台風に名前?

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2013年 9月 4日 水曜日

 昨日から、いよいよ低学年部の後期講座を開講しました。あいにく開講初日は、広島にも台風が接近し、天候は大荒れでした。当日の授業は無事開講できましたが、残念ながら天候の影響により、お休みされたお子さんもいました。通学に危険を感じられた場合は、無理をせずお休みください。また、当社では、警報が発令した場合にHPやお知らせメールでご報告しています。他のメディアなどの情報と併せて参考にされながら、当日の通学をご判断ください。

 台風について、気象庁のHPに台風の一生や仕組みについて紹介されていました。読むと、なるほど…と知らなかったことも多くありました。一つご紹介すると、日本では、毎年最も早く発生した台風を第1号とし、その後の台風を発生順に番号をつけていますが、実は、2000年から北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、台風委員会(日本を含め14か国が加盟)という政府組織により、各加盟国が命名した140個の名前を発生順に付けているそうです。

 カンボジアが命名した「ダムレイ(=象)」を第1号につけられて以降、約5年で140個の名前を一巡し、再び「ダムレイ」の名前に戻ります。日本は、「やぎ」「てんびん」「わし」など星座の名前が採用されています。このようなアジア名をつけるようになった理由の一つに、なじみのある呼び名を付けることによって、防災意識を高める目的があるそうです。「今回の台風やぎの勢力は四国を通過し…」などいつかニュースなどで耳にする日がくるのでしょうか?

 台風そのものは恐ろしいですが、調べていくと興味深い一面も。今回、思わずブログに書いてしまいました。ちなみに、広島市内には「江波山気象館」という施設があり、気象にまつわることを色々と学べます。体験コーナーでは、通常の風速から台風の風速まで体感できたり、台風の目の中を観察することもできます。一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


次回から、後期の授業の様子をご紹介していきます。

(makino)
 

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後期講座開講します!

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2013年 8月 28日 水曜日

 長かった夏休みももうすぐ終わり、いよいよ新学期が始まりますね。すでに今週始業式を終えた学校もあるようです。今回は、夏期講座の総集編として、講座を担当したナビゲーターのアンケートをご紹介します。

★ 最初は緊張していましたが、挙手もあり徐々に積極的に発言してくれました。音読もきれいに声がそろっていて、良い雰囲気のなかでの授業ができました。
 間違えたお子さんが一瞬泣きそうになりましたが、「難しく考えすぎただけだから気にしないでいいよ!」と声をかけると笑顔になりました。どんどん手を挙げて発表することが大事!と念を押しました。
 とても落ち着いて学習できました。始業20分前には教室に上がるようにしましたが、すでに半数のお子さんが席についており、授業開始10分前には、ほとんどそろっていました。みんなきちんと座って授業の始まりを待っていました。「後出しジャンケン5連発」をしたり、夏休みの予定を言い合ったりして開始時刻はまだかまだかと待っていました。
 数日通うと、だいぶリラックスできるようになりました。私語もなく、よく発表もしてくれています。「どう?塾は疲れますか?」と帰りにきいたら「学校より楽しい!」といってくれるお子さんが大勢いました。国語も算数も活き活きと勉強できました。
 発表したくてたまらない様子のお子さんが多いので、どんどん発表してもらいました。初めは分からない箇所も、図を描いたり少し一緒に考えたりすると理解でき、喜んで解いていました。
 答えあわせの時、「合ってるかな、どうかな?」と顔の表情が丸を期待する1年生らしく、とてもほほえましかったです。授業を最後までがんばれました。考えてできた時の子供の顔の表情は本当にいいですね。自信が持てたお子さんは、発表の声が大きくなりました。子ども達のそんな良い変化があると、こちらも嬉しくなります。

 アンケートや講師の話から、子ども達が楽しんで勉強する様子や真剣に授業に取り組む子がうかがえ嬉しく思いました。夏休みで一つでも得られたものを2学期からの生活にぜひ活かしてください。

さて、来週から低学年部の授業も再開します。すでに通学しているお子さん、後期から通学するお子さんがいますが、自分のペースで一つ一つ丁寧に学んでいきましょう。後期から通学してみようかと悩まれている方、ぜひ一緒に楽しく勉強しませんか?ジュニアスクール・玉井式ともに各クラス定員に達するまで、随時受け付けています。また、玉井式三篠校2年部は、おかげさまで水曜・土曜クラスが定員に達し、後期から木曜(16:00~17:10)に新クラスを増設しました!今後も、よりたくさんのお子さんに通学してもらえればと思います。ご希望の方は、本部事務局までご連絡ください(^^)
 

(makino)

