テストの取り組み方

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2013年 2月 23日 土曜日

先週の週末は、呉校、東広島校にて体験授業会を実施しました。お越しいただいた皆様本当にありがとうございました。玉井式についてもっと知りたいという方。ぜひ3月1日(金)に開催する玉井式の玉井満代先生の教育講演会にお越しください。玉井式の創設者玉井満代先生に、教育や子育てなどについてお話ししていただけます。「お話を聞いていると、子育ての活力がわいてくる!」そんな機会になると思います。毎回大好評のイベントで、今回体験会に参加された保護者の方の中にも「講演会にぜひ参加したいです!」と楽しみにされている方もいらっしゃいました。ぜひ、皆様のお越しを楽しみにしています。

さて、低学年部は先週行われた実力テストやチャレンジテストをもちまして2012年度の講座を終了しました。テストの監督をしている際、いつもの表情とは違う顔を見られたり、まじまじとどのように考えているのか見られるので、実は個人的には好きな時間です。今回のテストで目に留まった一部をご紹介します。こうたろう今回、テストの監督をしていた時、算数の長文の難問で男の子がつまずいたようでした。しばらく考えているようでしたが、だんだん焦点が合っているのか分からないくらいぼーっとした表情で、一点だけ見つめだしました。集中力がとぎれたんだ…がんばれ~と、心の中で思いながら見ていました。すると、突然ハっとした顔をしたかと思うと、ものすごい勢いで答案用紙に答えを書きこみました!書き終えると、「ふーー。」と大きく息を吐き、満面の笑みを浮かべています。机間巡視をしながら答案をちらっと確認してみると、見事自力で正解にたどりつけていました。あの無に近い表情の中で、頭の中ではいろんな思考がめぐっていたのだと思うととても驚きました。集中しすぎて、目の前の景色も目に入らない程だったようです。

また、別の女の子は、問題を読みながら絵を描いていました。図を描く子はよく見るのですが、算数が苦手なその子は、おそらく図ではイメージしづらいのでしょう。自分が分かりやすいように、その子なりの工夫をし、得意な絵に辿りついたようです。その子がサラサラっと描いた絵はとても上手く、確かに分かり易いので驚きました。自分の長所をうまく活かして、上手に問題を解いていました。

じっくりとテストを解く姿を見ていると、すでに各々が自分の戦略や自分に合っている解き方などを見出していることがよくわかります。日々勉強に取り組む中で、自分で自分に合った方法を少しずつ見つけながらこれからも学習してもらいたいと思います。

 

(makino)

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保護者の方の支え

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2013年 2月 13日 水曜日

今週の月曜日は、三篠校、広島校で体験授業を実施いたしました。両会場ともに、たくさんの方にご参加いただきました。皆様本当にありがとうございました。

 特に新1年生は、たくさん参加していただきました。別の学年の授業に参加していましたが、新1年生が「1」から「20」までの数字を元気よく読む声が聞こえてきました。小学生になり、いろんな勉強ができることをとても楽しみにしている様子でした。

さて、低学年部は今週のテストをもちまして、2012年度の講座を終了します。3月からはそれぞれ進級して新しい学年の勉強が始まります。この1年間はいかがだったでしょうか?

子ども達が楽しく通えたことは、保護者のみなさんのサポートがあったからだと思います。特に、低学年は週に1度しか授業がないため、家庭学習がとても重要になります。コツコツ取り組むことや、難しい問題を分かるまで頑張ることはとても大変な事です。今日は、保護者の方とがんばってきたお子さんのことを少し紹介します。

そのお子さんは昨年の秋から入塾しました。すぐに周りの子達と打ち解け、楽しく授業に参加していましたが、図形の問題などまだイメージできず、周りのお子さん達と差がありました(入りたてなので、当たり前のことですが)。スタートは遅かったのですが、毎回授業で積極的に発表し、意欲的に勉強に取り組みました。お家でもコツコツ宿題に取り組み、お母さんと分からない所を一緒に頑張ったそうです。

半年程して、最近頑張った成果はどんどん表れてきました。今ではすっかり、苦手だった図形問題もこなせるようになっています。アニメを見ながらイメージする力が身についてきたこともありますが、「お家でこうやって考えたらできた!」とお家で自己流の考え方もたくさん見つけることができたようです。宿題をみると、自分で分かり易いように印をつけたりして解いていました。そして、答えだけでなく、その子が考えた過程や工夫した点も、保護者の方がしっかりと花丸をしてくれていました。そのことがとても嬉しく、やる気に繋がっていたのだとわかりました。また、話を聞いていると、保護者の方がお子さんの理解度やペースを他人と比較したりせず、ただただ楽しく一緒に勉強されている様子でした。最近では、授業中に発表する時も、ただ式と答えを書くのではなく、図を小さく隣に描いてみんなに分かり易く工夫してくれます。来年からの成長もとても楽しみです。

