かけ算の意味を考えよう!

罫線

2013年 5月 30日 木曜日 くもり

 先週、ほたるについてご紹介した後、週末、実家の近所に探しにいきました。すると、もうほたるが数匹いました!毎年のことですが、やはり第1号ほたるを見つけたときはとても感動します。数匹でもとてもきれいでしたが、これからさらに見頃になります。ぜひ足を運んでみてください。

 さて、今回は、玉井式2年生の授業の様子を一部ご紹介します。2年生は今回からかけ算の単元に入りました。かけ算と聞くと九九を思い浮かべますが、今回は、九九を学ぶ前に大切なかけ算の意味についてしっかりと学習しました。きほんのおはなしでは、5+5+5+5+5+5=5×□というような問題に取り組みました。一見難しい問題に見えますが、かけ算の意味をしっかりと理解していれば簡単に解けます。また、このような問題を解きながら、子ども達は「5が6こあるから5の6つ分で…5×6!」などと九九をただ暗記するのではなく、しっかりと意味を考えながらかけ算に取り組んでくれます。100+100+100+100+100=100×□と桁数が増えた場合でも同じように意味を考え、ばっちり答えることができました。

 「ものがたり算数」では、お母さんがえんどう豆を使って夕食を作っている場面です。今回は、このえんどう豆についての問題も出題されました。

「4つずつ豆が入っているさやが60こある時、豆の数は全部でいくつになるかを表す式を書きなさい。」

子ども達の意見が分かれました。

一方は、60×4、もう一方は4×60と答えています。そこで、えんどう豆の絵を描いてどちらが正しいのか確かめてみました。
「4×60は、4つの豆が入っているさやが60こあるんだよね。」と先生と一緒に何のいくつ分か発言してもらいながら確認します。「ほら、やっぱり合ってるよ!」と4×60と書いた子達は嬉しそうです。
「じゃあ、60×4だと何が違うのかな??60×4のえんどう豆ってどんな豆?」と先生がきくと、「だって、そうしたら1このさやに60こ豆があるもん!」「パンパンじゃね!」と子ども達から気づくことができました。60こ豆が入っているパンパンのさやを想像して子ども達はケラケラと笑っていましたが、自分たちで意味の違いに気づくことができ、よく場面をイメージできました。えんどう豆

 九九を暗記することは必須ですが、その前にしっかりと色々なかけ算の意味を考えながらイメージできるようになってもらいたいです。お家でも色々なかけ算を探してもらえればと思います。

 

(makino)

トップに戻る

ほたるを見にいこう!

罫線

2013年 5月 23日 木曜日 晴れ

 私の地元は県北なのですが、先日帰省しているとき、所々で「ほたる祭り」の看板をみかけました。今年も、ほたるの季節がやってきます。家の前の田んぼに、当たり前のようにほたるがいる地域なので、毎年ほたるを見て育ちました。小学生の頃、ほたるが身近な存在であったので、ほたるの一生を本で読んだり、授業でほたるについて学び、きれいな川がどれだけほたるにとって大切かなど学べました。しかし、先日ほたる祭りの話を子ども達にしてみると、「ほたるを1度も見たことがないよ。」という子が意外に多くとても驚きました。確かに市内はほたるが見られる場所は限られるので、見たことないという子の方が多数派なのかもしれません。

 夏の風物詩として、ぜひ足を運んでみていただきたい「ほたる祭り」。とても良い思い出ができると思います(入園料なども必要ないという点も魅力です♪)。小川にほたるがたくさん飛んでいて、時には光の波を見ることもできます。向こうの方から光が押し寄せてくる光景は、本当に感動します!出店が並ぶ通りを抜け、小川の方へ向かうと、水の流れる音を聞きながら静かに楽しめる場所もあり、にぎやかなお祭りとはまた違った良さを味わうことができます。県北で言うと、川根や君田も有名ですが、灰塚(三良坂)のほたる祭りも落ち着いている雰囲気でおすすめです(^^)

 各地の気候などによりばらつきはありますが、6月上旬から7月中旬ごろにかけて、県内各地でほたるを見られます。県北はさすがに遠すぎるかもしれませんので、お近くでほたるを鑑賞できる所へ、ぜひ足を運んで見られてはいかがでしょうか。
そして、ただ鑑賞するのもよいのですが、ほたるを見ながらお子さんにほたるについてお話ししてあげると、さらに楽しさが増し、野外活動としての勉強にもなると思います。参考までに豆知識をご紹介します。 

ほたるの一生は約1~2年です。そのうち私たちが見ている成虫のほたるでいられる時期は約1週間です。それ以外の時期は何をしているのかというと、幼虫時代は、大人になるために川の中でひたすらカワニナやタニシといった貝を食べています。そのため、これらの貝が生きられるきれいな川にしかほたるも生息できません。しっかり食べて成長し、さなぎになり、しばらくしたら成虫になれるのです。成虫になると水しか飲まないそうです。本当にほたるにとって、きれいな水は欠かせませんね。
 また、光を放ちながら、仲間同士でコミュニケーションをとったり、オスとメスが会話をしたりするのですが、大きな光を放っている方がオスです。体の大きさはメスよりも小さいのですが、メスに自分をアピールするためにメスよりお腹の光る部分が大きくなっています。もし、手や服にほたるがとまったら、そっと観察してみてください。 

今回、ほたるについてばかりご紹介しましたが、記事をきっかけにほたるを見に行くという方がいらっしゃればとても嬉しく思います。好条件の日は、雨上がり、蒸し暑い、風が吹いていない夜の8時から9時だそうです。機会があれば、ぜひ足を運んでみてください♪
ほたる

(makino)

トップに戻る

玉井式のテキストご紹介!

