保護者参観のアンケートをご紹介します

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2013年 10月 30日 水曜日 晴れ

 前回まで、玉井式の保護者参観の様子をお伝えしました。先週実施しました3年部の保護者参観をもちまして、2013年度のすべての参観を終了しました。お忙しい中ご参加いただき、ありがとうございました。今回は、保護者の方からいただいたアンケートを一部ご紹介します。

映像や具体物を使って、分かり易く授業が進行されていて大変よかったです。設問や長文の意味を読み取る、じっくり考えると いうことを定着させたいと思っているので、今日の授業を参考にして家庭で取り組みたいと思います。

動いているキャラクターを初めて拝見しました。大きな瞳にインパクトがあり、子ども達もより惹きつけられるだろうと思いました。楽しい気分で学習できますね。参観アンケート

子ども達が興味を持ちやすいお話だと思いました。わが子の手悪さや字が汚ところが気になります。なかなか直すには時間がかかると思いますが、注意していただければと思います。

初めての参観でしたので、少し緊張しているように見えました。アニメでのヒントなどは分かり易く、図形などがすっと頭に入ってきて良いと思いました。

一人一人に声をかけて授業を進めていかれているので、安心感が持てました。答えが間違っているときも、どこが誤ったのかが子ども達自身に気を付けるように、全員で考える機会を持つ授業でよかったと思います。

自信がなさそうに手を挙げている様子は、理解できていないようにも見えました。家では宿題をはじめると何となくできているので、もっと自信をもってくれると嬉しく思います。気長に見守っていただけると幸いです。

手はよく挙げるのですが、あまり理解もせず適当に答えている気がしました。最後まで聞いてから答えを書かせるようにしたいと思いました。

テキストを見るだけでは、「本当にこの難しい問題を子どもが理解して解いているのか、やり方だけ暗記しているだけではないのか」と思うくらいうちの子には難しいと思っていました。でも、いつも家で宿題をする様子をみると理解できているみたいです。今日の参観で、とても分かり易く指導してくださっているからだと分かりました。家で丁寧に教えるのは正直なかなか難しいので、「丁寧な復習」を心がけようと思います。

 ごく一部のご紹介となりましたが、他にもたくさんのご意見やご感想をいただきました。
いただいたご意見には、子ども達が授業に取り組む姿勢やナビゲーターの指導の仕方を見て、今後ご家庭でどのように声掛けやサポートをしていくか見出せたというご意見が多く見られ嬉しく思いました。保護者参観は年に一度ジュニアスクールと玉井式の各講座でそれぞれ実施しています。授業内容や授業に取り組む様子をみていただける貴重な場として、今後も是非ご参加ください。

 

(makino)

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玉井式3年部の授業参観を実施しました

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2013年 10月 24日 木曜日 雨

 先週をもちまして、玉井式保護者参観を終了しました。保護者の皆様には、お忙しい中お越しいただき、心より感謝申し上げます。
今回は、先週実施しました3年生の保護者参観の様子を一部ご紹介します。

   クッキー

 授業が始まると、まず先生がクッキーがたくさん並んだイラストを黒板に貼り、「おいしそうなクッキーがならんでいます。実は、並び方のきまりがあるけど、わかるかな??黒板に続きを並べてください!」と投げかけました。子どもたちは、一斉に黒板の前に並びました。一人一つずつクッキーのイラストを慎重に選んでは黒板に貼り、みんなで協力して続きを作ります。きまりに気づいて並べたか先生に尋ねられると、「『丸、四角、四角、三角、丸』がずっと繰り返されている!」と子ども達が言います。本当にその通りに並んでいるか、全員で声を合わせてクッキーの順番を確認すると、どれも正しく並べられていました。難なくきまりを見つけることができました。では、今日の本題はここからです。
「このきまりが分かったら、例えば、ずーっと先の70個目のクッキーの形もすぐに分かる預言者になれます!」と先生が言うと、「え~うそ~!?」と、“預言者”という特別な能力に興味深々です。早速、問題に取り掛かりました。

