2012「玉井式国語的算数教室」2・3年部、ジュニアスクール開講!

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2012年 3月 14日 水曜日

 3月5日(月)の週より、2012年度「玉井式国語的算数教室」2・3年部および「ジュニアスクール」前期講座が開講いたしました(玉井式1年部は3月19日の週から順次開講)。

 玉井式は、アニメーション映像を補助的に用いながら、種々の能力の基盤となる「イメージング力」向上を目標とする講座です。学習内容としてはハイレベルなものも含まれますが、発達途中である低学年のお子さんが情報として取り入れやすい視覚情報を用いて、算数の文章問題や長文読解、空間認知などの能力獲得を目指すカリキュラムは、効率的で理にかなった学習方法であるといえます。
 一方、ジュニアスクールは、低学年のうちに楽しく学ぶ経験が、将来にわたる自発的・積極的な学習姿勢につながっていくという考えに基づき、「学ぶ楽しさ」を知ってもらうことを大切にしている講座です。弊社オリジナルのカリキュラムに沿って、様々な学習要素を取り入れて楽しく学びながら、中学受験を目指す上でも大切な重要単元の基礎的内容を押さえることに重きを置いています。

 それでは、少しだけ開講初日の様子をご紹介させていただきます。まず、玉井式2年部ですが、授業の導入からとても楽しそうな表情を見せてくれました。既に冬期講座などで玉井式の授業を経験しているお子さんは登場人物をよく覚えていて、導入部分でキャラクターが登場するたびに、「あっ!ロザリー先生は、髪の色が金と銀なんよ。」「あの人は魚屋よ!(実際は人違い(いぬ違い?)でしたが・・・)」など元気な声があがります。今回初めて参加するお子さんたちも目を輝かせ、映像や先生のお話に引き込まれていく様子が印象的でした。新2年生といっても学校ではまだ1年生ですし、長時間は厳しいかな?とも思いましたが、集中力を切らすことなく最後まで頑張って問題に取り組んでいました。
 玉井式3年部では、分数と小数について学習しました。まだ学校でも習っていない難しい内容ですが、先生の解説を聞き、指導を受けながら課題に取り組むことで、どの問題も全員が答えを導き出すことができました。図形単元もかなり難易度の高い問題でしたが、かなり頭を悩ませながらも最後には全員が答えることができました。
 ジュニアスクールの授業でも、子どもたちはみんな楽しそう。2年部の授業では、初回ということで、自己紹介を兼ねて、自分の思いや考えを表現する練習に取り組みました。プリントに自分の似顔絵を描き、そこに吹き出しをつけて自分自身の説明を書いていくのですが、他人に自分のことを正確に知ってもらうのは、大人でもなかなか難しいことですから、お子さんたちも「うーん・・・」「これで分かるかねぇ?」などと独り言を口にしながら一生懸命考えていました。その後、自分で悩み考えた説明文をもとに、みんなに自己紹介していきます。昨年度から一緒のクラスで仲良しのお友達の発表も含めて、みんな集中して聴いていました。授業の中では、自己紹介文を使って「自己紹介クイズ」も行い、授業の最後にも再びお友達の自己紹介内容を質問されましたが、みんな笑顔でしっかり答えられました。

 先述のとおり、玉井式にもジュニアスクールにもそれぞれ特徴がありますが、どちらもお子さんが楽しく学習に取り組めることが何よりだと思いますし、それが今後の学習成果にも結果として表れてくることでしょう。まだ今年度の講座は開講したばかりですが、初日の活気と良い緊張感を保ち、これからもお子さんたち全員が「楽しく学べる」授業を展開できるよう、スタッフ一同力をあわせて頑張っていきたいと思います。

(butsuen)

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12玉井式体験授業会

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2012年 2月 27日 月曜日

 先日来、弊社ホームページや新聞広告等で告知させていただいていた通り、「2012玉井式国語的算数教室 体験授業会」を開催いたしました。2月5日(日)の五日市校・己斐校を皮切りに、その後11日(土・祝)の呉校、12日(日)の三篠校・広島校、19日(日)の東広島校まで、全校舎の1~3年生を対象に実施させていただきました。定員を超えるお申し込みをいただいたクラスもあるなど、多くのお子さんや保護者の方にご参加いただき、保護者説明会、体験授業ともに大変盛り上がりました。

