空想しよう!

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2014年 10月 30日 木曜日

1030『朝、学校に行ったら、学校がなくなっていて、ジャングルになっていました』

 

こんなことが起こったとしたら、あなただったらどうするでしょうか?
先日のジュニア3年部の国語では、このような架空の設定から、その先の展開を自由に想像して、作文を書いていきました。

~ナビゲーターの授業アンケートから~
★「ジャングルになっていました」から、さまざまな発想がでました。「ターザンと遊ぶ」「つるでブランコを作って遊ぶ」とうれしそうに発表してくれました。

★自由にお話を作るのは楽しそうでした。「川でおぼれたねこを助けたら、ねこからの恩返しがあった…」「さるが木から落ちてしまったのは、さるすべりの木ですべってしまったから…」というものなど、キャラクターにせりふを入れてみたり、おもしろおかしい流れにしてみたりと、みな工夫していました。クラスの爆笑をかう作品もありました。

★お互いの話を発表しあい、「○○のところが面白い」「××もでてきたね。たくさん登場してきてにぎやかで楽しいね」など一人一人を評価しました。最後にナビゲーターが作った空想文を読み聞かせると、笑いながら聞き、参考になったらしく、「もっと長くなってもいいですか?」等と笑いながら再び集中して文作りをしていました。


この授業の面白いところは、「始めに起こったことが同じでも、人によってその後どうするかが違うこと」「さらにそれからどうなるかも違ってくること」です。子どもたちもお互いに発表をききながら、自分とはちがったお友達の発想や展開に、おおいに刺激を受けたのではないでしょうか(*^^*)

(S.M)

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おなじことば? ちがうことば?

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2014年 10月 17日 金曜日

あめ

という言葉を見て、みなさんは何を思い浮かべるでしょう。
「あまい、おかしのあめ」・・・ それとも「空からポツポツ降ってくるあめ」でしょうか。

あめ

先日のジュニアスクール3年部の授業では、「同じことば?ちがうことば?」というテーマで、同音異義語や多義語について学習しました。
日本語にはひらがなで書くと同じ!という言葉がたくさんあります。たとえば、「のり(糊/海苔)」「かき(柿/牡蠣)」「はし(箸/橋)」など・・・(食べものネタばかり浮かんでしまうのは、食欲の秋だからでしょうか(^_^;))
声に出してみるとアクセントの位置が異なりますし、漢字で表記すると一目瞭然です。でも、ひらがなで書いてあると、どちらの意味をさしているのか分かりませんよね。
授業では、そのような同音異義語をいくつか挙げ、それぞれの言葉の意味をお子さん自身に考え説明してもらいました。

~ナビゲーターの授業アンケートより~
★意味の説明を自分の言葉で考え、自信を持って発表してくれました。「くじ・・・当たると嬉しいもの」のような楽しい説明もありました。

★「つる」の説明では、「鳥のつる」「朝顔のつる」などと発表してくれました。また、「とる」に「~を」「~で」「~に」などの言葉を加えて文を作る問題では、「足がつる、魚をつる」等、たくさんひらめいていました。

★「くじ」の説明が難しかったようで、自分なりの説明をいっしょうけんめい考えていました。「スクラッチみたいなくじ」「ゲームにある当てるやつ」等。また、もう一つの「九時」に思い当たらなかった子が数人いましたが、正解がわかると、「あーなんや、ハハハ」と、わかりやすすぎて気づかなかった自分に対して笑っていました。

ジュニア3年部では、後期に入り「国語辞典」を用いながら言葉の意味について学習してきました。今回の授業でも「言葉っていろんな意味があって面白いな」という興味を引き出すことができたのではないかと思います^^


(S.M)

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間の数は・・・??

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2014年 9月 25日 木曜日

輪っか にしたり・・・。

まっすぐ  にしたり・・・。

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これは、いったい何に使うのでしょうか・・・??

じつは、これは玉井式3年生の植木算の学習の際に使用した教具です。
今回の学習では、「人が5人、3m間隔で立っているときの、はしからはしまでの長さを求める」などの問題に取り組んでいきました。
ポイントとなるのは「間の数」です。人数と間の数の関係に注意して計算していかなければなりません。例えば、5人立っている場合の間の数は4つです。考え方としては、「人数-1」なのですが、授業ではイラストをみながらその関係をたしかめていきました。

そして、先ほどの「木」の教具ですが・・・
こちらは、丸く円のように並んだときの「間の数」を考えるときのヒントとして準備しました。円になると、最後の木と最初の木が同じになるため、木の数と間の数が同じになるのです。頭の中だけだとこんがらがってしまいそうですが、何度も何度もまっすぐにしたり輪っかにしたりして、子どもたちにはその変化の様子を体験してもらいました。

~ナビゲーターの授業アンケートより~
★間の数について体感するために、皆で手をつないで一列になったり円になったりしました。数を数えながら1つずつ問となる所(2人がつないだ両手)を挙げていきました。
★5人並んでいるときの問題は、指を使って、問の数は1つ減っていることを確認し、考えていきました。円になった時の問題では、左右の手の指5本を丸く花のようにして、円の時は、指10本でその間が10個であることを示し「これで考えられるよ」と発言してくれたお子さんがいて、その案も取り入れました。
★円になった木のイラストは、子どもたちに人気で、「最初の木と最後の木は同じ~!」と繰り返しつぶやいていました。illust3944

 

手指を使うというアイデアもすてきですね。すぐに活かせそうです^^

植木算は子どもたちが混乱しやすい内容ですが、このように、工夫を加えたり実物で確かめたりすると、理解もしやすくなり勉強も楽しくなりますね^^*

(S.M)

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後期はじまりました!