伸び盛りの子ども達にとって、支えてくれる保護者の方の存在は本当に大きいのだと感じました。ご家庭の取り組みに感動しながら、こちらも子ども達をしっかり見守りながら来年度も頑張っていこうと思いました(^^)たくみ

 

(makino)

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玉井式体験授業会の様子をご紹介します。

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2013年 2月 6日 水曜日

今月は、体験授業会を実施しています。初回は2月3日(日)に五日市校、己斐校の2校舎で開催し、無事終了いたしました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。今週は、ジュニアブログでも体験授業会について紹介しています。玉井式の特徴など、とても参考になる内容となっています。ぜひご覧ください。

つれづれ日記では、当日の体験授業会の様子についてご紹介します。当日、保護者の方には、まず玉井式の特色や方針についてお話させていただきました。一方、お子さん達は、早速授業を始めます。今回、新3年生(現2年生)の授業に参加してきましたので、その様子をご紹介します。

新3年生は、「旅人算」について学習しました。「旅人算」は、移動する人や物の速度、移動時間、移動距離などについて考えます。今回は、離れている二人が同じ方向に進み、後ろの人が前の人に追いつくまでにかかる時間を求める問題に取り組みました。まずは、アニメで二人の距離が縮まる様子を確認し、その後プリントに取り組んで基本的な考え方を学習しました。

「ものがたり算数」では、保護者の方も一緒に授業を見ていただきました。今回は、1分間に50mの速さで家から橋へ向かう主人公のお母さんを、お母さんが出発して3分後に主人公が家を出発して、1分間に100mの速さで追いかけると、何分後にお母さんに追いつけるか考えます。問題は、①主人公が出発した時点で、二人の間がどれくらい離れていたか②1分間に二人の間はどれくらい縮まるか③何分後に追いつけるかという具合に、3段階に分けて考えるように構成されています。いきなりに何分後に追いつくか考えることは難しいですが、このように細かく区切って考えていくとずいぶん考えやすくなります。今回の授業では、数直線や表の教具も用いました。お子さんに数直線に沿ってキャラクターを移動してもらい、さらに移動した地点の距離を表に書き込んでもらって、最終的に何分後に2人が同じ地点にいることになるか確かめました。たびびと

キャラクターを数直線に沿って動かしてもらう場面では、とても丁寧に数直線の目盛を数えながら主人公達を移動させてくれました。徐々に2人の距離が縮まっていき、最終的に主人公が追いついたときには、「お~~!」と歓声の声が。声を上げられたのは、参観されていたお父さんでした。お子さんも保護者の方も、楽しく学習できました。

「かたちの形」では、立方体の展開図を見て、向かい合う面を考える問題に取り組みました。まずは、アニメを見て展開図が立方体に組み立てられる様子を確認しました。初めてこのようなアニメを見たお子さん達は、食い入るようにアニメを見ています。向かい側の面を考えるようキャラクターが問いかけると、展開図を見ながら「あそこじゃない…?」と予想します。実際に組み立てられる様子を映像で確認すると「あ~おしい!あっちか!」という声が聞こえました。中には大人でもイメージしづらい展開図もあり、その図形が組み立てられる映像を見て、保護者の方も感嘆の声をあげられていました。さすが大人気の「かたちの形」!大盛況で授業を終えることができました。

今回の体験授業後、早速入会してくださった方もいらっしゃいます。本当にうれしく思います(^^)今回の授業を楽しく感じていただいた方、お話の続きが気になる方、ぜひ3月からも一緒に勉強できたらと思います。

 

(makino)

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4年生の授業をご紹介します。

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2013年 1月 30日 水曜日

1月に入り、県内(一部地域を除きます)で当社のチラシが配られています。先日、チラシなどで使用する写真を撮影するため、ある校舎を訪問しました。和気あいあいとした雰囲気の中、とても楽しい撮影となりました!

今回は、撮影に協力して頂いた4年生の授業風景をご紹介します。

高学年の授業の形式は、オリジナルテキストを用いて、初めにその日の単元の基本的な内容を全体で確認し、その後、各自で練習問題などに取り組むという流れで進行します。

 今回、4年生の授業内容は、サイコロを使った問題に取り組みました。低学年部でも、度々サイコロの展開図や向かい合う面を考える問題に取り組んできました。4年生では、どのような問題に発展するのでしょうか。

まず、サイコロの決まり「向かい合う面の目の数を合わせると7!」「すべての面を足すと21!」という点を全体で確認しました。今回の問題を解くうえでも、とても重要なことです。

さて、今回の授業のねらいは、サイコロを積み上げたり、並べた時の目の和を工夫して考えることです。一部問題をご紹介します。サイコロイラストのように(ア)も(イ)もサイコロを4つずつ外側の目の和ができるだけ大きくなるようにくっつけます。さて…どちらの和が大きくなるでしょう???