 どの学年のお子さんも、緊張しつつも楽しそうに授業に参加していましたが、その中でも新1年生のクラスに参加していたお子さんは、開始前の教室に入る前段階から、大きな不安と期待を抱いて参加してくれていたのだと思います。今はまだ就学前のお子さんですので、初めての環境の中、長時間机について静かに先生のお話を聞きながら勉強するということに不慣れなこともあって、緊張でガチガチのまま一生懸命深呼吸を繰り返したり、お母さんの姿が見えなくなると涙がこぼれてしまったり・・・。
 しかし、授業が始まって少しすると、ナビゲーター(授業担当者)のテンポの良い進行によって導かれ、笑顔もたくさん見られるようになりました。「きほんのおはなし」では、体を動かしながら数字の書き方を練習し、「ものがたり算数」ではアニメーションのお話を熱心に見て問題に取り組みました。「かたちの形」では、答えあわせをするたびに、「やったー!!」「くっそー、何で違うん・・・」など一喜一憂するお子さんや、隣のお友達に「ここはね・・・」と優しく助言してあげるお子さんもいるなど、様々なかわいらしい姿を見せてくれました。
 玉井式体験まだ小学校入学前のお子さんなので、「60分間集中力を保つことはなかなか難しいのでは・・・」との懸念もありましたが、どのお子さんもみんな静かに席に着き、先生のお話をよく聞いて問題に取り組んでいました。アニメーションを見る時間も、全員が集中して見入っており、その内容をもとに考えるその後の問題にも、みんな一生懸命アニメの内容を振り返りながら取り組んでいる姿を見て、とてもうれしく思いました。

 玉井式で扱う学習内容は、中には学年のレベルを超えた難しいものもあり、取り組む中で苦戦する問題もあるかと思います。しかし、アニメーションを補助的に用いて、ナビゲーターによってテンポよく進められる授業の中で、ほとんどのお子さんたちは楽しく参加してくれたのではないかと思います。参加してくれたお子さん達にとって、今回の体験授業会が勉強の楽しさを知る良い機会になっていたら、今回携わったものの一人としてとても幸せなことだと思っています。

(butsuen)

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11冬期講座にて

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2012年 1月 13日 金曜日

 1/6(金)に行った1・2年部冬期実力確認テストをもって、2011年度1~3年部冬期講座が無事終了いたしました。3年部冬期集中講座では、従来どおり「ジュニアスクール」の授業を行いました。講座最終日のテストが高学年部への選抜試験を兼ねていることもあり、熱気にあふれた授業が展開されました。選抜試験に合格したお子さんにはぜひ高学年部に進級して頑張ってもらいたいと思いますし、残念ながら不合格だったお子さんも、再度冬期講座で学んだ内容を振り返り、もう一度会員選抜試験にチャレンジしてもらえたらと思います。
 一方、1・2年部冬期講座では、前回のつれづれ日記で書かせていただいた通り、「玉井式国語的算数教室」を導入いたしました。玉井式では、学校よりも速いペースで進んでいきますので、当然内容的には難しく、学校では未習の内容も含まれています。今回の冬期講座では多くのクラスが「玉井式」初体験という状況だったのですが、今回はその中で、ある一人のお子さんのお話をご紹介させていただきます。

 冬期講座初日のあるクラスに、これまで学校でも習っていない学習内容に戸惑ってしまったのか、授業プリントを前にしてうつむいて困った様子のお子さんがいました。プリントを確認すると、多くが空欄のままになっており、書き込んでいるいくつかの箇所もほとんどが間違いという状況で、皆がプリントに取り組む時間には、個別に指導しながら私も一緒に問題に取り組んだのですが、その後一人で問題に取り組む段になると再び手が止まってしまうような状態でした。
 ところが、2日目・3日目と授業を重ねるにつれて、少しずつ自分で授業プリントに取り組むことができるようになり、書き込んだ答えも間違いが少なくなっていきました。初日の授業では難しい授業内容に戸惑い気味だったそのお子さんも、授業を重ねていくうちに表情が明るくなり、答えを発表する姿も見られるようになるなど、授業形式や内容にも次第に慣れていったようです。そして、最終日に実施した実力確認テストでは、見事に平均点を10点近くも上回る好成績を収めることができたのです。
 これには、本人の努力はもちろんですが、加えて、授業の復習や宿題プリントに取り組む際に、ご家庭での保護者の方によるご指導によるところも大きかったに違いありません。実際、このお子さんの答案用紙の余白には、授業での指導とは若干異なる方法で図形問題を考えたと思われる鉛筆の跡や、授業では扱わなかった長文読解を、印をつけながら自分なりの方法で読み解いた跡が残っていました。まさに、授業で学んだことを土台に、ご家族のご協力もあって、家庭学習できちんと身に付けることができた素晴らしい例だと思います。 

 テスト日を除くとたった3日間しかない冬期講座で、このお子さんのように大きな変化があらわれるケースは少ないとは思います。ただ、個人差はあれども、今回の冬期講座で、多くのお子さんに「玉井式」の楽しさや、難問を自分の力で解くことができる喜びを、少しでも感じてもらうことができたのではないでしょうか。
 授業が難しいと感じたり、テスト問題が思うように解けなかったというお子さんには、ぜひご家庭でもう一度、今度は親子で一緒に、授業プリントやテスト問題に取り組んでみていただけたらと思います。授業で取り組める時間は限られていますので、授業中につまづいてしまった問題や、テストの際には緊張して解けなかった問題も、落ち着いて考えられる環境であればゆっくり考えられるかもしれません。今回の冬期講座に参加していただいたお子さん達には、これを今後の学習に向けた良い経験にしてもらえればと願っています。

