トップページ > 読書案内 >
2年生季節の本 > 2年生以前に紹介した季節の本
> みんなのきもち
タイトル | みんなのきもち | |
---|---|---|
著者 | 村上 しいこ(作) 西村 繁男(絵) |
|
出版社 | 学研 | |
ぼくのクラスでは、毎日一人ずつ発表がある。「なにか自分いがいのものの気もちになって考えてみる」という発表だ。しんごうの気もち、公園におきざりにされたかさの気もち、ゴミばこの気もち。いろいろ考えてみたけれど、どうもしっくりこない。自分いがいの気もちになるって、けっこうむずかしいものだ。 家に帰ると、ばんごはんのおかずは、おでんだった。 ぼくがゆぶねにつかっていると、おふろ場の外が、きゅうにさわがしくなった。
おふろの中に入ってきたのは、なんとおでん。ぼくにばかにされたと思って、おしおきをしにやってきたのです。でも、おでんたちのおかげで、ぼくは自分がどんなに悪いことを言ったのか、考えることができました。「相手の気持ちになって考える」自分以外の色んな人と関わっていく中で、忘れてはならないことですね。そんな大切なことを、分かりやすく教えてくれるお話です。
|