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夏期パズル道場の様子をご紹介します

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2013年 8月 21日 水曜日

 お盆が明け、また校舎が賑やかになりました。低学年部では、昨日から2日間、三篠校と五日市校でパズル道場を実施しています(明日から2日間は広島校、己斐校の2校舎で実施します)。昨日、初日のパズル道場の教室へ行ってきましたので、講座の様子をご紹介します。

 初日の授業では、ペーパーパズルと教具パズルに取り組んでもらいました。ペーパーパズルでは、1人1冊ずつテキストを配り、自分で問題を選びながら解いていきます。そして、1ページ解き終えるごとに先生に丸つけをしてもらい、全て正解すれば他のページに進めるという形式です。開始の合図と同時にどの子もよく集中し、黙々と取り組んでいました。

 しかし、初めてパズル道場を受講する子にとっては、中には思うように解けない問題に直面することもあります。子ども達の中には、紙折りの問題(折り紙を折って一部切り取り、再度開いた時の形を考える問題)など、なかなかイメージできず、ずっと手が止まってしまっている子もいます。そのような場合は、教室の後ろに折り紙やサイコロなど、色々な教具が揃えてあるヒントコーナーを利用してもらいました。紙折りの問題で苦戦していた子とヒントコーナーへ行き、折り紙とはさみで実際に形を作ってみることにしました。慎重に、折り紙の折る向きなど折り、問題のように切りとって開くと、「あ~!」ととてもすっきりしたようです。すぐに答えを書き込み、先生にもっていくと見事合格をもらえました。各自時間いっぱい、一生懸命問題に取り組めました。

 夏パズル(タングラム)後半では、「タングラム」、「カエルさんジャンプ」、「フォーキューブ」など教具パズルに取り組んでもらいました。後半も前半と同様に、各自で取り組むパズルを選んでもらいます。三角形と四角形に切り分けられた木のパズルを元の枠に戻す「タングラム」や、カエルの教具を指で跳ねさせ、バケツにうまく入れる「カエルさんジャンプ」は、子ども達から人気があり、開始の合図と同時にすぐにいっぱいになりました。

 ナインキューブ(写真)一方、「フォーキューブ」は、難易度が高く、子ども達も一度は挑戦してみるものの、多くの子が断念しやすい教具です。このパズルは、各面に色がついた4つのキューブを2列に並べ、面ごとに色をそろえるパズルなのですが、面の外側の面だけでなく、キューブを2つずつに分けた時の切り口の面まで色が揃うように組み合わせなくてはいけません。外側はそろえる事ができても、切り口の色まで全て揃えるとなると、大人でも苦戦してしまいます。今回、私も挑戦しましたが、とても時間がかかりました。

 このフォーキューブにひたすら取り組む1年生の男の子がいました。先生の開始の合図と同時にフォーキューブに取り掛かると、ずっと試行錯誤を繰り返しています。隣の席にもう一つフォーキューブを用意してあったので、他の子も挑戦するのですが、しばらく粘ると、やっぱり別の教具へ移っていきます。それでも、その子だけは、終始「フォーキューブ」にかじりつき奮闘していました。終了時間の直前に、ようやくその子が「先生!できたよ!」と大きな声で呼び、確認すると、本当にすべての面を自力でそろえることができていました!その子が持つ集中力の高さと粘り強さに、とても驚かされました。

 夏期パズル道場は、本当にあっという間に終わってしまいますが、その分、考えることの楽しさや閃いた時の喜びを沢山実感してもらえるよう、中身の濃い講座を準備しています。一つ一つのパズルを自分のペースで楽しんで、考える力を身につけてもらえればと思います。

 

(makino)
 

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夏期講座の様子をご紹介します(読み聞かせの時間)

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2013年 8月 8日 木曜日

 先日見てきた夏期講座のクラスで、予定より早く授業が終わりました。そこで、残り時間で読み聞かせをすることになりました。前回、前々回と夏期講座の授業の様子をご紹介してきましたので、今回は、読み聞かせの時間の様子をご紹介します。地獄のそうべえ表紙

 その日は、先生が本を数冊用意していたので、子ども達が1冊選ぶところから始まりました。今回、子ども達の目に留まった絵本は、「地獄のそうべえ」という絵本でした。ロングセラー作品なので、ご存じの方も多いかもしれません。作者の田島征彦さんは、画家であり、絵本作家です。真っ赤な炎と鬼が描かれた迫力のある表紙を見て、どんな恐ろしいお話だろうと子ども達は興味津々です。クラスの意見はすぐにまとまりました。

 物語は、主人公の軽業師そうべえが「とざい とうざい。かるわざしの そうべえ。いっせいいちだいの かるわざでござあい。」と軽快に綱渡りをする場面から始まります。上方落語が題材となっている作品なので、普段自分達が使っている言葉とは大きく異なる上、関西弁の会話が行き交うことが新鮮に感じたようで、子ども達はすぐにお話に魅かれていきました。

