことは禁止!なので、みんな、目盛りを書いてある、1,2,6,13cmの長さを測って、プリントに線をひいてくれました。「これしかないよ!」と、簡単すぎる問題に、少々怒り!? ながら……。
そこで、「実はね、このものさしで測れる長さって、他にもいっぱいあるんだよ。」と言うと、「え!うそぉ!!」と目をまるくして、「どこに?」「なんで?」などと叫びながら、ますます興味津々。「例えば、4cmも測れるんだけど、どうやって測ったらいいと思う?」と尋ねると、どの子も、「うーーーん。……。」と、真剣な顔で悩んでいます。ふしぎなものさしをじっと見つめたり、手にとって動かしたり……。
ある子が、とつぜん、「わかった!」と勢いよく手をあげました。急いで指名すると、目を輝かせながら前に出てきてくれました。みんなの注目を一身に浴びています。「6-2=4だから、この6cmと2cmの間で測れるよ!」「あ、そうか!」「なるほどね!」私より先に、他の子供たちが感心しながら納得していました。「よく気づいたね~!そうそう、今みたいに考えたら、他にも測れる長さがいっぱいあるよ!探してごらん!」どの子も、次の長さは自分が見つけるぞ!と言わんばかりに、勢いよくとりかかりました。(^_^)
(tanaka)