(butsuen)

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11冬期講座開講

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2011年 12月 27日 火曜日

 12/23(金・祝)より、2011年度1・2年部冬期講座および3年部冬期集中講座を開講いたしました。ほとんどの校舎で定員を超えるお申し込みをいただき、当初の予定より急遽クラスを増設して対応させていただいたところもありました。お申し込みいただいた皆様方には、この場を借りてお礼を述べさせていただきます。ありがとうございました。

 今回の1・2年部冬期講座では、新たに「玉井式国語的算数教室」を導入いたしました。家庭学習研究社では、来年度からこの「玉井式」を1~3年部で全面的に導入することになりますので、1人でも多くの方に玉井式の良さを体験していただく機会にしようと、今回の1・2年部冬期講座は玉井式カリキュラムに沿って設定しています。

 この玉井式とは、授業の中でアニメーション映像を補助的に用いながら、日常場面に即した算数の課題に取り組むことにより、学力向上とともに、お子さんの将来に必要不可欠な「イメージング力」を向上させることを目標としている講座です。独自のカリキュラムに基づいて進行していくことになるため、学習単元は学校よりも速く進んでいきますが、アニメーションが視覚的に思考を助け、抽象的内容であっても子ども達の身近なものへと具体化してくれるため、多少難解な内容であっても一定の対応が可能になります。また、「国語的算数教室」の名称通り、国語や算数といった教科分けがなされておらず、カリキュラム全体にわたる長編物語を読み進めながら国語的要素を含んだ算数の問題を解き、1つの授業の中で国語と算数両方の学習を進めていくというのも大きな特徴になっています。

 玉井式2年さて、今回の冬期講座ですが、1・2年部ともに学習内容がハイレベルで、学校では未習である内容に戸惑うお子さんが多いのではないかという若干の不安もありました。しかし、ここまでの授業の様子を見る限り、問題が難しくてすぐには解けなかった場合にも、アニメの内容を思い出しながら一生懸命考えている姿や、先生の説明を聞いて「わかった!」と上がる元気な声、帰り際の「先生、次のお話どうなるん?早く見たい。」などという声を聞いたりすると、1つの授業が終わる時には何かしらの楽しさや達成感を得てもらえているのではないかと思っています。まだ日程途中ですが、全日程を終えた時、どのお子さんにも「わかった!」という達成感を一つでも多く抱いてもらえるような実りの多い授業を展開していければと思います。

  (butsuen)

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保護者面談について

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2011年 11月 30日 水曜日

 ジュニアスクール2・3年部では、10/3~11/26の期間において、保護者面談を実施いたしました。今回の面談には、2年生が全体の約50%、3年生が全体の約70%、校舎によってはクラス全員の保護者の方にご参加いただいたところもあるなど、非常に多くの方々にお越しいただきました。お忙しい中でこのように多くの参加をいただいたことからも、お子さんの授業での様子や学習状況などについて、お父さんお母さんが高い関心をお持ちであることがうかがえます。ご参加いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました。

 こうした面談や授業参観の後でお子さん達と話していると、中には「お母さんに見られたら恥ずかしい」(表情は嬉しそうですが)などという声を聞くこともあります。低学年のお子さんも少しずつ大人に近づき、こうした行事に参加してくださったお父さんお母さんに対して、照れや恥じらいから素直に感謝の気持ちを口にできないお子さんもいるかもしれません。しかし、自分のために家族が塾に来てくれ、自分のことについて先生と話しあうことを、心の内では嬉しく思っているのは間違いないと思います。
 そこで、普段はついつい厳しい口調で叱ってしまうという方も、面談でお子さんの様子をお聞きになり確認されたら、ぜひ授業での頑張りを褒めてあげていただければと思います。お父さんお母さんが保護者面談に出席されて、自分のことを話すのだと思えば、お子さんは「一体何を話すのかな」とドキドキしていることでしょう。そこで、うまく前向きな気持ちにする言葉掛けができれば、お子さんのやる気に火をつけることにつながるのではないかと思うのです。
 実際、授業担当者とともに保護者面談に同席させていただく機会があったのですが、面談終了までずっと部屋の外でお母さんを待っていたそのお子さんは、その姿を見るとすぐに駆け寄り、お母さんと先生が何を話していたのか興味津々な様子でした。きっと面談室の前で待ちながら、「今お母さんと先生は何を話してるのかな」と、ハラハラドキドキしていたのでしょう。そのタイミングを逃さず、どのような言葉を掛けるかによって、その後の勉強に向かう姿勢は大きく違ってくるはずです。

 褒めるにしても強い言葉でハッパをかけるにしても、やる気を引き出す言葉掛けというのは非常に難しいものですが、同じ言葉であっても、それを掛けるタイミングによってその効果は大きく違ってきます。今回の保護者面談に限らず、こうした機会をうまく活用していただければ、お父さんお母さんがお子さんに掛ける言葉の一つひとつが、より効果的なものになるのではないでしょうか。

(butsuen)

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