後期が始まり、1ヶ月がたちました。運動会が行われる学校もあって、練習疲れもあるんじゃないかな……。という私の心配をよそに、子どもたちは、元気いっぱいに通ってくれています(^_^)
今年度より、3年生の授業に“音読タイム”を導入しました。国語・算数の授業後の15分間、音読練習帳を使って、みんなで元気よく音読をしています。
後期第1週では、「ノーミス マラソン読み」をしました。まず全員で、起立して「あいうえおうた」を読んでいき、途中で間違えたら自己申告で座る。最後まで残った人がチャンピオン! というものです。
ルール説明をし、最初の数分間で自主練習をしてもらいました。勝負がかかっているので、どの子も真剣です。「先生、1位になったら、金メダルちょうだいね~!」とノリノリでした。
さあ、いよいよ本番。一斉に読み始めました。ハキハキと正確に大きな声で読めているか、耳をすまして聞いていると……。あ、誰かが間違えた……。けれど、座る人はいません。あれ?また間違えた……。
結局、全員が立ったままゴールイン。ん??? 不思議なことでしたが、子どもたちの真剣な表情を見ていると、「誰か、間違えたでしょう……」とは言えませんでした…(^_^;)
そこで、今度は、「ノーミス リレー読み」に変更しました。1人1行ずつ読んでもらい、誰かがつまったり、どこを読むか分からなかったりしたら、始めからやり直し。ゴールできたら、音読タイムは終了!というルールにしました。
もう、子どもたちの顔は、さっきより何倍も真剣です。今日1番の集中力で、教室はシーンとしていました。1人1人、顔を赤くして、ていねいに、慎重に、ゆっくりと、正確に読んでくれました。そして、なんと1回目の挑戦で、見事にゴールを果たしました!!「やったー」「よかったあ!」と、口々に叫びながら、大喜びでした。私も、大拍手をおくりました。すごい!
こうやって、毎週、いろんな仕掛け!? を用いながら、音読タイムを行っています。子どもたちは、楽しそうに、でも、とても真剣に取り組んでくれています。これをきっかけに、“音読って楽しいな”と感じてくれたらと願います。これからも、音読を楽しんでもらえるように、がんばろう!と意気込んでおります。
(tanaka)