 まずは、先程のクッキーの列をもとに、左から数えて25番目のクッキーを考えます。イラストは途中までしか描かれていないので、どの形が25番目にくるのか分かりません。イラストの続きを描かず、算数の力を使って式を立てて考えるよう先生に言われ、各自でしばらく考えます。すると、すぐに何人か何か閃いたようで、式を書き始めました。全く鉛筆が進まない子には、先生が「さっきみんなが見つけたきまりは、5個で1つのグループだったよね。クッキーは全部で25個並んでいます。それを利用すると分かります!」と助言すると、同じく式を書き始め、ほとんどの子が「25÷5=5」と答えていました。大正解です!でも答えは「5」ではありません。クッキーの形が結局何になるのか問われています。全体でイラストを見ながら、「5個ずつのグループに分けて5つのグループができたから、5グループ目の終わりのクッキーが25番目だから、答えは…。」と考え方を確認すると、全会一致で「丸いクッキー」と答えてくれました。一見難しそうな問題ですが、丁寧にイラストを用いて説明することで、よく理解できました。

 「ものがたり算数」では、類似問題に取り組みましたが、今度は余りが出るわり算の場合について考えました。今回のお話は、ねこ族のメイドが、色々な形に切った布をリボンに縫いつけている場面です。「ハート、星、星、月」の順で4つずつ繰り返し縫い付けていきますが、子ども達には15番目に縫い付ける形は何か考えてもらいました。考え方は、「きほんのおはなし」で学習したので、「15÷4=3あまり3」と式と答えは簡単に出ました。ただし、今回の問題は、答えの形を考えるために「あまり3」の意味を理解しなくてはいけません。「15この形の中に3グループあることは分かりましたが、『あまり3』ってなんだろう?」と先生が尋ねます。難しいかなと思いましたが、子ども達はすぐに手を挙げ、「4グループの3つ目!」としっかりと意味を答えてくれました。あっという間に答えが出たので驚きました!改めてイラストを使って確認すると、確かに「あまり3」は4グループの3つ目となり、答えは「星」となります。もうどんな先の形でも、わり算をうまく利用して答えられる「預言者」になれたようです!リボン

 3年生は、後期に入ると難しい単元が増えてきます。単元によっては理解できず一苦労する子もいます。一方で、問題が難しい分、理解できた時や一人で解けるようになった時自信や喜びとなり、それが次の問題へのやる気に繋がっていきます。ぜひ、基本がしっかりと押さえられたことや難しい応用問題を解けたことなど、一つ一つを褒めてあげていただければと思います。

(makino)

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玉井式2年部の授業参観を実施しました

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2013年 10月 17日 木曜日 晴れ

 今週、急激に寒さが身に染みるようになり、ようやく秋を感じるようになりました。
引き続き玉井式では、授業参観を実施しています。先週は、玉井式2年部の保護者参観を実施しましたので、授業の様子を一部ご紹介します。

 今回、2年生は「水のかさ」について学習しました。まずは、色々なものにかさの単位が表記されていることを知ってもらうため、先生が用意した実物を子ども達に見てもらいました。ペットボトル、牛乳パック、洗剤など…「mL」や「L」を見つけると、「あった!!」とみんな大喜びです。また、おなじ量のものでも、「1L」と「1000mL」「1ℓ」など異なる単位で表記されていたり、「ℓ」の表記の仕方が違う場合もあることが分かりました。

 続いて、単位換算について学習します。このクラスの子ども達は、単位換算の基本となる「1L=1000mL」「1L=10dL」についてすでに学校で習っていました。今回は、さらに「mL」と「dL」の関係についても実物を用いながら考えました。
先生が、1Lの牛乳パックと100mLと書かれたカップを取り出し、「1L=1000mLだから、この牛乳パック1本分は、100mLのカップが何杯分でしょう??」と尋ねます。子ども達は、すぐに「10杯分!」と元気よく発表しました。100mLが10杯分で1000mLなので、大正解です!
 さらに先生が、「じゃあ、1L=10dLとさっき答えてくれましたが、牛乳パック1本分は、1dLが何杯分でしょうか?」と尋ねました。この投げかけにも、すぐに「10杯分!簡単~♪」と答えてくれました。そこで、「100mLも1dLも10こ集まると1Lになるということは…2年参観100mLと1dLの量は…」と先生が言いかけなると「同じ!」と子ども達がすぐ反応しました。先程の100mLと書かれたカップを先生が裏返すと、裏側には「1dL」と書かれています。「そう!100mL=1dL、100mL=1dL…ということです!」と、繰り返し先生が言いながら、カップをくるくる回し2つが同じ量であることを視覚的に確認できました。

