パズル道場の様子をご紹介します

罫線

2013年 10月 4日 金曜日

 後期講座が始まり、早いもので1ヶ月が経ちました。この時期、運動会がある小学校が多いようです。先日パズル道場の授業に参加してきましたが、パズル道場に通っている子ども達の中にも、もうすぐ運動会があるから一生懸命練習しているという子がたくさんいました。

 ただ、中にはほぼ毎日習い事に通っている子もいます。学校の授業に加え、連日続く運動会の練習と帰宅後の習い事で、とても疲れている様子でした。授業の初めに、ウォーミングアップのため全体で練習問題に取り組むのですが、他の子ども達は勢いよくプリントに取り組み、先生に丸をもらいに行くなか、その子は書いたり消したりを繰り返すばかりでした。疲労からやる気もなかなか出ないようです。

 子ども達が、毎回の授業に元気な顔で来てくれるといいのですが、なかなかそうもいきません。それぞれの事情により、今回の子のように元気がないこともあります。

 パズル道場では、自分のペースで昇級を目指して取り組む講座なので、周りの子と進度を合わせたり、競い合う必要はありません。毎回の授業で、課題や目標を各自で考え取り組みます。そのため、その日の自分の状態に合わせて課題や目標を考えることもできます。

 授業が始まった時は、やる気がほとんど湧かない様子だったその子も、「せっかく頑張って教室まで来たのだからがんばろう!」と先生に励まされ、課題を決めていきました。そして、今回は色々な課題に取り組むのではなく、積み木の数を数える課題に絞って取り組むことにし、少しずつ進めていきました。その後、その子が課題に取り組む様子を見ていると、度々息をつき何度も集中し直しながらも、がんばって進めていました。
残念ながら、昇級を目指し最後に受けた検定は、惜しくも数問間違えてしまったので、今回昇級はできませんでしたが、自分ができるところまでよくがんばってくれました。

 パズル道場では、算数のセンスや図形感覚を養うだけでなく、自己管理や自律など生活面で大切なことも身に付けていきます。休んだり、もうひと踏ん張りしたり、自分の状態に合わせてやるべきことをこなしていくということは学校生活でも、大人になってもずっと求められます。パズル道場を通して、子ども達にそのような力も身に付けてもらいたいです。パズル道場自律

(makino)

トップに戻る