「こどもの読書週間」にぜひ読書を。

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2013年 4月 24日 水曜日 雨

子ども読書週間 前回、音読についてご紹介しましたが、今回も少し読書関係のことをご紹介します。今週の23日から5月12日まで「第55回こどもの読書週間」にあたるからです。「こどもの読書週間」は昭和34年から、こどもの日に合わせたこの時期に設定されたそうです。これに合わせて、広島県の図書館でも色々とこの時期ならではの行事が用意されていますので少しご紹介します。

 今朝ニュースで、福山市の読書週間の取り組みについて紹介されていたのが、「福袋本」でした。
おしゃれな英字新聞に本がラッピングされていて、中にどんな本が入っているのか見えません。包装紙には「時には、雨の日もあるよね」など、それだけ読むと本の内容が分からない紹介が一言だけ書いてあるそうです。利用する人は、紹介文の言葉を見て自分がピンときた本を1冊借りることができます。「福袋」と聞くだけで、わくわくしますよね。ニュースに映る子ども達も楽しそうに本を選んでいました。家に持って帰り、袋をあけるドキドキ感もこの企画の醍醐味です。自分の好みの本や目的に合った本を選びに行くのではなく、自分が普段手に取らないような意外なジャンルの本と出会える機会にもなり、利用者からもとても人気があるようです。

 また、市内のこども図書館では、今広島市で話題のイベント「菓子博覧会」に合わせ、展示コーナーやホームページでお菓子に関する本がたくさん紹介されています。お団子、ポテトチップス、ケーキの絵本や、お土産や名産の大図鑑など、おいしそうで楽しそうな本がたくさん紹介されており、実際に借りることもできます。  
もうすぐ連休に入ります。こども図書館は、菓子博覧会の会場の目の前にありますので、足を運ばれてはいかがでしょうか。読書週間を機に、ぜひ色々な本を楽しんでもらいたいと思います。

 低学年部は、来週からゴールデンウィーク休みに入ります。お休み中、読書だけでなく、遠出して、いろんなものを見たり聞いたり、普段できない体験をしたり、有意義に過ごしてください。 

 

(makino)

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音読練習帳のご紹介

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2013年 4月 20日 土曜日 くもり

 低学年部では、これまで音読や読み聞かせの大切さを色々な場でお伝えしてきました。ジュニアスクールでも、授業中に読み聞かせをしており、以前のつれづれ日記でも読み聞かせの様子をご紹介したこともあります。
読み聞かせでは、子どもたちが先生の周りに集まり、先生の読み聞かせを楽しそうに聞いています。みんな読み聞かせの時間が大好きです。

 そういえば、最近こんなユニークなおもちゃがあることを知りました。有名なものなのでしょうか?
約5年前に発売されたおもちゃで「テレしばい」という読み聞かせをするおもちゃです。本体をテレビにつないで使用するのですが、BGMや効果音も流れ、とても臨場感あふれる読み聞かせができるそうです。また、ボイスチェンジとう機能も備わっており、同じ人が話をしてもセリフによって声が変わるのです。これには、驚きです!
音読する大切さは分かっていても、なかなか面倒くさがり取り組まないお子さんや、全く興味をもたないお子さんにお勧めのおもちゃだそうです。
また、意外にもお父さんがはまり、読み聞かせに積極的になったという話も。

 音読の楽しさを知るきっかけは、色々あると思います。「テレしばい」も音読を遊び感覚で楽しみながら習慣づけてほしいという想いから生まれたおもちゃなのでしょう。
私も一度ボイスチェンジは経験してみたいです。

 低学年部では、お子さんにスムーズで確実な黙読ができるようになるため、その基礎となる音読を推奨しています。お子さんには、副教材として、毎月1冊ずつ音読練習帳をお渡ししてご家庭で取り組んでいただいています。
 
 練習帳には1週間に5日間のペースで取り組んでもらえるようにお話が用意されています。なかなかご紹介する場がないので、存在すら知られていないかもしれませんが、音読練習帳には、こんなキャラクター達も登場し、みなさんと音読マスターを目指し練習していきます。おんどくん

 音読練習帳は楽しいお話にたくさん出会える機会となると思いますので、ぜひ、おんどくん達と音読を楽しみ、また物語そのものを楽しみながら取り組んでいただければと思います。

 

(makino)
 

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視点を変えて

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2013年 4月 10日 水曜日 くもり

 エッシャー 子どものころ、エッシャーの作品やだまし絵が好きでした。エッシャーの「滝」と「上りと下り」の二つの作品を見た時、衝撃を受けたことをよく覚えています。ずっとその絵を見て、「どうなってるの!?」と不思議でならず、絵に見入っていました。美女と老婆また、授業で、だまし絵を見せられた時、「女の人!」「老婆!」など視点を変えると新しい形や絵が見える瞬間に「見えた!!」と大きな喜びや面白さを感じていたこともよく覚えています。

 

