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2年生向け季節の本

さあゆけ!ロボット タイトル さあゆけ!ロボット
著者 大石真(作) 多田ヒロシ(絵)
出版社 理論社
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 たっちゃんの家では、引っこしをすることになりました。それで、お母さんはたっちゃんにいいました。
「この家にあるものを、みんな新しいおうちにはこんでいかなくてはならないのよ。たっちゃんも、じぶんのだいじなものを、みんな、このはこの中にしまいなさい。」

 そこで、たっちゃんは、とだなにしまってある自分のおもちゃをダンボールの箱にしまいました。
「新しい家に行ったら、また、このおもちゃたちとなかよくあそぼう……。」

 次の日、たっちゃんの家の前にトラックがとまって、家の中の荷物を全部はこびこみました。そしてトラックは、新しい家に向かって出発!

  しばらく行くと、工事中の道を通りました。道がわるいので、トラックは、ごとん、がたん、……まるで船みたいにゆれました。トラックがゆれるたびに、箱の中のおもちゃたちも、大さわぎです。ロボットは、外のようすを見ようとして、箱から体をのり出しました。ところが、そのとき、トラックがもっとひどくゆれました。ロボットは、箱からトラックの外へ、転がり落ちてしまいました……。

「今まで自分を大切にしてくれた、たっちゃんの家に帰りたい!」工事中の道端に落ちてしまったロボットは、そう強く願い、たっちゃんの家をさがして歩き続けます。しかし、たくさんの事件に巻き込まれ……。ロボットはたっちゃんにもう一度会うことはできるのでしょうか……。
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