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2014年 9月 9日 火曜日

気がつけば、少しずつ暑さが和らぎ、秋の気配を感じられるようになってきましたね。
昨日、9月8日は中秋の名月でした。みなさんのご家庭ではお月見はされましたか? 雲もほとんどなかったので、ぽっかりとうかんだ月がひときわ明るく光っていた気がします。
(ちなみに、暦上では昨日が中秋の名月でしたが、少し形が欠けていました。満月は今日のようです。今夜はまん丸お月さまが見られることでしょう^ ^)0075

さて、低学年も先週から後期講座の授業がスタートしています!

~ナビゲーターのアンケートより~
★長い夏休みも終わり、ちょっぴりお兄さん、お姉さんになっていました。授業をしっかり受け、人の気持ちも思いやれるようになってきています。(玉井式1年生)

★久しぶりの顔ぶれで元気に来てくれて、夏休みの出来事などお話ししてくれました。新しい子も増え、今までとは変わった雰囲気や席で最初は少し緊張していました。「きほんのおはなし」の問題では、九九表を見ながらする子と、もうバッチリ覚えている子とでさまざまでした。どちらもよく出来ていました。(玉井式2年生)

★後期から新しいお子さんが入りましたが、スムーズにクラスに慣れてくれました。前期から通っている子たちともすぐに打ち解け、授業の中で答えや考え方をめぐってお互いに発言によるやりとりも見られました。言葉で考え方を説明する子、かけ算の式を直接使った子など、どのお子さんもしっかりと自分の考えを説明してくれ、「どれもとても良い」というコメントをつけました。「全問正解だあ!」と元気の良い声が返ってきました。楽しい授業になりました。(玉井式2年生)

★元気いっぱいいつも通りの授業になりました。「ものがたり算数」ではDVDを真剣に見ていました。問題では「人口」「予算」など難しい言葉が出てきましたが、言葉の意味もよく理解しておりすんなり解くことができました。・・・が、答えの単位を書き忘れたり漢数字を数字で書いたりとうっかりミスが目立ったので、めんどうがらずにきちんと問題を読んでから最後まで真剣に取り組むように話しました。(玉井式3年生)


楽しい夏休みを終えて、どのクラスも順調に後期のスタートを切ったようです。新しいお友だちが加わったクラスもありましたが、秋からもお互いに良い刺激を与えながら楽しく学び合ってほしいと思います(^^)

(S.M)

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夏期講座「読み聞かせの時間」

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2014年 8月 6日 水曜日

 先日、夏期講座の授業の様子を見に行った際、子ども達のがんばりもあり、授業終了時刻よりもかなり早く学習を終える日がありました。そんなときは、計算プリントに取り組んだり、ナビゲーターと授業のおさらいをしたり、読み聞かせをしたりと、残り時間によって過ごし方も変わります。

 この日は、読み聞かせをすることになりました。何冊か絵本を持ってきたナビゲーターを子ども達が取り囲み、早速どの本にするか多数決をとりました。みんな目を輝かせて本を見比べ、「せーの!」で指をさしました。

 おまえうまそうだな1今回は、インパクトのある題名と迫力満点の表紙に魅かれ、宮西達也さんの「おまえうまそうだな」に決定!「ぼく、これ読んだ!でもこれがいい!」という子もいる程でした(確かに、この本を読むとその気持ちが分かります)。
わくわくしながらナビゲーターの周りに子ども達が集まり、お話が始まりました。

 このお話は、アンキロサウルスの赤ちゃんとティラノサウルスのお話です。大昔、一人ぼっちで卵から孵ったアンキロサウルスの赤ちゃんのところへ、ティラノサウルスがやってきました。大きな体で、目や口も鋭く恐ろしいティラノサウルスは、赤ちゃんをみて、
「ひひひひ…お前、うまそうだな。」と言いました。
すると、アンキロサウルスは、なぜか
「おとうさーん!」と言って、ティラノサウルスにしがみつきました。
意外な展開になりました。お話の中のティラノサウルスも、お話を聞いている子ども達も、「え?」と驚いています。
どうやらアンキロサウルスは、自分の名前は「うまそう」といい、ティラノサウルスは自分のお父さんだから、「うまそう」と自分の名前を呼んだのだと勘違いをしてしまったようです。

おまえうまそうだな3

戸惑いながらティラノサウルスは必死で否定しましたが、アンキロサウルスはすっかりお父さんだと思い込み、結局二頭は一緒に暮らすことになりました。
あたふたするティラノサウルスの様子や意外な展開に子ども達から笑いがおきました。また、一緒に暮らす中で、アンキロサウルスはお父さんから色々なことを学ぶ場面もユーモアいっぱいに描かれており、ページをめくる度に笑顔が見られました。

 しかし、結末に向かうにつれて教室がとても静かになりました。詳しくはご紹介できませんが、最後はせつなさと、不器用なティラノサウルスの大きな「愛」を感じることができます(ぜひ、作品を読んでいただきたいです)。お話が終わった後、しばらく何も言わずにナビゲーターの顔をじっと見る子ども達の姿が印象的でした。各々何かを感じるものがあったようです。

 今回の読み聞かせもとても素敵な時間となりました。ご紹介した「おまえうまそうだな」は、たくさんの方に読まれ、感動を与えた作品です。お話の温かくて大きなテーマは、低学年の子ども達にもしっかりと伝わりました。今回の読み聞かせを機に、夏休みを利用して、好きな本、普段読まない本、今回のような絵本など、ジャンルを問わず色々な本を読み、読書の楽しさをたっぷりと味わってもらいたいと思います(^^)

(makino)

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