 綱渡りをしていたそうべえですが、お話が始まって間もなく綱から落ちて死んでしまいます。あの世へ行ったそうべえは、山伏ふっかい、歯ぬき師しかい、医者ちくあんに出会います。4人は一緒にえん魔大王のもとへいくと、各々の罪を言い渡され、4人そろって地獄へ送られることになってしまうのです。

 さて、いよいよ地獄へ行く場面です。子ども達もこの時を待っていたようで、自然と体勢が前に出て、乗り出して見ています。前の子が乗り出し、後ろの子は本が見えにくくなったため、左右に頭を傾けながら一生懸命覗き込んでいました。どの子も続きがとても気になるようです。どんな恐ろしい地獄が待っているのでしょうか…。

 と思いきや、お話は意外な展開に。
地獄へ行った4人に、えん魔大王があれこれの罰を与えますが、それぞれがもつ知識や能力を活かすと、どの罰も難なく乗り越えてしまいます。それどころか、楽しい娯楽になってしまうのです。鬼に食べられてしまっても、4人はお腹の中で好き放題。特にこの場面を子ども達は気に入ったようで大爆笑でした。よっぽど笑いのツボにはまったらしく、しばらく笑いが止まりませんでした。お話が終わると、「地獄は怖いけど、この4人とならいってもいいかも♪」など、色々と感想を言い合う姿が見られました。読み聞かせがきっかけで、夏休みの間、色々な絵本や本を読むきっかけになれば嬉しいです(^^)

 早いもので、今週で低学年部の夏期講座を終了します。数日間ではありましたが、楽しく勉強できたでしょうか?夏休みも残り半分程になりました。まだまだ、勉強や読書や遊びなど、色々なことができます。一つ一つをしっかり楽しみ、有意義な夏休みを過ごしてください。

(makino)

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ジュニアスクール夏期講座の様子をご紹介します(アクロスチック)。

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2013年 7月 31日 水曜日

 夏期講座も折り返しにさしかかりました。季節講座は、始まったかと思うと、本当にあっという間に終わってしまいます。子ども達も、クラスの雰囲気や授業に慣れてきたようです。今回は、ジュニアスクール2年生の夏期講座の様子(国語)をご紹介します。

 今回、国語の授業は、なぞなぞから始まりました。先生が黒板に書いた言葉が誰のことなのか考えてもらいました。
やさしい
まんまるい顔
ダンスが得意

 答えが分かりましたか?初めの文字を順に読んでいくと…「やまダ(山田)」と答えが浮かびあがってきます(答えとなる名前は、先生の名前で文を作ってもらいました。「山田」は仮名です)。

 今回の授業では、「アクロスチック」という手法を使いながら、作文に取り組んでもらいました。「アクロスチック」とは、言葉の頭文字を繋いで読むと他の言葉が出てくる、一種の折り句のことです。日本では、古くから言葉遊びの一つとして親しまれ、和歌等にも用いられています。「あいうえお作文」と耳にされたことがあるかもしれません。

 アクロスチックの手法について学んだ後、子どもたちにも自分の名前を折り込んだ文を作ってもらいました。担当した講師のアンケートから授業の様子を少しご紹介します。

最初は、とっつきにくく、筆が進まないお子さんが多かったのですが、早くできた人に発表してもらい、「いいねー!」とほめると、だ  んだんみんな書けるようになっていきました。文をお話のようにしたり、かなり工夫できているお子さんもいました。ほめたり、びっくりしたり、笑ったりしつつ、みんなで完成した文を読んで鑑賞するうちに、すごく盛り上がりました。

導入でなぞなぞを黒板に書くと、すぐに私の名前だと気づいてくれました。いざ、自分の名前で自己紹介文を作ってもらうと、すらすらかけて、他のパターンや自分以外の名前で紹介文を書くお子さんと、四苦八苦するお子さんがいて個人差がありました。最後に自作の紹介文をほとんどの子が読みあげてくれ、大変盛り上がりました。

 自分の名前にある文字から始まる言葉をたくさん頭に思い浮かべ、その中から文になるように言葉を選ぶことは簡単なことではありません。さらに、選んだ言葉と他の言葉を結び、一つの文章を作りあげなくてはならないため、初めは苦戦した子もいたようです。それでも、自分が知っている語彙をあれこれ一生懸命頭に思い浮かべながら、なんとか文を完成できました。

 アクロスチックで作文することを通して、文が言葉の組み合わせからできているということを感覚的に理解できます。これは、後々文の構成力にもつながります。慣れてくると、ゲームや大喜利のような感覚で取り組めるので、夏休みにお友達などと遊びながら取り組んでもらえればと思います(^^)

アクロスチック

 

(makino)

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