 「ものがたり算数」では、「割合」につながる問題にも取り組みました。今回のお話は、王国の結婚パレードが行われている場面でした。たくさんの出店が並ぶ中、主人公が香水屋さんに立ち寄り、お店のお姉さんに香水の作り方を教えてもらっています。香水は、「香りのお水」を50mLと「虹色の噴水のお水」を200mL混ぜて作られるそうです。子ども達には、お話に出てきた香水に関する問題に取り組んでもらいました。

 「虹色の噴水のお水」を4dL使うとき、同じ香水を作るには「香りのお水」はどれくらい必要か考えます。問題文を読みましたが、初めは、ほとんどの子が文章の意味を理解できませんでした。2年生にとっては難しい問題なので無理もありません。この問題を解くには、問題文の4dLを見て、「虹色の噴水のお水」が200mLから2倍増えたのだと気づき、片方の水が増えたからもう片方の水も2倍増やせばよいと理解できれば、答えに辿りつけます。しかし、自力で解くのは大変です。玉井式では、ヒントを活用しながら取り組む問題も多くあります。今回も主人公が再び登場し、両方の水の量を同じように増やしていく様子を図で分かり易く示しながら説明してくれました。2年参観②ヒントをみて、改めて問題に取り組むと、「虹色の噴水のお水」が2倍増えているから、同じように「香りのお水」を2倍すればよいと理解でき、ようやく答えに辿りつけました。よく頑張りました!

 

最後に、先生と水で希釈して作るジュースなど、子ども達にとって身近な例を挙げて振り返りました。ジュースの原液だけ量を増やすと味はどうなる??水だけ増やすとどうなる??と先生が質問しながら、片方の量を増やした場合、もう片方の量も同じ分だけ増やさなくては、同じ濃さのものができないことを子ども達もよくイメージできていました。参観後、保護者の方からのアンケートを見てみると、「難しい内容で感心しました。」という声や「自分の子どもがちゃんと理解できたか少し心配です。」という声がありました。本格的な割合の勉強などは高学年から始まりますので、今のうちはお家の方と一緒に、身近なものでしっかりと感覚をつかんでもらいたいと思います。

次回は3年生の参観の様子をご紹介します。

(makino)

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玉井式1年部の授業参観を実施しました

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2013年 10月 10日 木曜日 晴れ

 先週から3週に渡り、玉井式では保護者参観を実施します。10月第1週目は1年部の参観を実施しました。お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。今回は、1年部の授業参観の様子をご紹介します。

 お金今回は、100までの数のたし算やひき算について学びました。2桁の数同士の計算では、10の位と1の位を視覚的に分かり易くするため、貨幣の教具を用いて学習します。授業では、まず10の位を10キャドリン、1の位を1キャドリンでそれぞれの数を表し、「10キャドリン玉が2枚と、3枚を合わせて、1キャドリン玉を2枚と1枚合わせて…」など、同じ貨幣同士を合わせたり引いたりしながら問題に取り組みました(キャドリン=玉井式の物語の中で用いられる通貨)。式を見るだけでは、難しい問題もありましたが、お金を使うと位を分けて考えやすくなりますし、何より楽しみながら取り組めます。子ども達も楽しそうに貨幣の教具で確かめ、しっかりと基本を押さえることができました。