 今回3年生の「かたちの形」では、図形を見て、三角形と四角形がいくつずつ隠れているか探してもらいました。
下の図にいくつの三角形と四角形が隠れているかわかるでしょうか。三角形と四角形

答えは、三角形四角形ともに、12個ずつあります。

 このような問題を解くためには、前述のように、いかに視点を変えて一つの図形をみることができるかがポイントになります。小さな図形を組み合わせ、大きな三角形や四角形が隠れていることに気付いたり、同じ形でも異なる向きの図形に気づけると、より多くの形を発見できます。

 今回、初めてこのような問題に取り組んだ子もいました。小さな三角形はすぐに見つけられましたが、大きな三角形をなかなか見つけられません。それでも、子ども達はゲーム感覚で楽しみながら「隠れた図形」を探していました。「かたちの形」は70分授業の終わりに取り組むため、集中力がきれてしまうこともあるのですが、この日一番の集中力を見せてくれました。黙々とプリントに見つけた図形に色を塗っていき、時々「あった!」と声がします。一つでも、新しい図形の形が見つかれば、その形を回転させた形が隠れていないかチェック。一気に4つ新しい図形を見つけることができた時はとても嬉しそうでした。
 しかし、残念ながら、今回は三角形と四角形の両方の数を見つけ出せた子はいませんでした。特に四角形の場合、三角形より頂点の数が増え、より多様な形に変形するので、一つ一つの形を見つけ出すことが難しいのです。四角形12個全部を誰も発見できず、授業終了時間になってしまいました。それでも、「お家で探そう!」と張り切ってプリントを持ち帰ってくれました。
 今回、授業終了時間まで本当によく粘ってたくさん考えました。なにより、視点を変えるということを楽しんでもらえたことを嬉しく思います。
このような問題は、今後も時々登場するので、是非、次回挑戦する時は、全員全問正解を目指し、がんばってもらいたいと思います!

 

(makino)
 

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春期講座の様子をご紹介します。

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2013年 4月 3日 水曜日 晴れ

 先週の1年生玉井式春期講座に続き、今週からは2・3年生の春期講座が開講しました。
今回は2年生の春期講座初日の様子をご紹介します。
 今回は、線分図とカレンダーの学習をしました。つい先月まで1年生だった子ども達にとって、線分図の単元は難しい内容だったと思います。
線分図

 まず「きほんのおはなし」で、線分図の意味を確認しました。先生の説明を一生懸命うなずきながら聞いています。その後、実際に問題に取り組んでみたのですが、線分図の問題に初めて取り組むうえ、□を使い式をたて、さらに100をこえる計算を解かなくてはなりません。学校で習っていない内容が盛り沢山だったので、初めはほとんどの子が苦戦している様子でした。図を見て□に当てはまる数は分かるのに、途中式の書き方がわからない!という子も多くみられました。しかし、図を理解し、さらに自分が考えたことを表現することはとても大切なことです。考え方を何度も繰り返し確認しながら類似問題に取り組むうちに、時間はかかりましたが自分で表現できるようになれました!素晴らしい頑張りでした!
 

 「ものがたり算数」では、「きほんのおはなし」で学んだ線分図の問題に加え、カレンダーの問題に取り組みました。今回のお話は、お城の遣いからドレスを作ることを頼まれた主人公のお母さんが、カレンダーを見ながら作業の予定を立てている場面です。長女のメアリーは、お母さんの予定を聞き、カレンダーに印をつけるお手伝いをしています。
カレンダーお話に沿って、子ども達にもカレンダーに○や△をつけてもらいました。「今週はどこからどこでしょうか?誰か前にきて、指さしてください!」という先生の声掛けに、一斉に手があがりました。線分図の問題に対し、こちらの問題は簡単だったようで、どんどん勢いよく発表してくれます。指名された子が前に出て、今週を指さしていると、すぐさま「来週はその次の週よ!」と他の子が発表してくれました。今度は、「来週の次の週は何というかわかりますか?」と先生に尋ねられました。この質問にも「わかる!」と手が挙がり、誇らし気に「再来週」と答えてくれました。カレンダーについてはみんなバッチリの様子です。

 一通りカレンダーについて学習すると、一人の子がこんな質問をしました。
「再来週の次ってなんて言うの???」
思わぬ質問に授業一時中断し、みんなが真剣に考え始めました。
そして、しばらくして「ん~…ささ来週??!」「そうだよ!再々来週!」という結論に。「え~ささ来週?なんてある?」と不思議がる子もいます。そこで、先生がみんなの疑問を調べてくることになり、とても楽しみに帰っていきました。「ささ来週」・・・果たして存在する言葉だったのでしょうか??
初日を終え、あっという間に本日が春期講座最終日です。3日間の講座はいかがでしたでしょうか。「あっという間に終わった!!もっと勉強したい!」など感じていただけたなら、とても嬉しく思います。来週からいよいよ学校が始まります。今回の講座で学んだことや勉強への意欲を活かして、学校生活もがんばってください。

 

(makino)

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