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2年生向け季節の本

パンツ・パンツ・パンツ タイトル パンツ・パンツ・パンツ
著者 上坂 むねかず(作)
かわむら ふゆみ(絵)
出版社 小峰書店
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 ぼくは、まつもとゆうすけ。小学一年生だ。きょうは、はじめての遠足で、どうぶつえんにきている。

 おべんとうを食べようと、手をあらったときのことだけど、かばんからハンカチをだしてびっくり。ハンカチじゃなくて、パンツだったんだ。それも、二まい。
「おかあさんがまちがえたんだ」
ぼくは、はずかしくて、すぐパンツをかくしたよ。だけど、どうぶつたちがしっかり見ていたんだ。
「パンツだ。あの子、パンツをもってるぞ」
そして、おりの中から手をのばして、チンパンジーが一まい、クマが一まい、ぼくのパンツをひったくってしまった。

  その日のよる、パンツをはいたチンパンジーのチンパンが、どうぶつえんからぬけだして、ぼくのうちにやってきた。

この後、クマもやってきて、ゆうすけは、パンツをはいたチンパンジーとクマと一緒に暮らすことになります。お父さんは喜んでくれたけど、動物の苦手なおかあさんにばれたら大変。動物がパンツをはくという面白い設定に、思わず笑ってしまう楽しい作品です。
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