先生が子ども達に予想してもらいました。「()が大きくなると思う人!?」と尋ねると、数人しか手を挙げません。続いて「(イ)だと思う人?」と尋ねると、自信満々にほとんどの子が手を挙げました。あい

 

では、結果はどうなるでしょう…? ()は、どのサイコロも2面ずつくっついているので、4面ずつ表に出ています。各サイコロの一番小さい数「1」と「2」の面同士をくっつけると…と考えます。()は、目の出方の違いに注目することが大切です。目の出方の同じサイコロをぬると、はしの赤いサイコロは5つの面がでて、間の黄色い2つは4面でています。赤は「1」の面をくっつけます。黄色は、向かい合う面が「7」になることから、どの面をくっつけても表に出る面の和は「14」になります。さいころみんなで1つ1つ確かめながら考えた結果…それぞれの答えは、(ア)の目の数の合計は「72」、(イ)の合計は「68」になり、予想とは裏腹に(ア)の和が大きくなりました。少数派の(ア)を選んでいた子達は「イエーイ!!」と大喜び!(イ)を選んだ子達はとても驚き、今日一番の盛り上がりでした。その後、練習問題で、さらに色々な形に積まれたサイコロの和を求める問題に挑戦して、あっという間に授業が終わりました 。

今回、高学年の授業を参観して、低学年の授業に比べ、生徒の人数が多い為、授業で、よりたくさんの意見が出たり、様々な形態で授業を進められたりと、大勢だからこそできる授業の魅力を感じました。高学年部にあがったからといって、突然難しい内容の授業を行うわけではありません。もうすぐ高学年へ進んでいく低学年部のお子さんも、このような授業の中で、さらに楽しく学んでいけたらと思います。

 

 

(makino)

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ものがたりを読む授業

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2013年 1月 23日 水曜日

 後期に入り、3年生は徐々に授業でアニメを見る回が減っていきます。これまでアニメで見ていた物語も、長文を読む授業が増え、1月以降はずっと長文を読み進めています。今回は、そんな3年生の授業の様子をご紹介いたします。

後期に入り、物語はクライマックスに達し、毎回ドキドキする内容や続きが気になる回ばかり続いています。毎週アニメを楽しみにしていた子は、12月末に今後はアニメがないという事を知ると、とてもがっかりしていました。

それでも、授業が始まり物語を読み進めると、すぐに自分の頭の中で情景をイメージし、楽しんでいる様子です。読み聞かせの最中も途中で「ほらね!やっぱり!」など声を発しています。また、読み聞かせの後、お話の要約を尋ねると、しっかり順序立てて話してくれます。すでにアニメを何度も見ているため、登場人物一人一人をすぐにイメージできるようで、活字で得た情報をスムーズに頭の中で映像化できているようです。さらに、これまでのお話で勉強した王国の民族関係や歴史などについて説明できる子もいます。お話を断片的に捉えるのではなく、全体の流れもしっかりとくみ取れていることに、とても驚きました。

また、お話の中で「ひれ伏す」という単語が出てきて、どんな言葉だろう…とつまずく子がいました。すると「王様とかに『はは~!』って頭下げる事だよ」などと他の子や先生が動作を交えながら教え合い、難しい言葉の意味も確認できました。

さらに読み進めると、王様が少年を「1/3分間」見つめる場面がありました。子ども達は文章を読んだ後、それを秒に直す問題に取り組みました。みんな見事答えの「20秒間」を導き出すことができると、「20秒見つめ合うって、とっても長いね!みんなも20秒間見つめてみましょう!」という先生の声掛けで、実際にお友達と見つめ合うことにしました。合図と同時にみんな一生懸命目を合わせていますが、10秒すぎたあたりから笑いがこらえきれず、「え~!まだ~!?」と何度も笑いながら予想以上に時間が長いことに驚いていました(男の子と女の子のペアーはさらに恥ずかしそうで、たまらず目をそらしてしまいました)。見つめ

文章を読むと、これまで映像で何気なく見ていた動作などが言葉で表現されています。物語の情景をイメージするだけでなく、言葉の意味を考えたり、実際に体験しながら国語の学習を深めることができる授業もとても魅力的であると改めて感じました。

 

(makino)

 

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