6/15(日) 中学受験の実際がわかるイベントを開催!
2025 年 5 月 23 日
来る6月15日の日曜日に、広島女学院さんを会場にお借りして実施する「広島学力到達度試験」の当日、保護者の待機時間を利用して、広島の中学受験に関する様々な基本知識がよくわかるイベントを開催いたします。会場は、広島女学院ゲーンスホールです。イベントの呼称は、「中学受験、そして未来への展望」となっています。中学受験について、まだ迷っておられるご家庭の保護者は、このイベントのみに参加されても構いません。無料の催しですので、興味をおもちになったらぜひ参加ください。
受験というと、合格を得るため、希望する学校への進学の夢を実現するためにするものという観点に縛られがちです。しかし、こと中学受験に限っては違います。人間形成期の受験であることを考慮すれば、全く違った受験の側面が見えてきます。どんな受験生活や勉強で合格をめざすべきかを軸に据えれば、子どもの人間的な成長に寄与する受験にできるし、先々の伸びしろ形成にも多大な恩恵をもたらす受験にもできるのです。何よりも、受験の結果以上の成果を得ることができます。そのことを、本催しを通じて少し踏み込んで考えてみませんか? イベントの大まかな内容は以下の通りです。
「中学受験、そして未来への展望」~この夏休みを起点とした学力増進計画~
第1部 中学受験をすることの意義 <筆者>
中学受験対策の学習には、子どもの知的能力を拡充させる要素がたくさんあります。たとえば算数の文章題においては、提示された情報の中から問題解決の糸口を見出し、公式に頼ることなく簡単な計算式を編み出して解を得る。このような勉強を通して、数学という学問へ適性が培われます。4教科の勉強をやり遂げるには、毎日の勉強のメニューを考え、段取りを組み、計画を実行に移し、成果を検証し、足りない点を補う力が養われます。AI時代で必要なのは、データや前例のないフィールドで力を発揮できる人だと言われますが、中学受験はそのような人間を育成するうえでも大いに貢献してくれるでしょう。第1部は筆者が担当し、中学受験のもたらす意義についてお伝えします。
第2部 私立一貫校で過ごす6年間がもたらすもの <広島女学院の先生>
第2部は、会場を提供してくださった広島女学院の先生がたにお話しいただきます。中高一貫の学校では高校受験がありません。そのことには、一般にあまり知られていない人間形成上の重要な利点があります。それはどんなことでしょうか。また、広島の伝統的私学の多くは男女別学です。ジェンダー平等の浸透や、少子化などを背景に共学校が増えつつありますが、男女別学には子どもの成長に寄与する重要な機能があります。それは何でしょうか。同じキャンパスで、中1~高3という大きな年齢差のある生徒がともに学ぶ環境。それは、先生からのそれとは別の薫陶が受けられることを意味します。これも中高一貫校の魅力の一つです。これらについて詳しいことを知りたくありませんか?
第3部 中学受験についての基本的知識 <三篠校校舎長>
「中学受験は大変なもの」と思っておられませんか? それは事実でしょうか? 広島の主な中高一貫校の受験者数、入試問題の水準、受験準備にかかる期間、受験生活の負担など、中学受験についての基本的知識となる話題を取り上げてご説明します。第3部を担当するのは三篠校校舎長です。中学受験の主役は小学生の子どもですから、周囲の大人が受験というものを正しく認識し、応援やサポートのありかたを取り違えないように配慮する必要があります。それを間違えなければ、学力面の成果だけでなく、人間としての成長にも寄与する受験を実現できるでしょう。かつて受験を経験した卒業生の話などを織り交ぜ、これからお子さんが受験勉強を始めるご家庭、お子さんが本格的受験勉強の前段階にあるご家庭保護者の参考にしていただける情報を提供します。
第4部 夏休みは、学習を軌道に乗せる絶好機 <己斐校校舎長>
約1か月後には夏休みがやってきます。夏休みは1日をフルに活用できるため、受験勉強を始めるうえでも、受験勉強を巻き直すうえでも最適な時期だと言われます。そこで第4部では、夏休みの生かしかたについてお話しします。担当するのは己斐校校舎長です。学業成就において“習慣”と“やる気”は必須です。両者は密接な関係にありますが、“習慣づけ”→“やる気向上”という流れを頭に置くべきでしょう。習慣づけの過程で勉強の面白さがわかるようになり、“やる気”が高まるからです。そこで夏休みを迎えるにあたっては、勉強の習慣づけに欠かせない「学習計画」を立てることが肝要です。そこで第4部では、適切な学習計画を立てるために、親が何を助言すべきかを共に考えてみようと思います。この夏休みを飛躍の場にするための出発点は、適切な学習計画を親子で立てることです。
本イベントの大まかな構成と内容は以上の通りです。中学受験においては親や周囲の大人の関与が不可欠ですが、受験の主人公はあくまで子どもです。そのことを肝に命じつつ、いかにして適正な距離を保ちながら、子どもをサポートするかが大人には問われます。保護者の方々にとって負担は少なくありません。しかし、子どもが自らの意志で勉強取り組む、子どもが主役の受験生活を実現できれば、子どもの未来は限りなく明るいものになることでしょう。
本催しへの参加にあたっては、会員非会員に関わらず本HPの申込フォームに所定の事項をご記入いただく必要があります。お手数ですが、よろしくお願いいたします。
上述のように、本催しは「広島学力到達度試験」の当日、お子さんの試験中に実施します。ただし、なかにはお子さんの中学受験についてまだ思案中であり、学力の現状を診断するための試験を受ける段階に至っていないご家庭もおありでしょう。そのようなご家庭の保護者は、この催しのみ参加いただいて構いません。お気軽にお申し込みください。