 続く「ものがたり算数」では、先程学習した2桁の数の構成について、さらに理解を深めました。今回のお話は、主人公達が飼っている金魚を池で遊ばせようと、複数の池の場所が記されている地図を見て、どこで遊ばせるか相談しています。地図の池には、10匹の魚を表す「丸で囲まれた魚のマーク」と、1匹の魚を表す「丸で囲まれていない魚のマーク」と「カニのマーク」が描かれ、池の魚の数を示しています。今回は、アニメに沿って、この地図を見ながら問題に取り組みました。

 子ども達には、金魚を遊ばせることができる池の条件を読み、全ての条件を満たす池を選択してもらいました。中には、「小さな魚が20匹以上いる」というような考えさせられる条件もあります。子ども達は、まず「以上」という意味を先生と確認し、地図の魚のイラストをよく見ながら、条件に合う池を選んでいきました。難しい問題でしたが、どの子も10匹を表す魚のマークと1匹を表す魚のマークの違いをしっかりと識別し、各池の魚の合計を求めることができたようです。答え合わせで先生が「この池はどうですか??」とそれぞれの池が条件を満たしているか問いかけると、魚「だめ!丸がついた魚が1こと、ついてないのが8こだから20匹以上じゃない!」など、しっかりと説明してくれました。なかなか難易度の高い問題でしたが、ゲーム感覚で楽しみながら答えに辿りつくことができました。

 1年生にとっては今回が初めての参観でしたが、いかがだったでしょうか?保護者の方のアンケートには、「普段学校では消極的なのに、今日は積極的に発表していて驚きました。」という嬉しい感想も見られました。塾での参観では、学校とはまた違ったお子さんの姿が見ることができるかもしれません。貴重な機会ですので、是非より多くの保護者の方にお越しいただきたいと思います。

 次回は、2年部の授業参観の様子をご紹介します。

 

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パズル道場の様子をご紹介します

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2013年 10月 4日 金曜日 晴れ

 後期講座が始まり、早いもので1ヶ月が経ちました。この時期、運動会がある小学校が多いようです。先日パズル道場の授業に参加してきましたが、パズル道場に通っている子ども達の中にも、もうすぐ運動会があるから一生懸命練習しているという子がたくさんいました。

 ただ、中にはほぼ毎日習い事に通っている子もいます。学校の授業に加え、連日続く運動会の練習と帰宅後の習い事で、とても疲れている様子でした。授業の初めに、ウォーミングアップのため全体で練習問題に取り組むのですが、他の子ども達は勢いよくプリントに取り組み、先生に丸をもらいに行くなか、その子は書いたり消したりを繰り返すばかりでした。疲労からやる気もなかなか出ないようです。

 子ども達が、毎回の授業に元気な顔で来てくれるといいのですが、なかなかそうもいきません。それぞれの事情により、今回の子のように元気がないこともあります。

 パズル道場では、自分のペースで昇級を目指して取り組む講座なので、周りの子と進度を合わせたり、競い合う必要はありません。毎回の授業で、課題や目標を各自で考え取り組みます。そのため、その日の自分の状態に合わせて課題や目標を考えることもできます。

 授業が始まった時は、やる気がほとんど湧かない様子だったその子も、「せっかく頑張って教室まで来たのだからがんばろう!」と先生に励まされ、課題を決めていきました。そして、今回は色々な課題に取り組むのではなく、積み木の数を数える課題に絞って取り組むことにし、少しずつ進めていきました。その後、その子が課題に取り組む様子を見ていると、度々息をつき何度も集中し直しながらも、がんばって進めていました。
残念ながら、昇級を目指し最後に受けた検定は、惜しくも数問間違えてしまったので、今回昇級はできませんでしたが、自分ができるところまでよくがんばってくれました。

 パズル道場では、算数のセンスや図形感覚を養うだけでなく、自己管理や自律など生活面で大切なことも身に付けていきます。休んだり、もうひと踏ん張りしたり、自分の状態に合わせてやるべきことをこなしていくということは学校生活でも、大人になってもずっと求められます。パズル道場を通して、子ども達にそのような力も身に付けてもらいたいです。パズル道場自律

(makino)

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