もうすぐ1年が終わります。ジュニアスクールは12月15日で年内の講座を修了しました。玉井式、ジュニアスクール、パズル道場に通われた子たちは1年間でどのように成長できたでしょうか。
今回は授業の内容ではなく、子ども達の立派な姿をご紹介します。勉強以外の面でも成長を感じられる内容であると思います。
先日、玉井式1年生を担当されているナビゲーターから聞いた話です。授業の途中、ナビゲーターは丸つけをします。そのクラスは人数が多いクラスで、授業を進行しながら一人ずつ授業中に丸つけをしてまわるのはとても大変な作業だったそうです。ナビゲーターが丸つけをしながら机間巡視をしている時、子どもたちは別のプリントに取り組んでいました。いつものように丸つけをして回っていると、一人の子が丸つけしやすいようにプリントをナビゲーターがいつも通る側の机に置き、さらに向きも丸つけしやすい向きにおいてくれたそうです。その心配りがとても嬉しく、「ありがとう」と感謝の言葉を伝えると、ほかの子も自然とそれを見てプリントを置く位置や向きを工夫してくれたとのことでした。「1年生であんな気配りができるなんて感動しました!みんな内面もとても成長しててすごいんですよ!」とそのナビゲーターはとても嬉しそうに話されていました。
他にも、パズル道場の授業前のことです。パズル道場では、学年混合で授業を行う上に沢山の教具を使用するため、毎回大きなかごいっぱいにつめた荷物やファイルをナビゲーターが教室へもって上がります。ある教室に参加したとき、子ども達が授業前になると職員室前に来て「先生早く!」と荷物を待っています。初めてその光景を見た時、その子達が何を待っているのかわかりませんでした。ナビゲーターに尋ねてみると、その子たちは、荷物を持って上がるために待っているのだそうです。強制も指導もしていないけれど、率先して持って上がりたいと毎回荷物を運んでくれるとのことでした。
その話を聞いて子どもたちの様子を見ていると、2年生の男の子2人が「おれがこれ運ぶ!」と大きなかごを二人で持っていき、小さな1年生は、ファイルが入ったケースを運んでくれました。授業終了後も、同じように片付けもきっちりしてくれました。荷物を運ぶこと自体を楽しんでいるようにも見えましたが、自分たちが使うものを自分たちで準備、片付けできることにとても感心しました。
他にも、様々な場面で子どもたちの立派な姿が見られました。残りは冬期講習で年内は終了しますが、来年も日々成長し続けていく子ども達を応援していきたいと思います。
今週土曜からはいよいよ冬期講習が始まります。次回は冬期講習の様子をご紹介します。
(makino)