罫線

2013年 5月 15日 水曜日 晴れ

 5月に入り、一気に暖かくなりました。と思っていましたが、通りこしてあっという間に夏日になってしまいました。久しぶりに校舎へ行くと、半袖半ズボン姿の子がたくさんいます。先週は、3年生の授業に参加させてもらいましたので授業風景をご紹介します。
玉井式テキスト玉井式では、5月の連休明けからテキストを使用することになりました。前期に習う内容が1冊にまとめられ、宿題もこれまでは毎回プリントを配布していましたが、2冊にまとめられています。テキスト冒頭のカラーページでは、主人公たちが紹介されていたり、キャドック王国や通貨について簡単に説明されています。子ども達はさっそくもらったテキストを開き、「アベルって犬族じゃなかったんじゃ~!」など新しいテキストを見ていました。
 新しいテキストをもらい、ウキウキした気分で早速授業に入りました。今回は、余りのあるわり算の学習をしました。まず、「きほんのおはなし」で、イラストを用いながら基本的な考え方を学習し、さらに、九九を利用しながらわり算の答えの求め方や、商と余りの確かめ方など学習しました。どの問題もたくさん元気な発表が飛び交い、自信満々に1問1問順調に答えてくれました。テキストに式や答えを書きこむ際も、とてもきれいな字で書きこんでくれます。これは…新しいテキストの効果でしょうか!?
 続く、「ものがたり算数」ですが、今回はとてもこわいお話でした。主人公が消えてしまったはずのレインボーブリッジにたどり着いたのですが、そこで、犬族に追いかけられてしまいます。その不思議な世界から脱出するため、主人公は助けに来てくれた金魚のグーピーのいう通りに、木の葉っぱに同じ数ずつついている透明の粒を穴に分けたり、あまった粒を飲み込んだりと、いくつかの指示に従います。ハラハラドキドキする内容に、子どもたちは時折手で口を押さえたりしながらアニメに見入っていました。
よっぽどドキドキしたのでしょうか?いざテキストに取り組む時、アニメの内容を覚えていないと解けない重要な数字などをみんなすっかり忘れてしまっていました。「あれ??なんだったっけ??」と各問題で考えこんでいます。
 そこで、今回はヒントを大いに活用し重要な数字を振り返った後、物語に沿って考えていきました。余りのあるわり算など、考え方はしっかりおさえられていたので、ヒントを見ると、各問題の考え方をしっかりとまとめて説明してくれました。
 3年生になると、お話の内容がクライマックスへとどんどん進んでいきます。続きが気になる回もどんどん増えていきます。昨年の3年生は、何度も「え~ここで終わり!?」「短いよ!!」などアニメが終わる度に声をあげ、とても楽しんでいました。
新しいテキストに加え、お話もどんどん面白い内容になっていくので、今後の授業もたくさん楽しんでください。
 

(makino)

トップに戻る

パズル道場の新たな取り組み!

罫線

2013年 5月 11日 土曜日 晴れ

 パズル道場が新たなスタートを切りました。
今年度が始まり、2か月がたちました。今年からパズル道場は、新たな取り組みを始めました。

「パズル道場の掟を徹底すること!」です。
 

掟・・・?そんなものが・・・??あるのです。少しご紹介します。
・検定やオリンピックは自分自身で目標を決めて自分のペースで取り組むもの。他と比較するものではなく、したがって、結果をもとに他の人を中傷してはいけません。注)これを一回でもした人は、パズル道場を退会となる。
・使った教具は、きちんと整えて必ずもとの場所に戻す。放置した人は次回から使えなくなる。
・問題を解くことができなくても、簡単にあきらめてはいけない。
「できなくても考えた分だけ賢くなる」。
などです。掟には、パズルのことだけでなく人として守るべきことなども含まれています。

 これまでも、この掟をもとにパズル道場に取り組んできましたが、今年からは、一層この掟を守ることを徹底しています。子どもたちは、授業初めにまずこの掟を全員で読みあげます。中には、1年生の子もいるので、振り仮名を読むだけで精一杯という子もいます。しかし、パズル道場の研修に参加した際、創設者の山下先生によると、初めは意味が分からなくても掟を読むことに意味があるそうです。
確かに、掟を読むうちに、休憩中の雰囲気からピリッとした空気に変わっていくのが分かりました。

 先生たちも徹底して子ども達に掟を守るように呼びかけました。これまでより厳しく注意されることもあり、初めのうちは不満を見せた子もいました。
しかし、2ヶ月がたち、変化が見られてきました。今週久しぶりに授業の様子を見に行くと、これまで、なかなか集中できなかった子が集中して授業に参加しています。よく見るとたくさんの子がいくつも昇級していました。

 やはり、雰囲気づくりはとても大事なんですね。
 「楽しい」の意味がただ楽しいから「できた!」や「考えることが楽しい」など、自分の中で変わっていた子も沢山いるのでしょう。やる気満々な様子が見ることができ、とても嬉しく思いました。この良い雰囲気の中、みんながさらなるレベルアップできるよう健闘を祈ります!!
pazuru

(makino)

トップに戻る