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タイトル | 夢どろぼうをおいかけろ | |
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著者 | いわままりこ(作) 茨田茂平(絵) | |
出版社 | 岩崎書店 | |
カッツーン、コッツーン。夜の町にふしぎなくつ音がひびいた。山高ぼうしに青マント。このあたりでは見かけぬあやしい男……。 この男の正体は、大どろぼう。ただのどろぼうではない。とびきり、おもしろいもの、大きなものが大すきで、そんなものならかたっぱしからぬすんでしまうのだ。たとえば、世界でたった一匹しかいないドナパコ水族館の、わらう魚ドレミ。かつて太平洋にあったといわれるムー大陸……。 さて、この大どろぼう。このごろ、ぬすむものがなくなった。「何か、とてつもなくおもしろいものはないかなあ」と、町から町をさまよっていた夜、ある男の子の声を聞いた。 「夕べのゆめ、おもしろかったよね。今夜もまたつづきを見ようね。」
人の夢を次から次へと盗んでいく大どろぼう。とても不思議な結末は、「夢どろぼうが、この後何を見たか、どんな夢をつかんだか。あなたもこの続きを考えてみませんか……」という作者からのメッセージでしめくくられています。お子さんと一緒に、お話の続きを話し合ってみると楽しいでしょう。
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